
週刊中年フライデー
更新2017.06.09
ランチアではなくランチャですよ?かっこいい「イタリア車のエンブレム」BEST5

山本 圭亮
ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。「ブラックコーヒー派」の編集長と「カフェオレ派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!






・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき早速行ってみよう!
それぞれのメーカーの想いが詰まった「エンブレム」。やっぱりデザイン的にかっこいいのが「イタリア車」ですね!今回はそんなイタ車のエンブレムにスポットを当ててみましょう!
第5位:ランボルギーニ

「Charging Bull」猛牛と呼ばれるエンブレムを持つ「ランボルギーニ」は、創設者の「フェルッチオ・ランボルギーニ」の星座が「牡牛座」だったので「牛」になったと言う説と、フェラーリの「馬」に対抗して「牛」にしたと言う説もあります。元々は「フェルッチオ」がフェラーリのオーナーで、修理をフェラーリに頼んだところ軽くあしらわれ、それがフェラーリに対しての対抗心が生まれ「牛」にしたという、都市伝説的な生い立ちとも言われています。力強いエンブレムは農業機械から続く「ランボルギーニ」らしさが漂う「Chaging Bull」ですね。
第4位:ランチャ

個人的に好きなのはこの「ランチャ」。最近では「ランチア」なんて読むようになりましたが、私にとっては「ランチャ」です(笑) エンブレムには「ランチャ」の意味である「槍」と「ホイール」そして「フラッグ」が描かれています。最近エンブレムが多少変更されてしまいましたが、この旧エンブレムが私は好きでした。ちょっとクラシカルなエンブレムは、イタリア車の中で一番「イタリア」っぽい雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか?
第3位:フェラーリ

photo by Shane K [CC BY-SA 2.0](Wikimedia Commons)
皆さんはやはりこの「エンブレム」がイタリア車No1と言う方が多いのではないでしょうか?「Cavallino Rampante」跳ね馬と言われるこのエンブレムには「撃墜王」と言われたパイロット「フランチェスコ・バッカラ」がつけていた紋章と言われています。当時、「アルファロメオ」に乗ってレースで優勝した「エンツォ・フェラーリ」がこのマークを譲り受けたとのことです。よく言われるのが「ポルシェ」との関係ですが、戦時中の「ドイツ」VS「イタリア」の構図が大きく関係しており、撃墜してドイツの戦闘機のエンブレムから剝ぎ取ったものが、結果「フェラーリ」のエンブレムになり剥ぎ取られた戦闘機のマークが「馬」を紋章とした街で、後に「ポルシェ」がエンブレムのデザインの元にもなったと言われています。不思議な縁なんですね。
第2位:アバルト

このエンブレムも「ランボルギーニ」同様やはり「星座」がからんでいます。イタリアは「星」を重んじるのでしょうか?「アバルト」の創設者「カルロ・アバルト」の星座である「サソリ」が描かれています。私も「アバルト」でないのに「X1-9」にサソリのマークを張り付けていました(笑)現在は、「フィアット」に買収されてしまいましたが、現在でも小型車ながらスーパーカーを蹴散らす「サソリ」の猛毒は「アバルト」ファンの身体に毒をまき散らせ続け、オーナー達を虜にしているようです。一度でいいから乗ってみたいメーカーです。
第1位:アルファロメオ

エンブレム「イタリア車編」の1位は、「アルファロメオ」です。私もスパイダーを所有していましたが、本当に楽しいクルマでした。そしてその「エンブレム」もカッコよかったです。でも、よーく見ると結構他のクルマと違い、怖い「エンブレム」でもあります。左の「ミラノ市」の紋章はシンプルで良いのですが、右側の「大蛇」はよく見ると「人」をくわえているように見えます。これにも諸説があり、「助けた子供」とか「楯の紋章」と言われていますが定かではありません。しかし、この「エンブレム」の迫力はオーナーをその気にさせるには充分なデザインだったのではないでしょうか?「エンツォ」もその一人だった訳ですから。
さあ、皆さん!今回の「エンブレム特集 イタリア車編」は、いかがでしたか?この中に皆さんのお気に入りはありましたか?また、来週もマニアックなお話をお送りいたしますのでよろしくお願いいたします。








ということで、来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので、次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!