ドイツ現地レポ
更新2023.11.22
ドイツはオープンカーで通勤する人たちばかり?幸せそうな顔が微笑ましい
中込 健太郎
今年もようやく暖かくなりましたね。皆さんはゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。汗ばむ陽気の日も多くなり、個人的には汗っかきなのでありがたいような面もあるのですが。こういう時期になったらオープンカーの季節の到来ですよね。私もオープンカーに乗っていますが、頭でわかってはいたのですが、実際買ってみて、日常乗って思ったのですが、正直「ここまでいいとは思わなかった」ちょっと想像を超えていました。
(編集部追記:当記事は過去配信した記事の改定版です)
僕のクルマは電動でルーフが開閉するタイプですが、クルマとして雨もよけることができる上に、ひとたび雨の降っていないときにはボタン一つで大きな空があおげ、風と一緒に走ることができる。ああいうクルマに乗れるというのは神のご加護を直に恩恵に預かれることにかなり近い話であり、おそらく昔「王様」といって下々を下に見ていたであろう時代の彼らでさえ味わうことができなかったに違いない贅沢な環境が今や誰でも手に入れられるのですから、いろんなことはあっても今の時代に生まれてよかったと思うのです。
ドイツから、そんなオープンカーで通勤する人たちに関するレポートが届きました。幸せそうな顔をしているじゃありませんか!この女性が運転しているのはフォルクスワーゲンでしょうか。男性の方はポルシェ911のようですね。こうあるべきなんです。屋根が開くクルマに乗っていて、一部のスピードスター/ロードスタータイプのクルマのように簡易型幌で開け閉めに時間のかかるクルマでは仕方ありませんが、よほどのことがなければ、屋根は開けるべきでしょうね。
自動車の歴史を辿ると、もともとは屋根なんてモノはありませんでした。それに屋根がつき便利になりました。オープンカーというのは、その屋根を「もう一度外した」のです。スタイルのため、開放感のため。とにかく、「吊るしのクルマでいい」人のチョイスではないのです。贅沢だし、こだわりだし、だからこそ、あの開放感を享受できるのは、オープンカーに乗っている人の特権だと思うのです。
雨も降っていないのに、いつまでも屋根上げっぱなしで、人ごとのように赤い屋根を下ろした私のシルヴィアヴァリエッタを見ては「ようやるわ・・・」みたいな顔をしてこっち見てくる人のオープンカーを見かけると、すこし苛立ちすら覚えます。「こっち見てないでさっさと下ろしなさいよ、屋根!」と思ってしまうのです。
もっと言うと、屋根下ろす気ないなら、外車王さんでもなんでもいいですが、「とっとと売っちゃえばいいのに!」とすら思うほどです。「やる気がないなら乗らんでよろしい!」この時季、屋根下ろして乗れるのはそれだけで「特権みたいなもの」なのですから。日本もいよいよそういう季節になってきた、といえるかもしれませんね。
今回現地からレポートのあったドイツでオープンにして通勤する人の光景。やはり同じように、この写真の方達が特殊なのかと思ったらそうでもなく比較的一般的なのだとか。そういえば、日本では限られた人の為のスペシャルなグレードというラインナップ構成のオープンモデルが多いですが、ドイツ車のオープンモデルエンジンの種類も豊富、駆動方式もいろいろ選べたりしますね。オープンカーを選ぶことも、選んだ以上はオープンにするのも自然のことなのかもしれません。そういう雰囲気、風潮があれば、自然にみな屋根を下ろすかもしれませんね。日本もオープンカーがもっと一般的に受け止められるようになるとよいと、思わずに入られません。
[ライター/中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]
(編集部追記:当記事は過去配信した記事の改定版です)
僕のクルマは電動でルーフが開閉するタイプですが、クルマとして雨もよけることができる上に、ひとたび雨の降っていないときにはボタン一つで大きな空があおげ、風と一緒に走ることができる。ああいうクルマに乗れるというのは神のご加護を直に恩恵に預かれることにかなり近い話であり、おそらく昔「王様」といって下々を下に見ていたであろう時代の彼らでさえ味わうことができなかったに違いない贅沢な環境が今や誰でも手に入れられるのですから、いろんなことはあっても今の時代に生まれてよかったと思うのです。
ドイツから、そんなオープンカーで通勤する人たちに関するレポートが届きました。幸せそうな顔をしているじゃありませんか!この女性が運転しているのはフォルクスワーゲンでしょうか。男性の方はポルシェ911のようですね。こうあるべきなんです。屋根が開くクルマに乗っていて、一部のスピードスター/ロードスタータイプのクルマのように簡易型幌で開け閉めに時間のかかるクルマでは仕方ありませんが、よほどのことがなければ、屋根は開けるべきでしょうね。
自動車の歴史を辿ると、もともとは屋根なんてモノはありませんでした。それに屋根がつき便利になりました。オープンカーというのは、その屋根を「もう一度外した」のです。スタイルのため、開放感のため。とにかく、「吊るしのクルマでいい」人のチョイスではないのです。贅沢だし、こだわりだし、だからこそ、あの開放感を享受できるのは、オープンカーに乗っている人の特権だと思うのです。
雨も降っていないのに、いつまでも屋根上げっぱなしで、人ごとのように赤い屋根を下ろした私のシルヴィアヴァリエッタを見ては「ようやるわ・・・」みたいな顔をしてこっち見てくる人のオープンカーを見かけると、すこし苛立ちすら覚えます。「こっち見てないでさっさと下ろしなさいよ、屋根!」と思ってしまうのです。
もっと言うと、屋根下ろす気ないなら、外車王さんでもなんでもいいですが、「とっとと売っちゃえばいいのに!」とすら思うほどです。「やる気がないなら乗らんでよろしい!」この時季、屋根下ろして乗れるのはそれだけで「特権みたいなもの」なのですから。日本もいよいよそういう季節になってきた、といえるかもしれませんね。
今回現地からレポートのあったドイツでオープンにして通勤する人の光景。やはり同じように、この写真の方達が特殊なのかと思ったらそうでもなく比較的一般的なのだとか。そういえば、日本では限られた人の為のスペシャルなグレードというラインナップ構成のオープンモデルが多いですが、ドイツ車のオープンモデルエンジンの種類も豊富、駆動方式もいろいろ選べたりしますね。オープンカーを選ぶことも、選んだ以上はオープンにするのも自然のことなのかもしれません。そういう雰囲気、風潮があれば、自然にみな屋根を下ろすかもしれませんね。日本もオープンカーがもっと一般的に受け止められるようになるとよいと、思わずに入られません。
[ライター/中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]