更新2024.11.26
燃費が良い外車は?ハイブリッドカー・EVの車種別燃費ランキング
外車王SOKEN編集部
「外車がほしいけれど、燃費が高いから」と、購入をためらう人は少なくないでしょう。しかし、近年は環境に配慮したハイブリッドカーやEVの開発が進み、燃費の良い外車は着実に増えています。
そこで当記事では、燃費の良い外車を車種別に紹介します。ボディサイズ等も解説しているため、購入時の参考にしてください。
【SUV】燃費が良い外車ランキング
SUVのなかで、特に燃費が良い外車を紹介します。
ルノー アルカナ
フランスの自動車メーカー・ルノーのクーペSUVです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,570mm × 1,820mm × 1,580mm |
ホイールベース | 2,720mm |
車輌重量 | 1,470kg※電動パノラミックルーフ搭載車1,490kg |
燃費(WLTCモード) | 22.8km/L |
燃費(JC08モード) | - |
アルカナはルノー独自のフルハイブリッドシステム「RENAULT E-TECH FULL HYBRID」を搭載しており、高い環境性能と効率的な燃費を兼ね備えています。クーペのように丸みを帯びた外観ながら、その実態はオフロード走行に適したSUVです。広い室内空間と大容量のラゲッジスペースにより、ファミリー層の需要にも応えられるでしょう。
プジョー 2008
ライオンのエンブレムが特徴的なフランス車、プジョーのコンパクトSUVです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,305mm × 1,770mm × 1,580mm |
ホイールベース | 2,610mm |
車輌重量 | 1,320kg |
燃費(WLTCモード) | 20.8km/L |
燃費(JC08モード) | 22.3km/L |
2008は、環境に優しいクリーンディーゼルエンジン「1.5L BlueHDi」を搭載し、燃費の良さと走りやすさを両立したクルマです。ライオンのかぎ爪デザインを模したLEDライトや立体的なフロントグリルなどのインパクトのある外観、運転席に配置された独自の「PEUGEOT i-Cockpit」は、フランス車特有の高級感を演出しています。
【ハッチバック】燃費が良い外車ランキング
ここではハッチバックのなかで、特に燃費が良い外車を紹介します。
シトロエン C4
プジョーと同じStellantis(ステランティス)傘下のフランス車ブランド、シトロエンのハッチバックです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,375mm × 1,800mm × 1,530mm |
ホイールベース | 2,665mm |
車輌重量 | 1,380kg |
燃費(WLTCモード) | 22.6km/L |
燃費(JC08モード) | 23.7km/L |
同じグループのシトロエンとプジョーはエンジンやプラットフォームを一部共有しており、C4ではプジョー2008と同じクリーンディーゼルエンジン「1.5L BlueHDi」を搭載しています。高い燃費性能に加えて、排気ガス処理の効率も向上しています。コンパクトながら、一方でSUVのような力強さもある独自のデザイン、シトロエンのこだわりである乗り心地の良さが魅力です。
DSオートモビルズ DS4
シトロエン・プジョーと同じステランティス傘下のフランス車ブランド、DSオートモビルズのハッチバックです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,415mm × 1,830mm × 1,495mm |
ホイールベース | 2,680mm |
車輌重量 | 1,470kg |
燃費(WLTCモード) | 21.2km/L |
燃費(JC08モード) | 22.6km/L |
DS4にもステランティスグループのクリーンディーゼルエンジンが搭載されており、21.2km/L(WLTCモード)という高い燃費性能を実現しています。アートのように美しいフォルムやエレガントなインテリアデザインに加えて、ARなど最新の拡張技術、デジタル技術を投入した最先端の装備も魅力的です。
フォルクスワーゲン ゴルフ
言わずと知れた、フォルクスワーゲンの人気ハッチバックです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,295mm × 1,790mm × 1,475mm |
ホイールベース | 2,620mm |
車輌重量 | 1,460kg |
燃費(WLTCモード) | 20.1km/L |
燃費(JC08モード) | 22.2km/L |
ゴルフは1974年の誕生から最新モデルまで8世代を超え、販売台数3,700万台以上を誇る人気モデルです。最新のゴルフには新開発の「2.0L TDI®」エンジンが搭載され、20.1km/L(WLTCモード)の燃費性能を実現しています。高速の安定性やコーナリング、乗り心地など、あらゆる面で高い走行性能と先進システムが、ゴルフのシンプルな機能美をより際立たせています。
【コンパクトカー】燃費が良い外車ランキング
コンパクトカーのなかで、特に燃費が良い外車を紹介します。
近年発売されているコンパクトカーのほとんどはハッチバック型で、両者の分類は難しくなっています。ここでは、ハッチバック型でとりわけ車体が小さく、全長4,100mm以下のクルマをコンパクトカーとしてピックアップしました。
ルノー ルーテシア
ルノーのハイブリッドコンパクトカーです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,075mm × 1,725mm × 1,470mm |
