更新2021.09.15
ベンツとレクサスの違いとは。車種の選び方やお勧めユーザーについても解説
外車王SOKEN編集部
目次 ▼
- ドイツの高級車メーカー「メルセデス・ベンツ」とは
- トヨタの高級車ブランド「レクサス」とは
- ベンツとレクサスのデザイン
- 自分にあった車種の選び方
- 乗り換えを検討したい場合は外車王で無料査定
- 自分にぴったりの車で満足できるカーライフを
ベンツとレクサスは、それぞれ高級車を検討する際に比較されることが多いブランドです。しかし、ドイツを代表するメルセデス・ベンツとトヨタの高級車ブランドのレクサスには明確な違いがあります。
ここでは、メルセデス・ベンツとレクサスのそれぞれの特徴や違いについて解説していきます。また、車種の選び方についても紹介していますので、参考にしてください。
ドイツの高級車メーカー「メルセデス・ベンツ」とは
メルセデス・ベンツは、言わずと知れたドイツの高級車ブランドです。「スリーポインテッド・スター」と呼ばれるベンツマークに憧れる人は少なくないはずです。
ここでは、メルセデス・ベンツの特徴や歴史について解説します。加えて、ベンツのラインナップも紹介しますので、参考にしてください。
ベンツの特徴
メルセデス・ベンツの特徴は、一貫したブランドアイデンティティのもと、車を製造・販売していることです。車種に共通の顔を持たせることで、近くからでも遠くからでもひと目でメルセデス・ベンツだとわかります。
近年は大幅なラインナップの拡充を図っており、コンパクトカーから大型SUVまで幅広い車種の選択が可能で、その数は実に30車種にも及びます。
環境面では、近年はクリーンディーゼル車に力を入れており、ほとんどのモデルでクリーンディーゼルが選択可能です。また、ライバル勢に対して圧倒的な動力性能と静粛性を実現しており、このような技術の高さもメルセデス・ベンツの特徴といえるでしょう。
ベンツの歴史
メルセデス・ベンツは、ドイツのダイムラーが所有する乗用車・商用車のメーカーです。
1886年にカール・ベンツが「ベンツ・パテントモーターカー」という内燃機関で走行する世界初の自動車を世に送り出しました。ここから、メルセデス・ベンツの歴史がスタートしますが、それは自動車の歴史そのものと言っても過言ではありません。
日本国内においては、輸入車販売業者のヤナセが行ったブランド戦略により、高級車としてのイメージが市場に浸透しています。近年では、比較的リーズナブルなモデルもラインナップされており、全世界で幅広いユーザー層に愛されています。
メルセデス・ベンツのラインナップ
メルセデス・ベンツのラインナップを表にまとめましたので参考にしてください。メルセデス・ベンツは、クラスをアルファベットで区別することで比較的簡単に理解することができます。
トヨタの高級車ブランド「レクサス」とは
トヨタの高級車ブランドとして国内外問わず高い人気を誇るレクサスは、セダン・クーペに加えてSUVの拡充を図ることで確実な成長を遂げています。
ここでは、レクサス誕生の歴史や特徴・ラインナップについて紹介しますので、参考にしてください。
レクサスの特徴
レクサスの特徴を一言で表すならば「ハイブリッド」です。レクサスのハイブリッド技術は、いまだに超えられるメーカーが存在しないといわれており、さらにほとんどの車種でハイブリッドタイプが選択が可能です。
具体的には、高級セダンからコンパクトSUVまで9車種で展開され、価格の高い順から「LS」「LC」「RX」「RC」「IS」「ES」「NX」「CT」「UX」となります。
また、アフターサービスの充実もレクサスの特徴です。保証やメンテナンスなどのアフターサービスにとどまらず、オーナーに代わってナビの目的地設定や予約をしてくれたり、紹介サービスがあったり、さらにはトラブルの対応をしてくれたりと、トータルケアで最高のサービスを提供してくれます。
レクサスの歴史
レクサスは、1989年に北米で導入が開始されたトヨタの高級ブランドです。日本国内での販売は、2005年と北米より16年遅れの上陸となりました。
レクサスは、大衆車という評価を受けていたトヨタ車のイメージを払拭するために設立されたといわれています。レクサス初のモデルであるLS(日本名セルシオ)は、1980年代初頭から7年という開発期間を経て発売されました。LSは国内外で高い評価を得ることに成功し、トヨタが高級車市場に参入するきっかけになりました。
レクサスのラインナップ
レクサスのラインナップを表にまとめましたので参考にしてください。レクサスの車種は大きく分けて5つに分類されます。
高級車のセダンとクーペ、人気の高いSUV、5リッターV8自然吸気エンジンを搭載するスポーツモデル、そして最後がハイブリッド専用車です。
メルセデス・ベンツとレクサスは、よく比較されるメーカーです。
ここでは、両メーカーの販売台数や維持費など様々な視点で比較していきますので、ご購入の際の参考にしてください。
販売価格帯
メルセデス・ベンツとレクサスの販売価格帯は、メルセデス・ベンツが若干高めといえます。分かり易く説明するために、具体例な例を3つほど挙げます。
まず、メルセデス・ベンツと主力車種である「Eクラス」と、レクサスブランドのミッドサイズセダンである「ES」の比較です。売れ筋グレードで比較した場合は、下記のようになります。
