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更新2019.10.24

現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

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西川昇吾

日本の経済を支える自動車産業。それだけに、自動車に関する職業は数多くあります。しかし、そのなかでも自動車ライターや自動車メディアに携わりたいという人間は少ないかもしれません(少なくとも筆者の周りにはいませんでした)。今回は「なぜ現役大学生の筆者が自動車ライターという職業を目指したのか?」をお伝えします。

クルマ好きになった理由


現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

そもそも自動車ライターを生業にしている人は、「クルマが好き」という気持ちからスタートしていると思われます。もちろん筆者も「クルマが好き」という気持ちがきっかけとなり自動車ライターをしています。

考えてみると、筆者はそもそも物心ついたころにはクルマが好きだったので、あまり具体的きっかけや理由が思いつかないのが正直なところです。「映画のカーチェイスでクルマに興味を持った」「漫画の影響でクルマが好きになった」などなど…。世の中のクルマ好きには、様々な「ファーストコンタクト」があると思いますが、筆者にはその明確な記憶がありません。しかし、父親がクルマ好きで、自動車に関する職に就いていたり、初めて手に入れたおもちゃがミニカーだったりと、両親の影響が大きいのは事実でしょう。今思えば、クルマが好きな自分自身は物心ついた日から今日まで「当たり前」の存在でした。

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自動車メディアをやりたいと思ったきっかけ


現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

幼いころからクルマが好きな筆者は、自動車関連の職種に就きたいと考えていました。しかし、最初から自動車ライターをやりたいと考えていたわけではありません。さまざまな自動車関連の職業に興味を持ちつつ成長してきましたが、自動車ライター…というより、雑誌やウェブなどの自動車メディアに携わりたいと心決めたのは中学生の頃でした。

現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

当時筆者は、さまざまなクルマ漫画を古本屋で買い集めていたのですが、その中で「彼女のカレラ」という作品に出会いました。クルマ初心者の若い雑誌編集者の女性の主人公が、父の形見でポルシェ911カレラRS(964型)を譲り受ける…という形でストーリが始まる作品ですが、この作品は初心者だった主人公が、1人のドライバーとして成長していく様子や、徐々にカーライフを楽しむようになる様子が描かれています。

そして作中で、主人公は漫画雑誌編集からクルマ雑誌編集へ転属となり、クルマ雑誌に携わるようになっていきます。主人公がクルマ雑誌に携わるようになり、さまざまな車種やクルマの楽しみ方が作中で取り上げられ、それぞれに魅力を感じました。「これほど個性豊かな工業製品は他にない!」とクルマの魅力を再発見したのです。それに気づいたとき「この作品のようにクルマの魅力を広める人間になりたい!」。そう思い、自動車メディアに携わると心に決めたのでした。

実際に自動車ライターとして活動開始したきっかけ


現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

自動車メディアに携わりたいと思っていても「王道」なルートが存在しないこの業界。筆者が自動車ライターとして活動開始できたのも、人の縁に恵まれたからでした。とあるレースシリーズでスタッフをしていた際、自動車のウェブ媒体に携わっている方と知り合うことができたのがきっかけでした。その縁をきっかけに、フリーランスとして取材活動を中心に執筆を行う自動車ライターとして活動を開始し、さまざまな現場へ出向く機会ができたのです。

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自動車ライターを目指すには


現役大学生の筆者が自動車ライターを志したきっかけとは?

もしかしたら「自分も自動車ライターになりたい!」という方がいるかもしれません。ここまで読んだだけでは「なんだ、参考にならないや」と思うかもしれません。しかし、筆者が思うには、自動車ライターになる初めの一歩として必要なのは「情報を集めて現場へ出向くこと」だと考えます。いつ、どこでメディアが来るイベントがあるのか?そのようなイベントに出向くことで、何かキャリアにつながる出会いがあるかもしれないのです。

また自動車ライターとして必要な素質は筆者が思うに「ホウレンソウができること」です。

「ライターである以上、文章力じゃないの?」と思うかもしれません。しかし、この仕事は、多くの人や企業、団体と関わることになります。そのため、さまざまなな関係先にレスポンスのいい報告連絡ができること。そして、スケジュールやテーマなどが難しい場合はお互いの立場を尊重し合って相談できること。このような当たり前のことが重要だったりします。

それ以外にもあると便利な能力はありますが、それらは後からついてくるもの。文章力や取材対応能力は実践で経験を積むしかないと考えています。

…とはいえ筆者も若手、まだまだこれからの人間です。より多くの方々に自動車の魅力を伝えられるように日々精進していきます。これからも、よろしくお願い申し上げます。

[ライター/西川 昇吾、カメラ/西川 昇吾&松村 透]

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