ドイツ乗用車新車登録、4月は19.8%増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)は6日、同国の2024年4月の乗用車新車登録が24万3,102台となり、前年同月を19.8%上回ったと発表した。大幅な増加には、前年同月の新車登録が低水準だったことと、今年4月はイースター休暇の関連で、営業日が前年同月に比べ3日多かったことが影響している。なお、4月の乗用車新車登録は、コロナ前の2019年同月の水準を約22%下回っている。

1~4月の累計は、前年同期比7.8%増の93万7,887台だった。これは、2019年同期の水準を約21%下回っている。

4月の顧客別の登録台数は、法人が前年同月比19.3%増の16万2,343台となり、全体の66.8%を占めた。個人は前年同月比20.8%増の8万558台で、市場シェアは33.1%だった。

ブランド別では、ドイツ勢は、ポルシェ(48.9%増)、フォルクスワーゲン(VW)(37.4%増)、BMW(25.3%増)が大幅な2ケタの増加率だった。

国外ブランドでは、ボルボ(88.2%増)、シトロエン(84.5%増)、プジョー(58.8%増)が好調だった。

日本勢は、ホンダ(141.4%増)、スズキ(76.2%増)レクサス(69.1%増)、マツダ(42.7%増)、トヨタ(42.4%増)、日産(34.7%増)、三菱自(36.2%増)、スバル(23.2%増)のいずれも2ケタの増加率を確保した。

■BEV、4月は2.0%減少

2024年4月の燃料別の登録台数は、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比0.2%減の2万9,668台(市場シェア:12.2%)と低調だった。

ハイブリッド車は、前年同月比26.4%増の7万5,182台(市場シェア:30.9%)と好調で、うち、プラグインハイブリッド車(PHEV)は、前年同月比28.4%増の1万5,135台(市場シェア:6.2%)だった。

ガソリン車は、前年同月比18.6%増の9万729台(市場シェア:37.3%)、ディーゼル車は、前年同月比28.2%増の4万6,317台(市場シェア:19.1%)と、それぞれ2ケタの増加率だった。

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