・Eクラス セダン E220d Sports:793万円
・ES 300h Version L:713万円
確かに、メルセデス・ベンツの方が若干高めですが、同じ700万円台です。
次に人気のSUVのメルセデス・ベンツ「GLC」とレクサス「NX」の比較です。セダンモデルと同様に売れ筋グレードで比較した場合は、下記のようになります。
・GLCクラス GLC220d 4MATIC:700万円
・NX ハイブリッド NX300h F SPORT 4WD:612万円
ここでもメルセデス・ベンツが上回るものの、差額は100万円を切っています。
レクサスのフラッグシップモデルであるLSとベンツ最上級グレードのAMGモデルの売れ筋グレードで比較した場合は、下記のようになります。
・LS LS500:999万円
・LS LS500 EXECUTIVE:1528万円
・Gクラス AMG G63:2194万円
・Sクラス AMG ロング S63 4MATIC+ long:2616万円
上記の通り、メルセデス・ベンツは、優に2000万円を超えるAMGブランドがありますので、大きな差があるという見方もあります。
中古車の価格帯
メルセデス・ベンツとレクサスの中古車の価格を紹介します。どちらのメーカーもラインナップが豊富なため、売れ筋車種のメルセデス・ベンツ「Cクラス」と、そのライバル車種であるレクサス「IS」を比較していきます。
まず、年式を2013年から2020年として、走行距離を1万km以上という条件で最高値・最安値から見てみましょう。
・メルセデス・ベンツ「Cクラス」:100~510万円
・レクサス「IS」:125~500万円
見ていただくとわかる通り、中古車価格はほぼ互角です。新車のセダン市場では、メルセデス・ベンツに大きく水をあけられているレクサスですが、中古車市場では巻き返しの兆候が見て取れます。
維持費
メルセデス・ベンツとレクサスの維持費は、どちらが高いかは一概には言えません。しかし、総じて見るとベンツの維持費の方が高くなる傾向にあるかもしれません。
ひとつ具体例を挙げると、メルセデス・ベンツは走行性能の高さと引き換えにブレーキの摩耗が早く、車検等で費用がかさみます。
しかし、メルセデス・ベンツとレクサスの維持費が逆転するケースが存在します。それは、レクサスのトータルケアやアフターサービスを利用した場合です。
レクサスの売りのひとつであるアフターサービスは、当然ながら全てディーラーに依頼することが前提となります。したがって、例えばメルセデス・ベンツのアフターサービスを車検専門チェーン店などで行った場合は、レクサスよりも安くなる可能性があるのです。
以上のことから、メルセデス・ベンツとレクサスの維持費は甲乙つけがたいといえます。
売り上げ台数
メルセデス・ベンツとレクサスの新車販売台数を比較すると、実はメルセデス・ベンツが上回っています。参考までに、2018年度の新車販売台数を紹介します。
2018年度は、メルセデス・ベンツの販売台数が6万7,554台なのに対して、レクサスは5万5,098台です。因みに、日本国内で最も売れている輸入車ブランドはメルセデス・ベンツです。
メルセデス・ベンツは、セダンからSUVまで堅調に売れています。2019年は、「Cクラス」が1年間に1万7,210台登録されました。ところが、ライバル車であるレクサス「IS」はわずか2,050台の登録でしたので、この年だけでも約8倍の開きが生じているのです。
また、メルセデス・ベンツのもう一つの主力車種である「Eクラス」は、2019年に7285台が登録されています。対して、同クラスのレクサス「GS」は、1,000台足らずしか登録されておらす、残念ながら2020年に生産を終えています。
つまり、セダンでシェアを奪われていることが、レクサスがメルセデス・ベンツの新車販売台数を逆転出来ない要因なのです。
ベンツとレクサスのデザイン
メルセデス・ベンツとレクサスのデザインは、どちらも異なる魅力があります。
近年はレクサスが特徴的な「スピンドルグリル」を採用しているため、個性の強さという点でいえばレクサスに軍配が上がるかもしれません。
対して、メルセデス・ベンツは個性とオーソドックスの融合されたバランスの良いデザインになっています。好みには個人差がありますので一概には言えませんが、メルセデス・ベンツには洗練されたオーラのようなものを感じます。
SUV・クーペは両メーカーともに魅力的な車種を展開しており、デザイン面においても世界をリードしていると言っても過言ではありません。
走行性能・安全性能
メルセデス・ベンツとレクサスの走行性能と安全性能を比較した場合、やはり主戦場を世界唯一の速度無制限高速道路であるアウトバーンに置くメルセデス・ベンツに分があります。特に、エンジン性能とブレーキ性能には、大きな差があります。
しかし、レクサスには世界一といわれるハイブリッド技術があります。レクサスのハイブリッドは燃費と静粛性が優れており、とくに市街地走行で強みを発揮します。
耐久性については、一般的には、メルセデス・ベンツは長距離移動を想定して設計されているため、エンジン・足回りなどの耐久性が高いといわれています。対してレクサスは、北米において信頼性が高く評価されています。
