更新2024.12.25
クルマの税金はいつ払う?6月の自動車税に関する完全ガイド|支払い方法から注意点まで徹底解説
外車王SOKEN編集部
クルマを所有する方にとって、自動車税(種別割)の支払いは避けて通れません。5月から6月にかけては、多くの方が納税手続きに追われることでしょう。
この記事では、6月の納付期限に向けた準備から、お得な支払い方法、さらには将来の税負担を減らすための方法まで、詳しく解説していきます。
自動車税(種別割)の納付時期と6月までのスケジュール
自動車税(種別割)に関する手続きは、実は4月から始まっています。年度替わりのこの時期に、新年度の自動車税(種別割)が確定し、納税義務者の確認が行われます。納税義務者とは、原則として4月1日時点でクルマを所有している人です。
4月からスタートする自動車税(種別割)の年間サイクル
自動車税(種別割)の課税年度は4月1日から翌年の3月31日までです。4月1日時点で自動車を所有している方に、その年度分の自動車税(種別割)が課されます。この時期に引越しや住所変更をされた方は、運輸支局で車検証の住所変更手続きを行いましょう。手続きを忘れると、納税通知書が届かない可能性があるため注意が必要です。
また、4月は自動車税(種別割)の課税において重要な時期となります。たとえば、4月2日以降に新車を購入した場合、その年度の自動車税(種別割)は月割りで計算されます。具体的には、登録した月の翌月から年度末(3月)までの月数に応じて税額が決定されます。逆に4月1日以前に廃車や譲渡を行った場合は、その年度の自動車税(種別割)は課されません。
5月の納税通知書から6月の支払い期限まで押さえるべきポイント
5月上旬になると、各都道府県から納税通知書が発送されます。この納税通知書には、支払うべき税額や納付期限、支払い方法などが記載されています。納付期限は5月31日ですが、土日祝日の場合は翌営業日となります。特に注意が必要なのは、この期限を過ぎると延滞金が発生することです。
納税通知書が届かない場合は、下記に該当していないかを確認する必要があります。
1. 引越しによる住所変更の手続きを行っていない
2. 車検切れによる登録抹消
3. 郵便物の未着や紛失が発生していないか
このような場合は、お住まいの都道府県の自動車税(種別割)事務所に直接問い合わせることをおすすめします。再発行も可能なため、早めの対応を心がけましょう。
自動車税(種別割)の支払い方法と6月の納付期限後の影響
納税通知書が届いたら、できるだけ早めに支払い手続きを済ませましょう。支払い方法は複数あります。
便利でお得な支払い方法4つ
クレジットカード払い
メリット | ポイント還元を受けられる可能性がある、支払い記録が残る |
デメリット | 決済手数料がかかる |
注意点 | 一部使えないカードもあるため事前確認が必要 |
キャッシュレス決済の利便性の高さと、高額な自動車税(種別割)の支払いによるポイント還元がクレジットカード払いの大きなメリットです。ただし、決済手数料が必要なため、還元率と手数料のバランスを考慮して判断するとよいでしょう。また、都道府県によって利用可能なカードブランドが異なる場合もあるため、事前の確認をおすすめします。
口座振替
メリット | 自動引き落としで納付忘れを防止できる |
デメリット | 口座残高の事前確認が必要 |
注意点 | 申込期限が各都道府県で異なるため事前確認が必要 |
口座振替は、確実に自動車税(種別割)を納付する方法として多くの方に選ばれています。毎年同じ時期に発生する自動車税(種別割)の支払いを自動化することで、納税の負担を大きく軽減できます。申し込みは金融機関の窓口やインターネットで可能ですが、手続きには時間がかかる場合があるため、余裕を持って準備しましょう。
コンビニ納付
メリット | 24時間支払い可能、手数料不要 |
デメリット | 納付期限後は利用不可 |
注意点 | コンビニによって取扱いが異なる場合がある |
コンビニ納付は、仕事で平日の日中に金融機関に行けない方にとって、非常に便利です。納税通知書のバーコードを読み取るだけで手続きが完了し、領収証も即時発行されるため、確実な納付確認が可能です。ただし、納付期限を過ぎると利用できなくなるため、期限には注意が必要です。
