更新2025.01.30
クルマを売却するときの譲渡証明書完全ガイド|入手方法から記入例まで徹底解説
外車王SOKEN編集部
クルマを売却時の必要書類の1つに譲渡証明書があります。売却する際の所有権移転に必要で、誤りがないように記入しなければなりません。
本記事では、譲渡証明書の概要から書き方、さらには売却をスムーズに進めるためのポイントまで、経験豊富な専門家の視点から詳しく解説していきます。特に初めてクルマを売却する方や、輸入車の売却をお考えの方に参考となる情報を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
譲渡証明書とは?
譲渡証明書とは、所有者の変更を証明する書類です。この書類がないと、売買取引が成立したことを証明できません。特に近年では、クルマの不正転売や詐欺的な取引を防ぐ観点から、譲渡証明書の重要性が高まっています。
クルマの売却時に譲渡証明書が求められるケース
譲渡証明書は、道路運送車両法第13条に基づく移転登録の際に求められる書類です。個人間でのクルマの売買を行う場合や中古車販売店への売却、買取業者への売却、さらには家族間でのクルマの名義変更など、所有者が変更となる多くのケースで求められます。
なお、軽自動車を売却したり譲渡したりする場合には譲渡証明書は不要です。
譲渡証明書の法的根拠と重要性について
譲渡証明書を作成することで、売買契約の成立証明や取引の適正性の確保がなされ、所有権移転を明確化しトラブルを防止できます。
特に注目すべきなのは、譲渡証明書によって自動車の所有権移転が証明される点です。万が一の事故や違反時の責任所在が明確になり、将来的なトラブルを防げます。
譲渡証明書の入手方法と正しい書き方
クルマの売却手続きをスムーズに進めるためには、譲渡証明書の準備と記入が大切です。ここでは、譲渡証明書の入手方法と書き方について解説します。
譲渡証明書の入手方法と記入時の注意点
譲渡証明書は、国土交通省のWebサイトからのダウンロード(こちら)、もしくは運輸支局の窓口で直接入手できます。ただし、買取業者にクルマを売却する場合には、業者側で用意してもらえることがほとんどです。
記入にあたっては、消えない黒のボールペンを使用し、記入ミスがあった場合は二重線で消して訂正印を押します。日付は西暦で記入し、住所は省略せずに正確に記入することが求められます。また、後日の修正に備えて捨印を押印しておくと安心です。
譲渡証明書の具体的な記入例と一般的なミス
譲渡証明書には、車名と車体番号、型式、譲渡年月日、譲渡人(売主)の情報、譲受人(買主)の情報を順に記入し、最後に印鑑を押印します。特に車台番号は、クルマを特定する重要な情報であり、車検証との照合が大切です。
記入の際によく見られるミスとしては、車台番号の誤記や日付の記入漏れ、印鑑の押し忘れ、住所の省略などがあります。これらのミスを防ぐために、車台番号は車検証と照合し、チェックリストを活用した最終確認を行うとよいでしょう。
クルマの売却時に求められる関連書類と手続き
譲渡証明書以外にも、クルマの売却には複数の書類が必要です。書類を漏れなく準備することで、スムーズな手続きが可能となります。
譲渡証明書のほかに用意する書類一覧
クルマの売却時、譲渡証明書以外に必要な書類は下記のとおりです。
・自動車検査証(車検証)
・印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
・実印
・自動車税納税証明書
・委任状
住所変更や改姓など、所有者及び使用者の身分事項に変更があった場合は、それを証明する書類もあわせて提出します。これらの書類が不足していると、手続きが遅れる可能性があるため、事前の確認が大切です。書類によっては発行までに時間がかかるものがあるため、早めに準備するとよいでしょう。
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売却時の手続きの流れと期限について
クルマの売却時の主な流れは下記のとおりです。
1.売却方法・売却先の検討
2.必要書類の用意
3.査定の申し込み
4.査定を受けて価格を確認
5.売買契約の締結
6.クルマの引渡し
7.入金の確認
特に気をつけたいのは必要書類の用意です。前述のとおり、書類によっては発行までに時間がかかる場合があります。また、印鑑証明書には発行から3ヶ月以内という期限があるため、取得するタイミングに気をつけましょう。
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クルマの売却をスムーズに進めるためのポイント
スムーズにクルマを売却したいのであれば、豊富な専門知識と実績を持つ業者に査定依頼しましょう。特に輸入車の場合は、国産車とは異なる注意点が多いため、輸入車に特化した買取業者への依頼をおすすめします。
専門知識と実績が豊富な業者に依頼するメリット
専門知識と実績が豊富な業者に依頼すると、書類や各種手続きに関して手厚いサポートが受けられる可能性があるため、手間なくクルマを売却できます。さまざまなパターンのケースに対応した経験がある業者であれば、書類が足らずに手続きが遅れるなどのトラブルも防止できるでしょう。
高額売却を実現するための準備と注意点
書類の事前準備を入念に行うだけではなく、車輌の状態確認と整備を実施することで高額売却できる可能性が高まります。また、複数の買取業者への相見積もりを取得し、市場価値を事前にリサーチすることで、よりよい条件での売却ができるでしょう。
輸入車の場合、査定には専門的な知識が必要です。外車王では、輸入車に精通した査定士が、車種ごとの特性や市場価値を適切に評価し、適正な価格での買取を実現しています。また、公認買取店による入札方式を採用することで、より高額での売却が期待できます。
まとめ
クルマの売却で必要な譲渡証明書について解説しました。
スムーズにクルマを売却するためには、譲渡証明書を含む各種書類を漏れなく用意する必要があります。買取業者に売却する場合、基本的に譲渡証明書は業者が用意しますが、不安な場合は事前に確認しておきましょう。
そのほか、クルマを売るにあたって心配な点がある方は、20年以上の実績をもつ輸入車専門の外車王にご相談ください。コンシェルジュが書類の用意から丁寧にサポートいたします。