オーナーインタビュー
更新2018.09.17
確実に行動範囲が広がったことを実感。26才の若きオーナーとアウディTT
松村 透
しかし「クルマが好きで、自分の力で生計を成り立てている都内在住の20代」は確かに存在します。
今回、CL CARSでは、そんな若い世代の方を取材を試みました。決して楽とはいえないカーライフかもしれませんが、それでも敢えて「都内在住でありながら輸入車を手に入れた理由とは?」。20代のオーナーさんの実録レポートです。
オーナープロフィール
・お名前:Nさん
・年齢:26才
・職業:会社員
・愛車:アウディTT(8J)
都内ではご実家または1人暮らしですか?
都内で1人暮らしです。実家は名古屋です。大学生のときに上京しました。現在は、都内にあるIT系企業で働いています。
クルマ以外の趣味を教えてください
旅行や食べ歩きなどです。気の合う仲間とゴルフやサーフィン、温泉に行くこともあります。クルマはそのための移動手段です。所有するようになってからは行動範囲が広がりましたね。仕事が休みである週末はもちろん、平日の夜もクルマに乗って出掛けます。
クルマが好きになったきっかけを教えてください
親がクルマ好きということもあり、マニアというわけではありませんでしたがクルマには興味がありました。本格的に興味を持ちはじめたのは、大学生3年生のとき、あるベンチャー企業が自動車のWebメディアを立ち上げることになり、インターンとしてお手伝いしたことがきっかけです。
現在のクルマを購入したきっかけや教えてください
同世代の人がクルマを購入したことがきっかけです。インターン生として関わっていた自動車のWebメディアで知り合った人が、その後正社員となり、ポルシェ ボクスターを購入したんです。自分と同世代の「若い人がクルマを買えるんだ」と、正直驚きましたね。
あるとき、その人がボクスターに乗せてくれて、ドライブに出掛けたんです。ドライブ中に「おまえもクルマ買っちゃいなよ!」といわれ、いよいよ本気で自分のクルマを手に入れようと考えはじめたんです。最初に買うクルマはアウディと決めていました。
現在のクルマを購入する決め手になったことを教えてください
手に入れようと決めてからは、都内のディーラーでアウディTTをはじめ、さまざまなクルマを試乗しました。ただ、最初のクルマということで、まずは中古車を買おうと決めていたんです。
あるとき、予算の関係もあり「TTではなく、A3もいいかな…」と思いはじめ、契約寸前まで話しが進みました。しかし、ハンコを押す瞬間に「何かが違う!」と感じて購入を断念したんです。その後、一緒に試乗してまわっていた高校時代の友人が、なんとBMW6シリーズの中古車をローンを組んで購入したんです。正直、これは負けられないと思いましたね(笑)。会社の同期には止められましたけれど…。そんな思いのなかで出会い、手に入れたのがこのアウディTTです。ちょうどタイミングよく、駐車場を借りることもできました。
最近のクルマにまつわる1番の思い出は?
大学時代のアルバイト仲間3人で、軽井沢へ日帰りでドライブに行ったときのことです。とりあえず埼玉まで行ってみたのですが、話しているうちに軽井沢にも行こうとなり、弾丸で行ってきました(笑)。
クルマだと、気の向くままに目的地を決めて移動できるのがいいですよね。ただ、TTに大人3人乗車はさすがに狭かったですね(苦笑)。
また、ゴールデンウィークにはBMW6シリーズを購入した友人と、東京から青森の八戸まで長距離ドライブしました。仕事が終った日の夜に出発して一晩で800キロくらい運転して、十和田湖や周辺の温泉巡りしました。それから、仙台や福島など東北地方をぐるっと数日間巡り、東京まで帰ってきました。あのときは3日間で1500キロ以上走った気がします(笑)。
クルマ関連でよく見るメディア、雑誌はありますか?
YouTubeに公開されている、ロペライオチャンネルの試乗インプレッションは面白いのでよく観ています。あとは、おぎやはぎの愛車遍歴もhuluで観ますね。逆に、モータージャーナリストのインプレッションなどは観ません。エンジンとかスペックとかはそこまで気にならないので…。
単刀直入に伺います。クルマ好きってモテますか?
いやー、特に変わらないです(笑)。
憧れのクルマはありますか?
いつかはポルシェを手に入れてみたいなという思いは強くあります!
取材後記
インターン生時代に知り合った同世代の方がポルシェ ボクスターを購入し、高校生のときの友人がBMW6シリーズを手に入れる。周囲の人、それも同世代がクルマそれも輸入車を手に入れたことが、Nさん自身のクルマを手に入れる大きな要因となっていることは間違いなさそうです。
「買えば何とかなる」という話しをときどき耳にしますが、「はじめの一歩」は、躊躇してあたりまえ。自分のクルマを購入するか迷っているとき、所有している周囲の同世代の友人知人に話しを聞くことがいいのかもしれません。
[ライター・撮影/江上透、画像提供・Nさん]