更新2023.02.07
自動車関連の独10社、合弁会社Cofinity-Xを設立
外車王SOKEN編集部
自動車関連の独10社が1月31日、合弁会社Cofinity-Xを設立したと発表した。Cofinity-Xは、自動車産業向けのオープンデータネットワーク「Catena-X」を使用したアプリケーションのマーケットプレイスを運営する。
まずは、欧州に重点を置くアプリケーションを利用できるようにする方針。2023年4月末に最初の製品・サービスを提供する予定。
この新合弁会社は、BASF(化学)、BMWグループ(自動車)、ヘンケル(化学)、メルセデスベンツ(自動車)、SAP、シェフラー(自動車部品)、シーメンス(電機)、Tシステムズ(ITサービス)、フォルクスワーゲン(VW、自動車)、ZFフリードリヒスハーフェン(自動車部品)の10社が設立した。本社をケルンに置く。
「Catena-X」は、自動車産業におけるデータネットワークの構築に取り組むアライアンスで、企業の枠組みを超えた安全な情報・データ交換を可能にするオープンで拡張可能なネットワークの構築を目指している。具体的には、サプライチェーンの効率改善、品質や物流プロセスの改善、持続可能な二酸化炭素(CO2)削減における透明性の向上、データ管理の簡素化などの利点があると見込んでいる。
Cofinity-Xはオープンなマーケットプレイスとして、Catena-Xに参加する企業同士が安全で効率的なデータ交換を可能にするための製品やサービスを提供していく。
[画像/Adobe Stock 提供元/FBC Business Consulting GmbH]