ドイツ現地レポ
更新2017.04.10
現代では想像もつかないようなクルマ社会になっていても、ケルン大聖堂は静かに見つめつづけていく
松村 透
ドイツよりケルン大聖堂に立ち寄った際の画像が届きました。
ケルン大聖堂は、ケルン中央駅前にあります。旅行や出張などでドイツ鉄道に乗られた方でしたら、車中から観たことがあるか方も多いかも知れません。
ケルン大聖堂の高さは157m。1996年にユネスコ世界遺産に登録され、4世紀に完成したゴシック様式の建築物としては世界最大。想像を超える壮大さに圧倒されます。今でも現役の教会ということは、以外と知られていないかもしれません。
ヨーロッパでも有数の観光地として人気が高く、建物のなかに入ると、美しいステンドグラスに目を奪われます。また、延々とつづく階段を登り、頂上に到達した者のみが観ることができる景色は、まさに壮観です。
常に補修工事が行われており、年間維持費は10億円を超えるそうです。とはいえ、地震の無い国だからこそこのような建築になるのでしょう。
私事で大変恐縮なのですが、若かりし頃、アルバイトで貯めたお金をつぎ込んで、バックパッカーとしてヨーロッパを旅したときにケルン大聖堂に立ち寄ったことを思い出しました。
旅行好きの友人から「旅日記をつけておくと後でいい思い出になるよ」と言われ、事細かに書いたことを思い出します。いまならブログやFacebookを使うことになるのだと思いますが、当時はスマホやタブレットを持ち歩くなんて夢の夢。すべて手書きで書くしかなかったのです(あまりに恥ずかしいので画像をぼかしました)。今回、久しぶりにその旅日記を机の引き出しから引っ張り出してきました。まさかこんな形で役立つとは思いませんでしたが、友人のいう通りでした。
※お恥ずかしいので、旅日記の中身はあえて画像をぼかしてあります。
当時はインターネットも一部の方のみが使うような時代。貧乏旅行のお供は「地球の歩き方」と現地で偶然出逢った、日本人の方たちからの情報が頼り。不便だったからこそ、味わえたこともたくさんあったように思います。
クルマのトランスミッションは、いまやオートマが当たり前。オートエアコン、オートクルーズ。そして、自動運転も絵本のなかの未来予想図ではなくなりつつあります。
ドライバーがクルマに合わせて運転することは、過去の話しとなってしまうのでしょうか。
半世紀前のクルマからすれば、現代のモデルも夢のような技術の結晶かもしれません。さらに半世紀後、現代では想像もつかないようなクルマ社会になっているかもしれません。その時代の移り変わりを、ケルン大聖堂はいまと変わることなく静かに見つめつづけていくのでしょうね。
[ライター/CL編集部・江上透 カメラ/ドイツ駐在員]
ケルン大聖堂は、ケルン中央駅前にあります。旅行や出張などでドイツ鉄道に乗られた方でしたら、車中から観たことがあるか方も多いかも知れません。
ケルン大聖堂の高さは157m。1996年にユネスコ世界遺産に登録され、4世紀に完成したゴシック様式の建築物としては世界最大。想像を超える壮大さに圧倒されます。今でも現役の教会ということは、以外と知られていないかもしれません。
ヨーロッパでも有数の観光地として人気が高く、建物のなかに入ると、美しいステンドグラスに目を奪われます。また、延々とつづく階段を登り、頂上に到達した者のみが観ることができる景色は、まさに壮観です。
常に補修工事が行われており、年間維持費は10億円を超えるそうです。とはいえ、地震の無い国だからこそこのような建築になるのでしょう。
私事で大変恐縮なのですが、若かりし頃、アルバイトで貯めたお金をつぎ込んで、バックパッカーとしてヨーロッパを旅したときにケルン大聖堂に立ち寄ったことを思い出しました。
旅行好きの友人から「旅日記をつけておくと後でいい思い出になるよ」と言われ、事細かに書いたことを思い出します。いまならブログやFacebookを使うことになるのだと思いますが、当時はスマホやタブレットを持ち歩くなんて夢の夢。すべて手書きで書くしかなかったのです(あまりに恥ずかしいので画像をぼかしました)。今回、久しぶりにその旅日記を机の引き出しから引っ張り出してきました。まさかこんな形で役立つとは思いませんでしたが、友人のいう通りでした。
※お恥ずかしいので、旅日記の中身はあえて画像をぼかしてあります。
当時はインターネットも一部の方のみが使うような時代。貧乏旅行のお供は「地球の歩き方」と現地で偶然出逢った、日本人の方たちからの情報が頼り。不便だったからこそ、味わえたこともたくさんあったように思います。
クルマのトランスミッションは、いまやオートマが当たり前。オートエアコン、オートクルーズ。そして、自動運転も絵本のなかの未来予想図ではなくなりつつあります。
ドライバーがクルマに合わせて運転することは、過去の話しとなってしまうのでしょうか。
半世紀前のクルマからすれば、現代のモデルも夢のような技術の結晶かもしれません。さらに半世紀後、現代では想像もつかないようなクルマ社会になっているかもしれません。その時代の移り変わりを、ケルン大聖堂はいまと変わることなく静かに見つめつづけていくのでしょうね。
[ライター/CL編集部・江上透 カメラ/ドイツ駐在員]