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リセールバリュー

更新2024.06.20

デイムラーのリセールバリューはどれくらい?デイムラーとダイムラーの違いについても解説

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外車王SOKEN編集部

デイムラーは1960年にジャガーの傘下に入り、2005年に発売されたスーパーエイトを最後にブランド名が消滅したイギリスの高級車メーカーです。イギリスでは最も歴史のあるブランドで、自動車誕生の歴史にも大きく関わりを持っています。また、シリーズⅢのダブルシックスがいまだに高い人気を誇っています。


この記事では、デイムラーとダイムラーの違いやリセールバリューについて解説していきます。また、売却する際の業者の選び方についても解説しますので、参考にしてください。


そもそもデイムラーとは



デイムラーは、端的に言うとジャガーの高級ブランドです。しかし、創業からの歴史は非常に長く、名前の由来にはメルセデスベンツが関係していると言われています。


ここでは、デイムラーの歴史と、代表的なモデルの特徴、価格を紹介します。


歴史


デイムラーは1893年に設立されたイギリスの自動車メーカーで、正式名称はデイムラー・モーター・シンジケートとなります。


デイムラー・モーター・シンジケートの「デイムラー」は、ゴットリープ・ダイムラーのラストネーム「ダイムラー」に由来します。ゴットリープ・ダイムラーは、世界初の四輪自動車を開発したドイツ人の技術者です。また、1890年にはダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社を設立しています。


デイムラーは、そのダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社が開発したガソリンエンジンを製造・販売することを目的に作られます。3年後には、イギリス人ビジネスマンのハリー・ローソンに買収され、ダイムラー・モーター・カンパニーとなります。ここから、自動車製造を開始しますが、1960年にはジャガーの傘下に入り、現在に至ります。


ダイムラーは言わずと知れたメルセデスベンツの親会社です。つまり、メルセデスベンツとジャガーは、遠い親戚関係ということになります。日本では、「Daimler」の英語読みであるデイムラーを使用することで、ドイツのダイムラーと区別しています。


特徴


デイムラーの特徴は、大排気量のエンジンと豪華な内装です。代表的なモデルは、V型12気筒SOHCエンジンを搭載するダブルシックスです。


ダブルシックスは、1972年にジャガーXJ12の兄弟車として登場し、1979年には大規模なマイナーチェンジを受け、シリーズⅢとなります。そのシリーズⅢは、ジャガーがXJ40系にモデルチェンジした後も継続され、最終的に1992年まで生産が続けられました。その後、XJ40系とX300系にもダブルシックスが登場しますが、シリーズⅢが最も高い人気を誇ります。


インテリアに関しては、ベビーロールスという言葉がピッタリはまります。たとえばシリーズⅢのインテリアには、コノリー社(英国王室御用達だった高級レザーメーカー)の最上級レザー「オートラックス」がふんだんに使用され、さらにウッドパネルには希少なバー・ウォールナットに象嵌細工(ぞうがんざいく)を施したものが装着されています。


価格


デイムラーは、2005年に世界で853台販売されたスーパーエイトが最後のモデルです。当時の新車価格は最も流通しているシリーズⅢのダブルシックスで、1,150万円から1,400万円、最終モデルのスーパーエイトで1,690万円となります。


