ドイツ現地レポ
更新2023.11.22
まだまだ序の口?39万キロを走破したメルセデス・ベンツのドイツ製タクシー
中込 健太郎
メルセデス・ベンツって、長く乗るとバッジが授与されることをご存知ですか?
「オーナー表彰制度」といい、それによると「お車の走行距離が10万km/20万km/30万km/50万km/100万kmに到達したお客様、またはお車の保有期間が10年/15年/20年/25年/30年以上のお客様を表彰させていただきます。」とのこと。これは世界中のメルセデス・ベンツがその資格を有しており、日本でもこの制度があるそうです。
かつてカーグラフィック誌の長期テストに供されていたW124の「260E」はテストの間だけで20万キロを突破しました。あの落ち着いたウィローグリーンのボディのメルセデスなら大いに普段の足にもなり、そして冠婚葬祭にも臆することないたたずまい。「徹底して1台のクルマと付き合う」のもアリだな、という以上に「カッコいい!」と思い憧れたものでした。
それに感化され、私ははじめて自分で購入したクルマにW124を選んだほどでした。そんな「果てしなく走っていられる」そこに価値を見出すキャラクターはやはりメルセデス・ベンツの魅力の一つではないでしょうか。
今回、ドイツからタクシーの写真には、W211、先代のEクラスのタクシーの画像がありました。39万キロだそうです。全体の価値観からすると「まだまだ」そういいたくもなりますね。とはいえこういう距離をモノともしないからこそ、メルセデス・ベンツは多くのタクシーに選ばれるのでしょう。こういうクルマですから「表彰されたい」から乗るというのも違うのでしょう。
ただ、いろんなもので「サスティナブル」が期待できない、ふと裏切られるようなことも少なくないこの世の中ですが、何かに裏切られても裏切らない、そういう「強固なサスティナビリティ」を、こういう事例を一つずつ見ていくたびに、昨日今日ちょっと「クルマで一旗揚げてやろう」と思ったわけではないであろう(もっとも他メーカーだって実際にはそうなのですが)メルセデス・ベンツの深さのようなものをいちいち突きつけられるようです。
「じっくり1台のメルセデス・ベンツと暮らす」これも憧れるカーライフの一つであることは言うまでもありません。
[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]
「オーナー表彰制度」といい、それによると「お車の走行距離が10万km/20万km/30万km/50万km/100万kmに到達したお客様、またはお車の保有期間が10年/15年/20年/25年/30年以上のお客様を表彰させていただきます。」とのこと。これは世界中のメルセデス・ベンツがその資格を有しており、日本でもこの制度があるそうです。
かつてカーグラフィック誌の長期テストに供されていたW124の「260E」はテストの間だけで20万キロを突破しました。あの落ち着いたウィローグリーンのボディのメルセデスなら大いに普段の足にもなり、そして冠婚葬祭にも臆することないたたずまい。「徹底して1台のクルマと付き合う」のもアリだな、という以上に「カッコいい!」と思い憧れたものでした。
それに感化され、私ははじめて自分で購入したクルマにW124を選んだほどでした。そんな「果てしなく走っていられる」そこに価値を見出すキャラクターはやはりメルセデス・ベンツの魅力の一つではないでしょうか。
今回、ドイツからタクシーの写真には、W211、先代のEクラスのタクシーの画像がありました。39万キロだそうです。全体の価値観からすると「まだまだ」そういいたくもなりますね。とはいえこういう距離をモノともしないからこそ、メルセデス・ベンツは多くのタクシーに選ばれるのでしょう。こういうクルマですから「表彰されたい」から乗るというのも違うのでしょう。
ただ、いろんなもので「サスティナブル」が期待できない、ふと裏切られるようなことも少なくないこの世の中ですが、何かに裏切られても裏切らない、そういう「強固なサスティナビリティ」を、こういう事例を一つずつ見ていくたびに、昨日今日ちょっと「クルマで一旗揚げてやろう」と思ったわけではないであろう(もっとも他メーカーだって実際にはそうなのですが)メルセデス・ベンツの深さのようなものをいちいち突きつけられるようです。
「じっくり1台のメルセデス・ベンツと暮らす」これも憧れるカーライフの一つであることは言うまでもありません。
[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]