ライフスタイル
更新2020.03.03
相次ぐイベント中止のいまこそできることがある!自宅で楽しめるクルマ趣味の「6つのススメ」
北沢 剛司
そんな状況でクルマ好きはどのように過ごすべきか考えてみました。
1.意外と安全?自宅に近い感覚で移動できる愛車での外出
政府によるイベント自粛要請や学校の臨時休校によって、誰もが多かれ少なかれ影響を受けています。週末を中心にいろいろな計画が白紙になってしまい、何をしたら良いか分からないという思いを抱いている人も少なくないはず。とはいえ、悶々としていても何の解決にもなりません。アタマを切り替えて、今できる範囲で楽しみを見出したほうが健全でしょう。
自分のクルマでの外出は、ある意味、外部から隔離された環境にあります。そのため、公共交通機関、レンタカーおよびカーシェアリングを利用するのに比べて、リスクを大幅に下げることができます。ガソリンスタンドへの燃料供給がストップしたり、外出禁止令が出るような状況にならない限り、愛車でドライブする歓びは当面続けられそうです。
2.こんなときにこそガレージライフを実践
自宅にガレージがある方の場合は、まさにガレージライフを満喫できる絶好のチャンス。外出が減った時間をガレージでの作業に費やすことができます。なかなか整頓できずにいたガレージ内をスッキリさせたり、今まで気になっていた愛車の手入れなどを行えば、悶々とした気持ちも晴れやかになるはず。隅々まで洗車を行うだけでも十分な気分転換になります。
また、クルマ系イベントへの参加が取り止めになった場合には、その分の時間を使って、DIYで部品を交換したり、気になる部分をプチレストアしてみてはいかがでしょうか。次のイベントに向けて愛車のコンディションをさらに高めることができれば、かえって良い結果につながるかもしれません。
3.外出しなくても楽しめるクルマ趣味
家でまったり過ごすのが好きな人は、もともと人混みが苦手だったりします。特にウイルスに感染している人が隣にいても分からない現状では、ここぞとばかりに日用品や食料品を買い込み、家から極力出ないというライフスタイルを実践できる良い機会かもしれません。そんな人にオススメな時間の使いかたは、家で楽しめるクルマ趣味。普段できないことにチャレンジするには最高のタイミングといえます。
▲(有)ダイナオ建築が提案する「ホビーガレージ」は、床面積1坪の小さなガレージながら、趣味の隠れ家としては最高の空間。限られたスペースに男のロマンが凝縮されている
4.読書と映像をとことん楽しむ
定期購読している雑誌や書店で見つけた書籍などは、忙しい生活をしていると案外読んでいない記事が多かったりするもの。スローライフの勧めではありませんが、時間がポッカリ空いてしまったようなときには、落ち着いた環境で読書を楽しむのも一考です。リラックスした状態で本を読めば、普段は気づかないような思わぬ発見があったりするもの。すでに購入済みの書籍なら、お金もかからないのでさらにオススメです。
同様に、ハードディスクに撮り溜めているクルマ番組やレースなどを、この機会に観ておくのも良いかもしれません。もちろんYouTubeでいろいろなチャンネルを観るのも良いのですが、まとまった時間が取れるのであれば、普段できないことをしたほうがよりリフレッシュできます。
5.コレクションの整理をする
イベントなどに行くと、いろいろなノベルティやカタログをもらったり、ミニカーなどのお土産を買ったりすることが多いでしょう。それらの整理を行うことが意外と楽しかったりします。
コレクション物は、ある程度数がまとまってくると、整理をするのに膨大なパワーが必要になります。反面、好きで集めたアイテムなので、コレクションの発掘作業には新鮮な発見が伴います。なかには、まったく買った記憶がないもの、なぜ買ってしまったのか分からないものなどが出てくるはず。当時は夢中になったものの今は興味がなくなってしまったアイテムは、ヤフオクやメルカリなどで処分すれば新たなコレクションを買う際の資金源になります。
コレクション整理のメリットは、過去の自分の行動を振り返ることで、自分にとって本当に必要なものが明確になること。必要なものにリソースを集中させることができるので、定期的なコレクション整理はオススメです。
6.模型づくりにハマる
まとまった時間が取れる場合は、模型製作のチャンスといえます。勢いで買ったものの結局手付かずのまま眠っているプラモデルとか、いつかやろうと思いながら製作途中で止まったままの改造作品などは、この機会につくってしまうのが良いでしょう。
また、デアゴスティーニやアシェットなどが発売している「〜をつくる」のようなビッグスケールモデルにチャレンジするのも面白いはず。新たに定期購読をはじめるのはもちろん、一気につくりたい場合には、組み立てキットが全号セットになっているシリーズがオススメ。クルマ系イベントが本格的に再開される頃までに、大作をひとつ完成させることも夢ではないでしょう。
▲写真はフランジス社の「1/4スケール 1966年型 ポルシェ水平対向6気筒 フラット6 ボクサーエンジン 透明モデルキット」。部品点数290点で、モーターによりエンジンが実物同様に動くのが特徴。ポルシェの協力により実現した、定価3万円ほどの高価な精密模型だ
まとめ:ピンチをチャンスに変えるまたとない機会と捉える
このように、クルマ関係のイベントがない状況であっても、その気になればいくらでも楽しむことができます。逆に普段やらないことにチャレンジしたり、前々から気になっていた案件を片付けることで、気持ちをリフレッシュさせることも可能です。
ウイルスの感染拡大やイベント自粛要請などで気持ちが沈みがちになりますが、そんなピンチの時こそ新しいことにチャレンジするチャンスと捉え、前向きに日々の楽しみをつくっていきたいものです。
[ライター・画像/北沢剛司]