ホイールベース | 2,585mm |
車輌重量 | 1,310kg |
燃費(WLTCモード) | 25.2km/L |
燃費(JC08モード) | 31.8km/L |
ルーテシアは独自のフルハイブリッドシステム「RENAULT E-TECH FULL HYBRID」を採用しており、25.2km/Lという圧倒的な低燃費を誇ります。また全長4,075mm、車幅は1,725mmというコンパクトサイズのため取り回しが良く、日本の狭い道路や住宅街での走行にも適したクルマです。
フィアット 500
イタリアの自動車ブランド・フィアットのコンパクトカーです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,570mm × 1,625mm × 1,515mm |
ホイールベース | 2,300mm |
車輌重量 | 990kg |
燃費(WLTCモード) | 18.0km/L |
燃費(JC08モード) | - |
500(チンクエチェント)は長い歴史と多くの愛好家を持ち、コンパクトで丸みのある特徴的なデザインが目を引く人気モデルです。 他のクルマに比べると燃費性能はやや劣りますが、搭載されている1.2Lエンジンは日常使いに適した走行性能を発揮します。500は2024年5月に国内生産終了が発表されているため、在庫があるうちに検討しましょう。
フォルクスワーゲン ポロ
フォルクスワーゲンが販売するコンパクトカーです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,085mm × 1,750mm × 1,450mm |
ホイールベース | 2,550mm |
車輌重量 | 1,160kg |
燃費(WLTCモード) | 17.1km/L |
燃費(JC08モード) | 19.1km/L |
フォルクスワーゲンの主力モデルであるゴルフと同様、ポロは世界で大きなマーケットシェアを持つ人気モデルです。シンプルで機能美を追求した外観と、最新の運転支援・安全技術による安定した走行性能が特徴です。軽量化と効率を突き止めた1.0LのTSIエンジンと7速DSGトランスミッションにより、燃費も向上しました。
【EV】燃費(電費)が良い外車ランキング
EVはガソリンを一切使わず、バッテリーの電力のみで動くクルマです。
EVは充電設備を備える必要がありますが、一方でメンテナンスコストを抑えやすいという魅力があります。ここでは、一充電の航続距離や電力量の消費率を元に、「燃費(電費)の良い外車」を紹介します。
テスラ モデル3(RWD)
アメリカのEV専門メーカー・テスラのセダン型EVです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,720mm × 1,850mm × 1,440mm |
ホイールベース | - |
車両重量 | 1,780kg |
一充電航続距離(WLTCモード) | 573km/L |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 123Wh/km |
モデル3の魅力は、EVの常識を覆す驚異的な加速力と航続距離の長さ、充電時間の短さです。
1回の充電では573km/Lという優れた航続距離を誇り、専用急速充電システム「スーパーチャージャー」では15分で最大275km分までの充電が可能です。内装は極めてシンプルで、ミニマムでモダンなデザインがどこか近未来を感じさせてくれます。
BYD ATTO3
中国の自動車メーカー、BYDのSUV型EVです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,455mm × 1,875mm × 1,615mm |
ホイールベース | 2,720mm |
車輌重量 | 1,750kg |
一充電航続距離(WLTCモード) | 470km/L |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 139Wh/km |
BYD独自の特許技術である「ブレードバッテリー」とそれを前提にした専用プラットフォーム「e-Platform3.0」により、高い安全性や効率性を実現しています。今後の技術革新と手頃な価格帯、スタイリッシュなデザインに注目が集まっており、日本での販売網は今後ますます広がっていくでしょう。
外車を選ぶときの燃費以外のポイント
外車選びで燃費以外に気を付けたいポイントは下記の3つです。
自動車保険の保険料
一般的に、外車は国産車と比べて部品調達が難しく、修理費用が高額になりやすいなどの理由で自動車保険料が割高になっています。珍しい車種の場合、保険加入そのものが難しい可能性もあります。購入時には、保険の加入有無と保険料の目安を確認しておきましょう。
メンテナンス費用
ハイブリッドカーは燃費が良いものの、故障時の修理費は高額になりやすいという特徴があります。実際に、ガソリン車とハイブリッドカーではバッテリーの交換費用が数万円程度変わることが少なくありません。
一方で、EVはエンジンオイルや点火プラグといった消耗品がないため、メンテナンス費用を抑えやすい傾向にあります。車種によっても違うため、あらかじめメンテナンス費用の目安を確認しておくことが大切です。
保証期間
メーカーによっては、購入後の無料保証期間のほか、有料で延長保証期間を設けている場合があります。保証の範囲や金額等、保証内容をよく確認したうえで購入を検討してください。
まとめ
メーカーの技術革新や環境問題への関心の高まりにより、近年は外車でも燃費の良いクルマが増えています。自動車保険料やメンテナンス費用などのトータルコストもふまえたうえで、コストパフォーマンスが良いクルマを選びましょう。