スマートフォン決済
メリット | キャッシュレス決済の利便性、ポイント還元を受けられる可能性がある |
デメリット | アプリのインストールや登録が必要 |
注意点 | システムメンテナンス時は利用不可 |
PayPayなどの電子マネーサービスでは、納税時に独自のポイント還元を実施していることもあり、経済的なメリットが期待できます。また、自宅にいながら24時間いつでも支払いが可能なため、若い世代を中心に利用者が増加傾向にあります。
6月以降の延滞金と督促状への対処法
納付期限を過ぎると、まず督促状が送付されます。さらに延滞が続くと、財産の差し押さえなどの滞納処分が行われる可能性があります。延滞金は年14.6%(納期限後1ヶ月以内は年7.3%)という高い率で計算されるため、期限内に納付しましょう。
知って得する自動車税(種別割)の軽減制度と特例
自動車税(種別割)には、各種の軽減制度が設けられています。これらを活用することで、税負担を抑えることが可能です。
グリーン化特例の適用条件
環境性能に応じた税率の軽減措置は下記の通りです。
対象車/燃費基準達成度 | 軽減率 | 期限 |
電気自動車、燃料電池車、プラグインハイブリッド車、天然ガス自動車 | 税率を概ね75%軽減 | 2026年3月末まで |
2030年度燃費基準 90%達成 | 税率を概ね75%軽減※営業用乗用車のみ | 2026年3月末まで |
2030年度燃費基準 70%達成 | 税率を概ね50%軽減 ※営業用乗用車のみ | 2025年3月末まで |
出典:トヨタ エコカー対象車 | エコカー減税・環境性能割・グリーン化特例について | トヨタ自動車WEBサイト
13年超過車輌の重課税制度と対策
新規登録から13年を超えて使用しているクルマは、基準税額に対して概ね15%の重課税が適用されます。重課税を避けるための具体的な対策として、下記の選択肢が考えられます。
13年を超える前にクルマを売却する
自動車税(種別割)の負担が大きいと感じる場合には、売却を視野に入れることも選択肢の1つです。
クルマの売却タイミングは、税金面だけでなく市場価値の観点から見極めるとよいでしょう。特に輸入車は、モデルやグレード、装備によって価格変動が大きいため、専門店による査定が望ましいです。ちなみに外車王では、輸入車に精通した買取店による入札方式を採用しており、車種ごとの市場価値を正確に反映した査定額を提示しています。
エコカーへの乗り換え
環境性能の高い新車への乗り換えは、短期的には費用がかかりますが、長期的な税負担の軽減が期待できます。特に輸入車では、最新のEVやPHVモデルが続々と登場しており、選択肢が増えています。
廃車を検討する
自動車税(種別割)の負担が大きく、今後クルマに乗る機会が極端に減るのであれば、廃車も選択肢の1つです。しかし、廃車にする場合でも、専門業者に依頼する必要があり、なおかつ手数料がかかります。
輸入車は、パーツの価値が高いケースも多いため、予想以上の売却額となる可能性があります。外車王では、廃車予定の輸入車でも、状態や年式を考慮した適正な査定を行っていますので、廃車を検討する前に査定依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自動車税(種別割)の納付期限である6月を見据えて、納税通知書が届いたら、まずは内容を確認し自身の状況に応じた方法で納付しましょう。期限内に納めないと延滞金がかかる場合があります。
どうしても自動車税(種別割)の負担が大きいと感じる場合には、売却を検討してみてもよいかもしれません。特に輸入車は、一般的な国産車より査定額が大きく変動する傾向があります。外車王では、輸入車専門の買取店による入札方式を採用しているため、適正な市場価値での売却が可能です。また、外車王独自の厳格な基準をクリアした買取店のみが参加するため、安心して取引いただけます。
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