ライフスタイル
更新2019.01.15
若くしてスーパーカーを買うにはどうすれば良いか?そのカギは「行動力」だ!
JUN MASUDA
つまり彼らは、今は買えなくとも将来的にスーパーカーを買いたいと考えているということを示していて、ボクはこういった人たちがいることについて、「まだまだ日本も捨てたもんじゃないな」と考えている。
そして「どうやったらスーパーカーを買えますか?」と質問を受けることも多いが、ぼくが考える「スーパーカーを買う方法」は大きく分けて二つであり、(もとからお金を持っている人を除けば)カネを稼ぐか、カネを借りるかしかないと考えている。
じゃあどうやってカネを稼ぐのか?
スーパーカーを購入するだけのお金を稼ぐのは難しい。 まず、普通の会社勤めでは、スーパーカーを購入するだけのお金を貯めることは困難だろう。
だから、もし自分が稼いだお金でスーパーカーを買おうと考えるならば、「サラリーマンになる」のは最初から選択肢から外すべきだ。
もし間に合うのならば、医師や士業(弁護士や公認会計士、司法書士だ)を目指すのも一つの手だ。 これらは収入が安定しており、将来にわたり何台でもスーパーカーを買えることだろう。
こう書くと、この時点で「自分には無理だ」と思ったかもしれない。 しかしスーパーカーを買うというのは、それくらいの覚悟が必要であり簡単なことではない、ということも理解してほしい。
そしてもうひとつは「投資」によってお金を稼ぐ方法だ。 投資の対象は仮想通貨でも株式でも構わない(ギャンブルだって投資だ)。 お金を増やそうという意思が必要であり、そのための行動が必要だ。
「投資」についても、自分には無理だ、失敗したらどうしよう、と考える人も多いかもしれない。 しかし、一般人がスーパーカーを買うということはそれくらいの度胸を要する。 したがって、「一線を超えて踏み込む」勇気も必要だ。
さらに「ブロガー」や「ユーチューバー」も意外にオススメだ。 これを生業とし、スーパーカーを購入するまでの資金を手にするのは大変だが、サラリーマンとして安定した収入を得ながら「副業として」これらをやってゆくのはいい選択かもしれない。
クルマが好きなのであれば、新車情報をブログにアップするのもいいし、試乗レポートや、イベント/モーターショーを訪問して、その様子を動画で配信するのもいいだろう。
なお、士業や投資、ブロガーやチューチューバーという、上にあげた方法でなくとも、そこそこ給与の良い、一部上場企業に就職してお金を貯め続けるという方法もあるにはある。 だが、節約しながらお金を貯めるのは気が滅入る。 そして、スーパーカーは購入した後もお金がかかるのは間違いない。
点検やメンテナンス、カスタムにもお金がかかるが、イベントへの参加やオーナー同士の交流もそれなりの支出になると考えていい。
せっかくスーパーカーのオーナーになったとしても、そういった「スーパーカーのある生活」を楽しめないようでは魅力半減だ。 だからボクは、そうならないよう「収入を増やす」手段を考えることを勧めたい。
そして、収入を増やすのはたやすいことではなく、しかし何かをはじめなければ収入も増えない、ということも理解しておいてほしい。
ただ漫然と待っているだけではスーパーカーはやってこないのだ。
カネを借りる方法を考える
そしてお金を借りてスーパーカーを買うということだが、ぼくが考える方法としては2つある。
一つ目は「新車のフェラーリをローンで買う」ということだ。 フェラーリは残価がスーパーカーの中ではもっとも高く、つまり購入金額が同じ場合、残価設定ローンを使えば「もっともローンの支払い金額が少ない」スーパーカーだ。
たとえば3000万円のランボルギーニ、3000万円のマクラーレン、3000万円のフェラーリだと、それぞれ残価が3年だと65%、50%、75%程度になるから(車種によっても異なり、残価の調整もできるので、実際はディーラーに問い合わせてほしい)、ローンで支払うのはそれぞれの購入価格の35%、50%、25%となる。
金利を無視した簡単な計算だと、同じ3000万円の車両を購入したと仮定した場合、ランボルギーニは1050万円を支払う必要があり、マクラーレンは1500万円、フェラーリは750万円を支払うことになる。 つまり、乱暴に言えばフェラーリは残価設定ローンを例に挙げると、マクラーレンの「半分の」価格だけを支払えばいいということになり、フェラーリの支払い金額がいかいに少なくてすむかいうことがわかるだろう。
さらに、フェラーリはスーパーカーの中ではもっとも保証期間が長く、かつメンテナンスパッケージで「無料」となる範囲も広く、維持費も安い。
しかし中古車両を購入すると、車両そのものの金額は安くとも、保証が切れていたり残り少ない場合もあり、となると「後に維持費がかかる」ことになる。
加えて残価設定ローンが使用できなければ車両価格全額を「月割りで」支払う必要があり、毎月の支払額も現実的ではなくなるだろう。
それを考慮すると、一見無謀にも見えかねない「新車のフェラーリ」が一番安く買え、一番安く維持できる、と考えている。
そしてもう一つの方法は、「自由設定型自動車ローン」を用意しているスーパーカーを購入する、ということだ。 これは「支払額を自由に設定できる」「支払額をのちに自由に変動できる」というローンで、一部の信販会社が定める制限は「毎月の支払い期間は5万円以上、支払い期間は10年以内」となっているが、たとえば「手持ち資金、毎月の支払額、売却時の予想金額」を考慮し、「毎月の支払い金額を最小に」することも可能だ(オーダーメイド型のローンとも言い換えができる)。
つまりは「何年乗ることを前提に、その時の売却金額はいくらで、それを差し引いた金額を支払う計画を立て、いくら手持ち資金を用意すれば毎月の支払いがいくらになるか」という計算をするわけだ。
これらの「お金を借りてスーパーカーを買う」方法は、「お金を稼ぐ」ことに比べるとハードルはかなり低い。 一定の収入があり、お金の計算ができ、お金を借りる(ローンを組む)度胸があればOKだ。
ただ、この「お金を借りてスーパーカーを買う」にしても、まずはディーラーへ行って見積もりを取り、ローンの相談をするところから始まる。 まずは行動を起こすことが重要であり、それができなければ永遠にスーパーカーは手に入らない。
スーパーカーは「買いたい」と思っているだけでは買えないし、待っていても誰もスーパーカーをくれるということはない。
自分から動かないとチャンスもやってくることはないし、そもそもどこにチャンスがあるのかもわからない。
そして、いざ動いてみると「スーパーカーは意外と近い(買える)ところにある」と思う人だっているかもしれない。
そう考えると「カネ」以前に、スーパーカーを買えるかどうかは「行動力」にかかっている、とも言えそうだ。
[ライター・撮影/JUN MASUDA]