更新2025.04.02
クルマをオークションで売却できる?メリットとデメリット、買取業者との違いも解説!
外車王SOKEN編集部
愛車を手放す際、「少しでも高く売りたい」と考えるのは自然なことです。クルマの売却方法にはさまざまな選択肢がありますが、その中でもオークション形式での売却に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
オークションは複数の買い手が競り合うため高額売却が期待できる一方で、手間やリスクも少なくありません。この記事では、オークション形式でのクルマ売却のメリット・デメリットを解説します。クルマの売却方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
オークションでのクルマ売却とは?
クルマを売却する方法として注目されるオークション。まずはその基本的な仕組みや種類について解説します。
クルマのオークション形式とは?基本的な仕組みを解説
クルマのオークションとは、複数の買い手が価格を競り合って、最も高い金額を提示した人にクルマが売却される仕組みです。クルマのオークションには主に2種類あります。
業者向けオークション(オートオークション)
これは中古車販売店やディーラーなどの業者が参加するもので、一般人は直接参加できません。買取業者が買い取ったクルマは、多くの場合このオートオークションに出品され、別の業者が落札した後に次のオーナーに渡ります。
個人向けオークション
フリマサイトやネットオークションなどが該当します。これらは一般の人でも出品・入札が可能ですが、個人間での売買のためさまざまなリスクが伴います。
オークション代行サービスと個人向けオークションの違い
一般の方が業者向けオークションに参加するには「オークション代行業者」を利用する必要があります。オークション代行業者とは、一般の方の代わりに業者向けオークションにクルマを出品する業者のことです。
オークション代行業者を利用した場合の車売却の流れは以下のとおりです。
1.オークション代行業者に申し込み
2.仮査定の実施
3.契約締結
4.オークション会場への車輌搬入
5.出品・落札
6.売主への代金支払い
一方、個人向けのオークションやフリマサイトでは、自分で出品から落札者とのやり取り、クルマの引き渡しまで行う必要があります。手続きは比較的シンプルですが、名義変更や支払いに関するトラブルなどのリスクが高まります。
オークションでクルマを売却するメリット・デメリット
オークションでクルマを売却する際には、メリットとデメリットをきちんと理解し、自分に合った選択をすることが大切です。
オークションでクルマを売却する3つのメリット
オークション形式でクルマを売却するメリットには、主に以下の3つが挙げられます。
相場よりも高く売却できる可能性がある
オークションの最大の魅力は、複数の買い手が競り合うことで市場相場を超える価格がつく可能性がある点です。特に人気の高い車種や状態のよいクルマ、レアな車種の場合は高値がつきやすいでしょう。オークションでは最低落札価格(希望売却価格)を設定できるため、納得のいく金額で売却できる可能性も高まります。
しつこい営業電話がかかってこない
一括査定サイトを利用すると、複数の買取業者からの営業電話に悩まされることがあります。一方、オークションでは基本的に運営スタッフとのやり取りのみで済むため、営業電話に悩まされる心配がありません。電話対応が苦手な方や、多数の業者と交渉することにストレスを感じる方にとって、大きなメリットといえるでしょう。
レアな車種でも適正な評価を得られる
一般的な買取業者では、マイナーな車種は適正な評価を受けにくい場合があります。しかし、オークションではその車種に詳しい業者や個人が入札する可能性があるため、クルマの真の価値に近い評価を得られることがあります。特に輸入車や希少価値の高い車種は、オークションでの売却が向いているといえるでしょう。
オークションでクルマを売却する4つのデメリット
一方で、オークション形式での車売却には次のようなデメリットも存在します。
売却までに時間がかかる
オークションでは、出品から落札、手続き完了までに1週間〜1ヶ月程度の時間を要することが一般的です。早急に現金化したい場合や、すぐに次のクルマを購入する予定の方には不向きといえるでしょう。また、入札がない、または最低落札価格に達しない場合は売却できないこともあります。
手数料や搬入費用などのコストがかかる
オークション代行業者を利用する場合、代行手数料(3〜5万円程度)、出品料(1〜3万円程度)、成約料(1〜3万円程度)、搬入費用(地域により異なる)などの費用が発生します。これらの費用を差し引くと、実際に手元に残る金額が想定より少なくなることもあるため注意が必要です。
個人間売買ではトラブルのリスクが高い
個人向けオークションでは、落札後に「事前に聞いていなかった不具合がある」などのクレームが発生するリスクがあります。また、落札者が支払いを行わないケースや、クルマの引き渡し後に名義変更手続きを怠るケースも珍しくありません。名義変更がされなければ、自動車税の支払いや事故・違反時の責任は元の所有者に発生してしまいます。
ローン残債があるクルマは出品できない
クルマのローンが残っている場合、基本的にオークションへの出品はできません。ローンを完済してからの出品となるため、一時的に資金が必要になります。
オークションと買取専門業者の売却方法を比較
オークションと買取専門業者、どちらが自分に合った売却方法なのか迷っている方も多いでしょう。ここでは両者の違いを比較し、それぞれに向いている人の特徴を解説します。
どんな人にオークション形式がおすすめ?
オークション形式でのクルマ売却は、以下のような方に向いています。
時間に余裕がある方
オークションでの売却は、出品から入金まで1週間〜1ヶ月程度の時間がかかります。すぐに売却する必要がなく、じっくりと高値での売却を目指せる方に適しています。
価格交渉が苦手な方
買取業者との価格交渉が苦手という方には、オークション形式が向いています。オークションでは複数の買い手が自動的に価格を競り合うため、自分から価格交渉をする必要がありません。
レアなクルマを所有している方
一般的な買取業者では適正な評価を受けにくい希少価値の高い車種を所有している方は、オークション形式で売却すると真の価値に近い評価を得られる可能性が高まります。
営業電話が苦手な方
一括査定サイトを利用すると複数の業者から営業電話がかかってくることがありますが、オークションではそのような心配がありません。営業電話に対応するのが苦手な方にはオークション形式がおすすめです。
どんな人に買取専門業者がおすすめ?
一方、買取専門業者への売却は、以下のような方に向いています。
早急に売却したい方
買取業者であれば、最短即日で売却手続きが完了します。車検切れが近い、引っ越しが決まったなど、早急にクルマを手放したい方には買取業者の利用がおすすめです。
確実に売却したい方
オークションでは、入札がなかったり最低落札価格に達しなかったりして売却できないこともあります。確実に売却したい方は、買取の際に金額を確定できる買取業者の方が安心です。
手続きの手間を省きたい方
買取業者に依頼すれば、必要な手続きは全て代行してもらえます。名義変更や廃車手続きなど、煩雑な手続きを自分で行いたくない方には大きなメリットです。
トラブルのリスクを避けたい方
個人間売買ではトラブルが発生するリスクがありますが、買取業者に売却すれば名義変更などのトラブルの心配はありません。特に、信頼できる大手買取業者であれば安心して取引できます。
まとめ
オークション形式でのクルマ売却は高額で売れる可能性がある一方、手続きの手間やトラブルのリスク、売却までの時間などのデメリットもあります。
外車王の入札査定サービスは、オークションの「複数の買い手が競い合う」というメリットを活かしつつ、買取業者の「確実な売却」「手続きの簡便さ」も兼ね備えています。特に輸入車に特化している点は大きな強みです。
輸入車の売却をお考えの方は、外車王のご利用をぜひご検討ください。