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更新2019.06.27
上州はレア車の宝庫?!『クラシックカー&スーパーカー大集合 in 八王子山公園』でエンスージアストの底力に魅せられる!
細谷明日葉
この展示は『2019上州八王子丘陵ファントレイルin OTA』というトレランイベントと共におこなわれ、クルマ好きの皆様だけでなくランを楽しまれた方々や、わんちゃんのお散歩がてら遊びにいらした方など、幅広い層の方々が楽しめるイベントでした。
それでは早速、生産国ごとに展示車両をご紹介していきます!
遊び心溢れるクルマ達が勢ぞろい(イギリス車編)
まず始めにご紹介しますのは、今回最も多くの台数が集まったイギリス車から。割合ではロータスが一番多かった印象です。丸目デザインが多く、一見愛嬌がありますが、やはり英国紳士の本気のオモチャと言っても過言ではない、コンパクトながらも遊び心溢れるクルマ達が勢ぞろいです。
▲ロータス 2-eleven。現行ロータス乗りには定番とも言えるヘセルホイールとの組み合わせがさらにスパルタンさを強めている印象です
▲軽量化を極めたFRスポーツがまさに英国的なケーターハム スーパー7。露出した4連スロットルと足回りを見ているだけでも心が躍りませんか?
▲続いては愛らしいカニ目がいかにもブリティッシュクラシックの雰囲気を醸し出す、オースチンヒーレー スプライトmk1。グリルのバッジがクラシカルな雰囲気をより一層引き立てているところも見どころです
▲トライアンフもオースチン同様、ブリティッシュクラシックファンにはマストですね。こちらはTR3A。ボンネットの留め具がレザー製のベルトにモディファイされていました
▲サンビーム アルパイン、こちらもなかなか珍しい個体です。英国車はなかなか息の長いブランドが少ない故、サンビームという名前自体ピンと来ない方も多いかもしれませんね。美しい塗装で現存されていることから、オーナーさんの愛情が伝わってきます
▲2台のロータス ヨーロッパ。某漫画作品に登場していたこともありますし、スーパーカー世代の人にとってはロータスと言えば、真っ先にヨーロッパの名前が挙がるのではないでしょうか?
意表を突いたラインナップ(ドイツ車編)
この種のイベントではスポーツカーの割合が多くなるものですが、ドイツでスポーツと言えばやはりポルシェ。そしてそのポルシェと言えば、大抵の方は911を思い浮かべることかと思います。ですが意外にも場内にその姿はなく、意表を突いたラインナップでのご登場。今回ドイツ車の数は多くはなかったのですが、どの個体も質実剛健さを纏うところは、やはり自動車大国ならではです。
▲ポルシェだけど実はフォルクスワーゲンのエッセンスも加えられている914。駆動方式はRRではなくMRを採用しており、リトラクタブルライトが特徴的です
▲そのままでも十分レーシーなポルシェ550A スパイダーですが、Gulfカラーを纏うともうその姿は究極的。このブルーとオレンジの組み合わせを見ると無性にワクワクしてしまうのはやはりクルマ好きの性なのでしょうか?
▲みんな大好き愛されグルマのフォルクスワーゲン ビートル タイプ1。若い方が見た目に惚れて購入してしまい、そこからレストア等で一苦労したのち、気付けばエンスーの世界へどっぷり…という話も良く耳にします。そういえば現行ビートルは今年で生産終了とのことで、3度のモデルチェンジを経て78年もの歴史に幕を下ろすことになったと知った際には、筆者もセンチメンタルな気分になったものです…
▲メルセデス・ベンツ SSK!もうこれはなんと言い表したら良いのやら…ただただ感嘆の一言です!デザインは何とフェルディナント・ポルシェ(彼は先にご紹介しましたビートルの設計にも携わっていますね)。展示車両の中でもっともご長寿車両であり、名車中の名車として圧倒的存在感を放っていました
チラリと映り込んだ左右の跳ね馬さんが気になって仕方がない皆様、次項でご紹介いたしますのでもうしばらくお付き合いくださいませ!
ファッショナブルさを忘れない心意気(イタフラ車編)
ラテン車とも括られるイタリアとフランスのクルマですが、今回集まったのはスーパーカーはもちろんのこと、A‣Bセグメントとされるホットハッチ類が多い印象でした。一通り見たところフランス車は1台のみの参加となっていましたが、イタリア・フランス双方石畳や路上駐車が日常茶飯事な環境下で、利便性も重視しつつも決してファッショナブルさを忘れない心意気が感じられます。
▲場内唯一のフランス車はシトロエン AX GT。プジョー205と兄弟関係にあたるコンパクトハッチです
▲仲良く並んだ2台のフィアット。左はアバルト 695SS、右は500のアバルト595仕様との事。狭い抜け道でも元気に走ってくれそうで、可愛らしさと逞しさを併せ持ったところが魅力的ですね
▲そしてこちらもフィアットから、プント スポルティングアバルトです。日本仕様の右ハンドルとして生産されたこちらのプント、各所にアバルトの息がかかっています
▲アルファロメオ ジュリア1600GT junior。オーナーさん曰く、フロントグリルを1750GTVのものに変えているそうです
▲アルファロメオ スパイダー。1996年式のこの個体、世の中的にもクルマのデザインが角張ったものから段々丸みを帯び始めてきた頃かと思いますが、伝統的な逆三角形のグリルは継承しつつも、曲線調のデザインに見事にアルファロメオスピリットを落とし込んでいる印象です
▲お待ちかねのスーパーカー!フェラーリ テスタロッサ!このサイドスリットの造形美…たまりません。まさにフラッグシップの名にふさわしい逸品です
▲大きな開口部が一目でそれとわかるフェラーリ 430!控え目なボディカラーであるからこそ、ガンメタのホイールと真っ赤なキャリパーが目を引きます
▲308のデタッチャブル・ルーフver.のフェラーリ 308GTS。個人的にはこの四連テールランプがフェラーリらしくてグッと来ます!
