
車悦
更新2023.11.22
音のいいクルマとは?デザインと並んでクルマに欠かせないもの
中込 健太郎
自動車とは燃焼か息遣いかと言われれば絶対に息遣いだと思う。藪から棒に何の話だと思われるかもしれません。クルマの音の話です。今時のクルマは、排気音をマフラーや、排気系の設計、場合によっては音を意図的に付加してアレンジしたものなどもあって、やや行き過ぎの感もないではありません。しかし、裏を返せば、クルマの音、例えばデザインと並んでクルマのアイデンティティとして欠かせないものだと言えるでしょう。
しかし一言でクルマの音といっても実に様々。そんなか中私が好きなのは、昔の小さなキャブレターのクルマの音でしょうか。アクセルを踏んで取り込んだ空気で燃える分だけ、燃料が気化する。そしてそれで動かしたエンジンから動力が絞り出されるような音。

寒い日、雨の日。エンジンが取り込む空気とそれに合わせて送り込まれる燃料の量、塩梅は異なります。エンジンの掛け方もちょっとコツがいるもの。その判断にもこの音は欠かせないのです。エンジンが奏でる音、なんて申しますが、私たちドライバーは演奏者で、エンジンは楽器のようなもの、そんな風に言えるのかもしれませんね。
朝ガレージでエンジンをかけると、その都度聞ける折々の歌。なるほど、音を介してクルマに意識を集中させていると、自然と愛着も湧こうと言うものですね。
[ライター/中込健太郎]
しかし一言でクルマの音といっても実に様々。そんなか中私が好きなのは、昔の小さなキャブレターのクルマの音でしょうか。アクセルを踏んで取り込んだ空気で燃える分だけ、燃料が気化する。そしてそれで動かしたエンジンから動力が絞り出されるような音。

寒い日、雨の日。エンジンが取り込む空気とそれに合わせて送り込まれる燃料の量、塩梅は異なります。エンジンの掛け方もちょっとコツがいるもの。その判断にもこの音は欠かせないのです。エンジンが奏でる音、なんて申しますが、私たちドライバーは演奏者で、エンジンは楽器のようなもの、そんな風に言えるのかもしれませんね。
朝ガレージでエンジンをかけると、その都度聞ける折々の歌。なるほど、音を介してクルマに意識を集中させていると、自然と愛着も湧こうと言うものですね。
[ライター/中込健太郎]