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更新2020.08.20

フェラーリF40のライバルと目された10のスーパーカーたち

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松村 透

一時期は優に100台以上のフェラーリF40が日本に生息していたといわれています。数値上は、ちょっとした限定車並みに遭遇できる確率はあったことになります。

確実に一時代を築いたスーパーカーとして、さまざまなクルマと比較されたり、ライバル関係のような図式が作られていきました。そんなフェラーリF40と可憐なるライバルたちをまとめてみました。

1.ポルシェ959




やはり事実上の最大のライバルはポルシェ959でしょう。公道に舞い降りたレーシングマシーンといわれたF40に対して、当時のテクノロジーの塊と称された959は対照的なイメージで紹介されました
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2.RUF CTR


30台の生産台数に対して、日本には1/3前後の数が上陸したといわれているRUF CTR。スペック上のパワーもほぼ同じ。ただしCTRの場合は「最低保障馬力」という意味合いとなります。実質的にはCTRの方がパワーは上だったのかもしれません

3.ランボルギーニ ディアブロ




同じ時代を生きたスーパーカーとして、雑誌の巻頭を飾ることもあったこの2台。ディアブロも、販売開始当初は赤や黄色の個体が多かったためか、F40と並べると画になった1台といえるでしょう
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4.マクラーレンF1


マクラーレンF1の方が8年近く後にデビューしている時点で、スペックや性能面ではF40には分が悪いかもしれません。しかし、何かと比較されることの多い2台でした

5.ブガッティEB110


4WD、クワッド(4基)ターボという性能を引っさげて華々しくデビューするも、当時のブガッティ社がなくなってしまうという憂き目にあい、半ば幻のクルマのような印象もあるブガッティ。あのミハイル・シューマッハもオーナーの1人でした
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6.チゼータV16T


16気筒という、途方もない大きなエンジンを搭載したチゼータV16。日本にも現存。エンジンのダウンサイジングが進む時代、このようなクルマが造られることは2度とないかもしれません

7.ジャガーXJR15


ジャガーのレーシングカーの血統を持つジャガーXJR15。V12 6L NAエンジンを搭載。生産されていた時期と日本のバブル期がちょうど重なったこともあり、日本にも上陸を果たしています。果たしていまは…?
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8.ジャガーXJ220


素人目にはジャガーXJR15と見分けがつきにくいジャガーXJ220。こちらはV6 3.5Lツインターボエンジンを搭載。東京モーターショーにも展示されていたので、覚えている方もいるのではないでしょうか

9.ケーニッヒ テスタロッサ エボリューション


リアウィングの形状から、F40に間違えられることも多かったケーニッヒ テスタロッサ エボリューション。1000psという数字が一人歩きした側面もありますが、1990年代半ばに某誌が企画した最高速テストではその実力を見せつけました
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10.フェラーリF40


本当の敵は身内にあり!?F40の全生産台数の約1割が日本にあったということは、仲間同士のツーリングでは数台のF40が揃うことも。自分なりにカスタマイズやチューニングを施していくことは、ある意味必然だったのかもしれません

フェラーリF40の時代は概ね500ps前後が中心だったパワーウォーズも、いまやその倍の1000psクラスも珍しくなくなってきました。

エコとは真逆の存在でもあるスーパーカーたちですが、ふと、思うことがあります。全世界的にスーパーカーの製造や販売を規制する法令ができたとしたら…。スーパーカーを創るひと、手に入れたいと奮起するひと。その情熱の矛先はどこへ向かうのでしょうか。決して良い方向ではないように思えてならないのです。

スーパーカーは、その時代が求める必然ゆえ、生み出されるのかもしれません。

[ライター/江上透]

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