
コラム
更新2019.05.08
あなたの愛車は何年物?1台のクルマの所有期間と、買い替え理由を考察してみた
外車王SOKEN編集部
1年ですか?
3年ごとに新車を乗り換えていますか?
新車で購入して20年所有していますか?
中古車を半年ごとに乗り換えていますか?
自動車の所有期間というのは、ユーザーによって大きく異なるのではないでしょうか。今回は、そんな所有期間などからクルマの買い替えの需要や、その理由について考察していきたいと思います。
あなたは何年同じ車に乗っていますか?

ちなみにたった今、ちょうど筆者の隣にいる2名の知人に聞いたところ、9か月、6年半という回答が。
じゃあ、その前のクルマはどのくらい乗っていたの?一人は、10か月ということでした。
6年半乗っている社員は初めての愛車をずっと乗っているそうです。
かくいう筆者もいつの間にかもう9年同じクルマに乗っていることについ先日気が付きました。
欲しいなあと思うクルマはいろいろあるんですが、所有できる台数には限りがあります。乗り換えればいいのでしょうけれど、そうすると今度は犠牲になるものもあり。もう一台増やせれば、何も迷うことなくクルマを買えるんですが、そうは問屋が卸してくれませんからね。
というわけで、相変わらずしばらくは同じクルマに乗り続けることになるのでしょう。
ちなみにその前のクルマは結局10年乗りました。基本的に一度乗ると特に問題なければずーっと乗り続ける感じなんでしょうね、筆者の場合は。
よく飽きないですねといわれますが、これだけ長い間乗っていても、新たに気付くこともあります。大体、トラブルの原因なんかもわかります。いまだにここの感覚がうまく掴めないとか、うまく荷重が載せられて気持ちよく曲がれたとか。
毎日、乗る中でもなんかいろいろありますね。ちょっと雨漏りするとか、傷があるとか、へこんでるとか、気になるところは多々ありますが、まあ長く乗ってたら仕方ない部分ですね。
乗り換え理由エトセトラ

逆に、短期間、1年くらいで乗り換えている方は、どのような理由なのでしょうか。
・いろいろなクルマに乗ってみたいので1年で乗り換えている。
・思ったよりも維持費がかかるので乗り換えた。
・他の人が乗っていないモデルがいいので乗り換えた。
・車検にお金がかかるので車検が来る前に乗り換えている。
・故障が出たらすぐに乗り換えている。
・新型車が出たらすぐに手に入れる。
・映画やドラマで見てかっこいいと思ったら乗り換える。
まあまあ、他にもいろいろな理由があるでしょうね。もしかしたら理由は特にないなんて方もいらっしゃるかもしれませんね。あなたは、どんな時にどんな理由で乗り換えを検討されますか?
日本自動車工業会が調査した乗用車市場動向調査なる報告書がありますので、最新の2017年度版を見てみましょう。
やはり多いのが、車検時期や走行距離が増えてきたというのがダントツの理由です。続いて、事故や故障などによる買い替え。家族構成の変化や、引越しなども買い替えの動機になっていますね。面白いのが、欲しいと思っていたクルマがお買い得になっていたからとか、友人や知人が買い換えたからというのも比較的多い理由で上がっていました。
うーん、そう考えると、周囲の方の影響ってクルマの乗り換えには大きくかかわるんですね。ということは、クルマ好きが周りにいると、クルマの乗り換えのサイクルが早くなるとか?いろんな調査をしてみるのも面白そうですね。
あ、そういえば、我が家にはもう一台家族用のクルマがあるのですが、エアコンのパーツがどうしても入手できず、乗り換えたことがありました。
そういえば、友人が乗り換えた時、その友人もまた乗り換えていました。

それから、もう一つ面白いデータがありました。中古車を乗っていたユーザーのほぼ7割が、次も中古車で乗り換えをしているということ。逆に言えば、新車を購入するユーザーのほとんどは新車からの乗り換えということ。残価設定や保証プラン、特別金利など新車ディーラーの囲い込みがかなり効果を発揮しているということがうかがえます。
で、一番最初に書いた、何年所有するかということですが、データでは、新車の場合は8-10年、中古車の場合は4-5年が最も多いようです。割安な中古車を比較的早いサイクルで乗り換えていくのか、新車を大事に10年位ごとに乗り換えるのか。新車の場合、次におおいのは10年超です!結構長く乗られてるんですね。中古車でも、6-7年、8-10年が同率で多くなっています。
2009年からのデータを見ても年々保有期間は長くなる傾向になっています。背景には様々な要因が考えられますが、また別の機会に。このデータはどなたでも日本自動車工業会のウェブサイトからご覧になれますので、ご興味持たれた方は検索してみて下さい。
ほしいクルマを全部持つなんて夢のようなことができればいいんですが、なかなかそうもいかないというところにクルマの魅力があるのかもしれませんね。
[ライター・画像/CL編集部]