コラム
更新2020.08.20
当時300万円台半ば?現行VWゴルフ並みの価格で販売されていたシボレー カマロ
松村 透
この画像を見て思わず「懐かしい」と感じた方も多いのではないでしょうか。
シボレー カマロとして3代目にあたるこのモデルは、1982年から1993年まで販売されました。当時、ヤナセを通じて正規輸入されていたモデルは3グレード。エントリーモデルにあたる「スポーツクーペ」の価格は、1992年当時で348万円。グラスハッチルーフ装着車は364万円と、Z28が464万円と、V8エンジン搭載車としてはもっとも安価で手に入れることが可能だったのです。
アメリカ車らしくかなり大柄なボディかと思いきや、実はそれほどボリュームがあるわけではないのです。その代わり、後継モデルたちよりも全高の低さが際立っています。
シボレー カマロ(3代目) 全長×全幅×全高:4885x1860x1285mm
4代目のシボレー カマロが日本で販売開始となったのは1993年。実はこの4代目カマロをデザインしたのは、エンツォ フェラーリやマセラティ クアトロポルテ(先代)を手掛けたケン奥山氏です。
シボレー カマロ(4代目) 全長×全幅×全高:4910x1890x1320mm
映画トランスフォーマーでも注目された現行モデルにあたる5代目は、過去のモデルよりも全長が切り詰められている割には大柄に見える印象を与えています。
シボレー カマロ(5代目) 全長×全幅×全高:4840x1915x1380mm
3代目カマロの車両重量は1550kg。搭載されている5.0L V型8気筒OHVエンジンの最高出力は、170ps/4000rpm、最大トルクは35.2/2400rpmと、決して大パワーというわけではありません。しかし、輸入車では良心的(?)なレギュラーガソリン仕様なのです。
駆動方式はFRで、ミッション4速AT。エントリーモデルであるスポーツクーペのタイヤサイズは、フロント P215/65R15、リア P215/65R15。純正サイズは15インチだったことに、改めて驚かされます。ちなみに現行モデルは、フロント P245/45R20、リア P275/40R20と、かなり大経化・大型化されています。
モノトーン調の内装や直線的なダッシュボードも時代を感じさせます。
いまだに熱心なファンによって愛されている3代目シボレー カマロ。日本に並行輸入されていたカマロにはコンバーチブルモデルなども存在しました。
またIROC-Zが正規輸入されていた時期もありました。いわゆるネオクラシックカーの領域に入りつつあります。高温多湿なこの国はアメリカンビックブロックには息苦しいかもしれませんが、これからも日本人に愛される1台であってほしいものです。
[ライター/江上 透]
シボレー カマロとして3代目にあたるこのモデルは、1982年から1993年まで販売されました。当時、ヤナセを通じて正規輸入されていたモデルは3グレード。エントリーモデルにあたる「スポーツクーペ」の価格は、1992年当時で348万円。グラスハッチルーフ装着車は364万円と、Z28が464万円と、V8エンジン搭載車としてはもっとも安価で手に入れることが可能だったのです。
アメリカ車らしくかなり大柄なボディかと思いきや、実はそれほどボリュームがあるわけではないのです。その代わり、後継モデルたちよりも全高の低さが際立っています。
シボレー カマロ(3代目) 全長×全幅×全高:4885x1860x1285mm
4代目のシボレー カマロが日本で販売開始となったのは1993年。実はこの4代目カマロをデザインしたのは、エンツォ フェラーリやマセラティ クアトロポルテ(先代)を手掛けたケン奥山氏です。
シボレー カマロ(4代目) 全長×全幅×全高:4910x1890x1320mm
映画トランスフォーマーでも注目された現行モデルにあたる5代目は、過去のモデルよりも全長が切り詰められている割には大柄に見える印象を与えています。
シボレー カマロ(5代目) 全長×全幅×全高:4840x1915x1380mm
3代目カマロの車両重量は1550kg。搭載されている5.0L V型8気筒OHVエンジンの最高出力は、170ps/4000rpm、最大トルクは35.2/2400rpmと、決して大パワーというわけではありません。しかし、輸入車では良心的(?)なレギュラーガソリン仕様なのです。
駆動方式はFRで、ミッション4速AT。エントリーモデルであるスポーツクーペのタイヤサイズは、フロント P215/65R15、リア P215/65R15。純正サイズは15インチだったことに、改めて驚かされます。ちなみに現行モデルは、フロント P245/45R20、リア P275/40R20と、かなり大経化・大型化されています。
モノトーン調の内装や直線的なダッシュボードも時代を感じさせます。
いまだに熱心なファンによって愛されている3代目シボレー カマロ。日本に並行輸入されていたカマロにはコンバーチブルモデルなども存在しました。
またIROC-Zが正規輸入されていた時期もありました。いわゆるネオクラシックカーの領域に入りつつあります。高温多湿なこの国はアメリカンビックブロックには息苦しいかもしれませんが、これからも日本人に愛される1台であってほしいものです。
[ライター/江上 透]