スーパーエイトは、ベースとなっている「ジャガーXJ 4.2ソブリンL」とエンジンが共通にもかかわらず、460万円も高い価格が設定されました。


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デイムラーのリセールバリューについて


デイムラーのリセールバリューは、最も人気が高いシリーズⅢのダブルシックスでも10%(残価率)を切っています。したがって、非常に厳しい状況と言えます。


しかし、状態次第では相場を超えるような値が付くことも十分に考えられます。理由は、500万円以上で店頭に並ぶ個体が存在するからです。


また、最終モデルのスーパーエイトや最後のV型12気筒エンジン搭載モデルである
X300系のダブルシックスなどにも同じことが言えます。


デイムラーのリセールバリューは、こちらでもご覧いただけます。


デイムラー の買取相場についてチェックする >

デイムラーを売却するときの業者の選び方



デイムラーの売却先を選ぶ方法は様々です。その中のひとつの方法が買取実績がある業者を選ぶことです。


ここでは、買取実績がある業者を選ぶ理由や外車の査定実績が豊富な業者の特徴を紹介しますので、参考にしてください。


デイムラーの買取実績がある業者を選ぶ


デイムラーを売却する業者を決める際に、買取実績がある業者を選ぶことが非常に大切です。


デイムラーは、決して流通台数が多い車ではありません。しかし、買取実績がある業者であれば、相場情報などに頼らずに適正に評価できるため、高額査定が期待できます。また、下取りや一般的な買取店では、ほとんど値段がつかないことが想定されるため、査定を依頼する際には注意が必要です。


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外車の査定の実績が豊富な業者を選ぶ


デイムラーを少しでも高く売りたいなら、外車の査定実績が豊富な業者を選ぶことも大切な要素と言えるでしょう。


特にイギリス車を長く手掛けてきた業者は、デイムラーの特徴もよく把握しており、状態の良し悪しを見抜くスキルを持ち合わせています。たとえば外車王なら、20年以上前からロールスロイスやジャガーの取引き実績があるので、希望額で買取ってもらえるかもしれません。


デイムラーのリセールバリューを高める方法


デイムラーのリセールバリューを高める方法はいくつかありますが、車の特徴をしっかりと理解する必要があります。デイムラーの特徴は、比較的故障が多いことであったり、豪華な内装であったりすることです。


ここでは、メンテナンスと内装の維持について解説します。


メンテナンスを欠かさない


デイムラーのリセールバリューを高めるためには、メンテナンスが必要不可欠です。


デイムラーの中古車は1990年代のものがほとんどです。旧車の域には達していますが、他のクラシックカーと比べれば、それほど古くはありません。しかし、設計が古く、もともと故障が多いと言われるイギリス車のため、あらゆるトラブルが想定されます。


代表的なモデルであるダブルシックスは、いまだに根強い人気がありますが、リセールバリューは状態の良し悪しが決め手になります。大切なことは、不具合を発見したら放置せず、なるべく早く修理をすることです。


内装をなるべく綺麗な状態で維持する


デイムラーのリセールバリューを高めるためには、内装を綺麗に維持することも大切です。


デイムラーのような年代物の車は、室内のコンディションの維持が難しく、修復には多くの手間と時間がかかります。当然ながら、室内のコンディションはリセールバリューにも大きく影響します。特に、デイムラーの最大の特徴である本革シートと本木目のウッドパネルの汚れや破損は、リセールバリューが大きく下がる要因です。


現在は、色艶復元や傷消し仕上げが可能な万能ワックスが簡単に手に入りますので、DIYでも十分に手入れできます。こまめな手入れで、内装を綺麗に保ちましょう。


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デイムラーを高く売りたいなら外車王がおすすめ


デイムラーを高く売りたい人には外車王がおすすめです。


外車王は、年式が古い外車を最も得意としている輸入車専門の買取店です。外車王には20年以上にわたり培われた豊富なノウハウがあるので、デイムラーのように流通台数が少ない車種でも適正価格を導き出すことが可能です。また、全国のお客様に対応しているため、たとえ遠方であっても無料で査定にお伺いすることができます。


まとめ


ここまでデイムラーのリセールバリューについて解説してきました。


デイムラーの歴史を紐解くことで、個々の個体がもつ価値の高さに気付かされます。また、この記事を読んで「ダイムラー」との違いや結びつきをはじめて知ったという人も多いのではないでしょうか。


リセールバリューは状態次第と言えますが、裏を返せば日頃のメンテナンスや内装のお手入れが報われるということです。

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デイムラーを高く買い取ってもらうには

デイムラー を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは デイムラー の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

デイムラー の買取専門ページはこちら >

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