デザインに迫力あり(アメリカ車編)
ズラリと並んだアメ車軍団はデザインに迫力があり、小さなお子様達の「カッコイイ~!」という声を幾度も耳にしました。車体も大きく排気量もビックリなアメ車はカラーバリエーションも豊富で、まさに今回の花形とも言えるでしょう。
イギリスの血統を持ち合わせ、ただ一言でアメ車とも括りがたいAC コブラ。大排気量なのに車重はわずか1000kg強なのですから驚きです!
▲ビュイック ロードマスターワゴン。ステーションワゴンながらもエレガンスとカジュアルさが絶妙な具合で共存しており、とても上質なスタイリングです
▲コンバーチブルタイプのこちらはポンティアック チーフティン。真っ赤なボディはさることながら、アメリカ車らしさを引き立てるホワイトリボンタイヤ、ネイティブアメリカンのポンティアック酋長(オブワンディアグ)をモチーフとしたボンネットマスコットが印象的でした
▲クライスラー コルドバ。鮮やかなメタリックグリーンのカラーリングはオーナーさんによるものでしょうか?グリルやバンパーもピカピカで、1975年式とは思えない程の美しさです
▲アメ車マニアの中にはとりわけピックアップトラックがお好きな方も大勢いらっしゃいますね!こちらはシボレー C10です。ヒッチハイクをして荷台に…なんてまるで映画のワンシーンのようなシチュエーションが思い浮かびます。(実際に公道で再現したら違法になってしまいますが…)
ノスタルジックなラインナップ(日本車編)
国産車コーナーはおじさま達が「昔欲しかったんだよなぁ」「若い頃乗っていたよ」と思わず青春回顧してしまう、そんなノスタルジックなラインナップが目白押しでした!昔は今ほど輸入車の選択肢も多くなかったでしょうから、やはり当時の日本のクルマは一際ロマンを感じさせるのかもしれません。
▲愛らしいルックスがまるで何かを語りかけているようなスバル 360。当時のスバルエンブレムの六連星は現在の意匠と比べて、より『昴(プレアデス星団)』に近い配列なのも見どころです
▲会場内でダントツの女子力を誇っていたホンダ バモスホンダ。スペアタイヤのデコレーションは季節毎に変えているそうです!オーナーさんのお嬢様が手作りしたという世界にひとつしかないオリジナルストラップや缶バッジも、とっても可愛かったですよ!
▲通称ハコスカGT-Rことニッサン スカイラインHT2000GT-R。現在でもその人気が衰えることはなく、良質な個体は現行R35 GT-Rの新車価格と遜色ないお値段が付いていることも…!
▲ダルマセリカ、ワンテール等の愛称で呼ばれ親しまれているトヨタ セリカ1600GTです。こちらのエンブレム、見たところ鳥にも思えますが…口元の感じからするとドラゴンでしょうか?こういう細部のデザインに注目してみるのも面白いです
▲日本のスーパーカーと言えば、ホンダ NSX!この当時オールアルミボディを採用するなど、初登場時から瞬く間に世界中の人々を虜にしたNSXは、現在もメーカー直々にリフレッシュプランを手掛けるなどして、末永く愛されています
▲トミーカイラ ZZは日本のメーカーのクルマではありつつも、生産国はイギリスというちょっと変わったプロフィールの持ち主。アルミモノコックにFRPボディという辺り、イギリス車編でご紹介した2-eleven等ブリティッシュライトウェイトがお好きな方々も注目せざるを得ない存在ですね!
最後に…
残念ながらすべてのクルマをご紹介することはできませんでしたが、『クラシックカー&スーパーカー大集合 in 八王子山公園』、街中では滅多にお目にかかれないクルマ達が勢ぞろいで、大盛況に終わりました!
他にも場内ではトレイルランのトークインベントや屋台、パトカー・自衛隊車両の展示等もあり、八王子山公園自体もかなり広く公園遊具も設置されていましたので、お父さんがクルマに目を輝かせている間、ご家族も退屈せずに楽しめたのではないかと思います。
今回初めてこのイベントを知った皆様、来年はぜひ足を運んでみてくださいね!
[ライター・カメラ/細谷 明日葉]