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更新2020.07.30
クルマを持たないユーザーがドライブデートに使うなら、レンタカーではなくカーシェアリングだ
外車王SOKEN PROMOTION
「オトコの60回ローン」を組んででも、欲しいクルマを無理矢理手に入れた時代があった
いま以上に、クルマがデートの、そしてオトコのモテツールとして絶大な影響力を持ち合わせていた時代。「いいクルマに乗ること」は男性にとって、それは雄の孔雀が大きな羽根を広げて雌にアピールするかのように大切な自己顕示欲を示す必須アイテムだったように思います。つまりは力の象徴だったともいえます。新卒で入社してそれほど時間が経たないうちに、新車のユーノス ロードスターを「オトコの60回ローン」を組んで無茶買いするといったケースも珍しくありませんでした。20代で中古のBMWを手に入れる、アパート暮らしでメルセデス・ベンツオーナー・・・等々、これこそが日本経済の活力だったのかもしれません。
この「いいクルマ」に対する価値観も、ここ30年くらいで大きく変化しました。大排気量のエンジンと大きなボディを持つクルマが是とされた時代はもはや昔。いまでは燃費や経済性、安全性が重視されるようになりました。堅実になったことは確かですが、どこか優等生的な、味気なさ感は否めません。
クルマを所有するなら、平均月収はどれくらい?
ソニー損保が新年早々に発表する「2017 新成人のカーライフ意識調査」によると、
全回答者1,000名に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うか聞いたところ、「16万円〜20万円」が29.0%で最も回答が集まったほか、「21万円〜25万円」(13.7%)や「26万円〜30万円」(16.2%)にも一定数の回答がみられ、平均額は24.4万円となりました。
といった結果となりました。クルマ本体のローン、ガソリン、自動車保険、駐車場代、各種税金・・・等々、決して使わなくても、所有しているだけで維持費が掛かるため、毎月ある程度の収入がないと厳しいものがあります。これにドライブデートとなれば、高速代や飲食代、ひょっとしたら宿泊代・・・等々、相応の出費が予想されます。
そこで、クルマを所有するのは大変だけど、ドライブデートがしたいときの頼もしいツールが、カーシェアリングやレンタカーの存在です。前述のソニー損保の「2017 新成人のカーライフ意識調査」によると、
ここで、レンタカーやカーシェアの利用経験別にマイカー所有率をみると、レンタカー利用経験者は22.1%、カーシェア利用経験者は40.8%となり、利用未経験者(それぞれ14.6%、15.6%)よりも高くなりました。レンタカーやカーシェアの利用を通じて車が欲しくなった方や、利用をきっかけに実際に車の購入に踏み切った方もいるのかもしれません。都市部の新成人のマイカー所有率が上昇している背景の一つとして、レンタカーやカーシェアなどのサービスが、マイカー所有の入り口となっている可能性もあります。
というデータも充分に頷けます。
気になるのはレンタカーを示す「わ」や「れ」ナンバー?
デートの際、ある程度は「見栄を張る」経験をされた方が多いのではないかと推察します。高級なレストランで食事し、一張羅の服で完全武装。少しでもいいところを見せようとアピールしたくなるのは、男女ともに同じなのかもしれません。それだけデートという時間は「非日常」を2人で今日する行為ともいえます。
クルマを所有していない男性がドライブデートを行うとしたら・・・。どこかでクルマを調達しなければなりません。そこでレンタカーを借りるのが一般的となります。しかし、レンタカーを示す「わ」や「れ」ナンバーを掲げたクルマでドライブデートをするのは、オトコとしてはちょっと歯がゆさも否めません。そこでエニカのカーシェアリングの出番というわけです。
男女ともに、新成人は輸入車や高級車に乗ってみたい?
前述のソニー損保の「2017 新成人のカーライフ意識調査」によると、
購入するならどの車が欲しいか複数回答で聞いたところ、総合1位は「プリウス(トヨタ)」(16.6%)、2位は「アクア(トヨタ)」(15.8%)、3位は「BMW(3シリーズ/5シリーズなど)」(14.3%)、4位は「フォルクスワーゲン(Golf/Poloなど)」(14.0%)、5位は「アウディ(A1/A3など)」(13.9%)となりました(※4)。昨年(2016年)にフルモデルチェンジをしたプリウスが、2015年以来、2度目の“新成人が欲しい車ナンバーワン”の座に輝きました。
※4:海外メーカーの自動車やレクサスなどの高級車ブランドは、車種別ではなく、メーカー(ブランド)別で選択肢を提示し、聴取した。
昨年のランキングと比較すると、「フォルクスワーゲン」(昨年5位→今年4位)や「アウディ」(昨年8位→今年5位)、「レクサス(LS/CTなど)」(昨年17位→今年6位)、「メルセデス・ベンツ(Cクラス/Eクラスなど)」(昨年14位→今年8位)など、海外メーカーや高級ブランドの順位が上昇していることがわかりました。今年の新成人には、輸入車や高級車への憧れを抱いている方も多いようです。
レンタカーの多くは日本車であることが多いだけでなく、輸入車を借りる場合は高額な場合が多いのが現状です。またエニカのように、数多くの輸入車のシェアが可能なカーシェアリングは希少です。メルセデス・ベンツやBMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェなどのドイツ車はもちろん、イギリス車やイタリア車、フランス車、アメリカ車、そしてレクサスなど。予算や用途、お好みに応じてシェアすることが可能です!
カーシェアリングは個人オーナーの大事なクルマであることを忘れずに!
憧れのクルマに乗って、気になる女性とドライブデート・・・。それはもう、天にも昇る気持ちでしょう。ここで注意しておかなければならないことがあります。「憧れのクルマに乗れる」、「気になる女性とドライブデート」という、2つの非日常を同時に味わえることになるのです。平静を装っても、気持ちが舞い上がってしまうのを抑えるのは、なかなか大変なことかもしれません。
シェアした憧れのクルマは、オーナーにとって大事な愛車なのです。いつも以上に安全運転を心掛け、楽しいドライブデートにしたいものです。気になる女性を助手席に乗せている時点で、運転は慎重になれるはず。あとは駐車場に停めるときなど、狭い場所で大切なクルマを傷つけないよう、細心の注意を払ってドライブデートができれば、2人にとって思い出深い1日となることは間違いありません!
[ライター・カメラ/江上透]