したがって、年間の走行距離や使用用途によって両メーカーの良し悪しが決まるといえるでしょう。
自分にあった車種の選び方
自分にあった車種を探すためには、しっかりとポイントを抑えることが大切です。特に、メルセデス・ベンツとレクサスは特徴が大きく異なりますので、例えばエクステリアデザインだけで選んでしまったりすると、後悔に繋がる可能性があります。
ここでは4つの項目に分けて車種の選び方を解説していますので、参考にしてください。また、それぞれのメーカーのおすすめユーザーも紹介します。
好みのデザインかどうか
メルセデス・ベンツやレクサスの高級車を購入する際に、好みのデザインかどうかは重要な要素のひとつです。選ぶポイントとして最初の第一印象が大事ですが、飽きがこないかどうかも考えなければなりません。また、実物を目の当たりにすると印象が変わることもあるため、ホームページを見るだけではなく実際にショールームに足を運ぶことも大切です。
乗り心地が自分の好みに合っているか
乗り心地を判断するためのポイントは、実際に試乗するのが最も有効な手段といわれています。しかし、短い時間ではわかりにくいという意見もあり、YouTubeなどのインプレッション動画を利用されている方も多いようです。
また、一般的にレクサスは乗り心地重視で柔らかめといわれておりますが、必ずしも柔らかいサスペンションが好みに合うとは限りません。大事なことは、コーナリング性能なども含めたトータル性能です。
求める走行性能があるか
求める走行性能があるかどうかについては、使用用途や走るシチュエーションから考えてみましょう。
たとえば、高速道路を主体として長距離移動を重視するならばメルセデス・ベンツの低燃費・高出力のクリーンディーゼルが威力を発揮します。逆に市街地走行がメインなら、静粛性が高いレクサスのハイブリッドにアドバンテージがあります。
もちろん、単純にエンジン形式だけで決められるものではありませんので、予算などと相談しながら運転が楽しくなる車を探しましょう。
維持費が予算に合っているか
維持費が予算に合っているかを考えることも大切です。特に重要なことは、購入する前に収支シミュレーションを行うことです。具体的には、税金や車検などの購入後に直接かかる費用はもちろんのこと、購入してから3年後や5年後の売却額を把握しておくことです。
これは、売却額を把握していなければ、乗り換えの際に思わぬ出費に繋がる場合があるためです。3年後もしくは5年後の乗り換えを想定している場合、消耗部品などの維持費を最小限に抑えることが出来ます。
もしくは、タイヤやブレーキなどのメンテナンス費用をしっかり理解して、長く乗り続けるというのもひとつの選択肢です。
ベンツがおすすめな人
メルセデス・ベンツはステータスの象徴とよくいわれますが、近年はエンジン技術の進歩が目覚ましく、走りを求めるユーザーにもおすすめです。
またメルセデス・ベンツは、比較的手頃な価格のモデルも選択できるため、肩肘張らずに輸入車に乗りたいというユーザーにもおすすめです。
メルセデス・ベンツには、レクサスにあるようなオーナーズラウンジはありません。だからこそ、どのようなユーザーであっても居心地よく過ごすことができます。
レクサスがおすすめな人
レクサスは何がいいのかと聞かれた際に、環境性能が高くアフターサービスが充実していると答えるユーザーは多いのではないでしょうか。レクサスが誇るハイブリッド技術は認知度が高く、購入後に周辺の人達のイメージも変わるかもしれません。特に、商売をやっている方などは企業イメージの向上に繋がりますのでおすすめです。また、レクサスは故障が比較的少ないため、信頼性を重視するユーザーにもおすすめです。
しかし、同じメーカーのトヨタにも同クラスの車種が存在するため、レクサスは高いだけと感じるユーザーも少なくありません。
ただし、そのような人もレクサスの最高のおもてなしとトータルケアを知ることで、全く違う価値があることに気付くはずです。
乗り換えを検討したい場合は外車王で無料査定
車の購入を考える際に、今乗っている車を次の車の購入資金に充てたいと考える人はおおいはずです。
たとえば、今乗っている外車を売って新しくメルセデス・ベンツを購入すると考えたとします。その際に、 車を売って資金を得る一般的な方法は、購入店での下取りです。しかし、最近は購入店とは関係なく車を売却する買取業者が注目されています。
そこで紹介したいのが、輸入車専門買取を行う外車王です。外車王は、厳格な基準をクリアした買取店が1社限定で対応いたします。したがって、一括査定のような大量の営業電話は一切ありません。
高価買取が実現した際には、ワングレード上の車種の選択なども検討してみてください。
自分にぴったりの車で満足できるカーライフを
ここまで、メルセデス・ベンツとレクサスの比較を中心に解説してきました。それぞれの特徴や違いを理解することで、好みの1台が見つかるはずです。
自分にぴったりの車を見つけて、素敵なカーライフを実現しましょう。
[ライター/外車王SOKEN編集部]
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