
更新2021.05.10
新型フィアット 500はピュアEVに!どうなる?今後の日本市場
外車王SOKEN編集部
2020年3月4日に世界中に衝撃が走るビックニュースが飛び込んで来ました。何とあのロングセラーモデルのフィアット500がピュアEVとしてフルモデルチェンジいたします。ここでは、その概要と今後の日本市場の行方についてご紹介させていただきます。
新型フィアット500はFCA初のピュアEVへ
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、2020年3月4日に全面改良した「フィアット500」をイタリア・ミラノで発表しました。 そして、従来モデルとの最大の違いは、これがHVでもPHVでもなく、100パーセント電気自動車になっているということです。
42kWhのリチウムバッテリーを搭載していて、1回の充電での航続距離は、WLTPサイクルで最大320kmを実現しています。また、充電時間の短縮を図る目的で85kWの急速充電システムに対応しており、日常をカバーする50km程度の走行をするために必要な電力をわずか5分間で充電可能としていることに加えて、35分でバッテリー容量の80%まで充電することが可能となっています。
ピュアEVと呼べれる100パーセント電気自動車の乗り味は回生ブレーキによる減速にさえ慣れてしまえば、ほぼガソリン車と変わらないと言っても過言ではありません。残りの課題は車両価格とやはりインフラの整備と言えます。しかし、充電スタンドの設置にかかるコストはガソリンスタンドよりもはるに安いため、普及が本格的にはじまれば短期間で解決出来る可能性があります。そして、10年後のクルマ社会は電気自動車が中心になっているかもしれません。
国内導入から12年で登録台数5万台達成
フィアット及びクライスラーを販売するFCAジャパンは、フィアット「500」および「500C」の日本国内での登録台数が3月5日で5万台に到達したことを発表いたしました。さらにこの数字に兄貴分のアバルト500・595の数字が加わります。また、デビュー当時の販売台数が2500台程度だったにもかかわらず、12年間で約3倍の伸びを示したと言われています。
そして、人気の秘密を紐解いていくとアバルト除きで女性の比率が約64パーセントにのぼり、国産車からの乗り換えも50パーセント以上を占めているのです。つまり、愛くるしいデザインとイタリア車ならではの個性が評価され、女性を中心とした新規ユーザーの獲得に繋がっているのです。
新型フィアット500がピュアEVとなっても愛くるしいデザインは踏襲され、引き続き女性の指示を集めることが予想されます。しかし、売れ筋のTwinAir Popの新車価格が241万円と非常にリーズナブルなため、ニューモデルの行方は価格次第と言えるのではないでしょうか。
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女性オーナーの比率は64%
女性人気No.1輸入車と言われるフィアット500ですが、お洒落なデザインもさることながら、コンパクトで取り回しが良く街乗りなどがしやすいのも女性からの支持率が高い理由のひとつです。ヨーロッパでは、Aセグメントに属しますが、少しだけ大きい軽自動車をイメージしていただければ想像がつくのではないでしょうか。
実は、この少しだけの部分に女性人気の秘密が隠されています。先ず、軽自動車とサイズを比較した場合に、全長が17センチ長いです。次に車幅が15センチ広く、全高は流行りのスーパーハイトワゴンより約30センチ低くなっています。排気量は 875ccで小排気量ながらインタークーラー付ターボを採用していますので、一般的な軽自動車よりはパワフルです。そして、この数字を見て「どこに秘密が隠されているの?」と思う方は多いかもしれません。
その答えは、このフィアット500の数字こそが、軽自動車の理想と言われているサイズなのです。したがって、フィアット500が乗りやすいのは当然の結果であって、サイズは大きいクルマを嫌う傾向が強い女性がデザイン以上に重要視する部分なのです。残念ながら、日本の軽自動車の規格を変えることは当分出来そうにありませんが、そこにはトヨタによるダイハツの完全子会社化が大きく影響していると言われています。
超ロングセラーカーのピュアEV化でどうなる今後の国内市場
フィアット500のピュアEV化は、クルマ社会の将来性や地球環境を考えたときに、とても素晴らしい取り組みと言えます。しかし、2007年の発売以来、世界各国で210万台以上を販売する超ロングセラーカーのピュアEV化は、「フィアットで最も売れているモデルをエレクトリック化する」ということを意味していて、リスクを伴う大きな決断だったと言わざるを得ません。ましてや年を追うごとに人気が高まっている日本市場では、一気にユーザーを失う可能性すらあります。
理由は、インフラの整備が過渡期でまだ少し時間がかかることと、何より約2倍に跳ね上がる車両価格はエコカー補助金では到底カバーすることは出来ないからです。是非可能であれば従来のモデルとの併売期間を設けて、その間に車両コストの低下とインフラの整備を可能な限り進めていただくことを強く望みます。
フィアット500のリセール状況
フィアット500のフルモデルチェンジで気になる買取相場ですが、日本国内に早期にピュアEVとなった新型が導入された場合は、希少なガソリン車としてプレミアがつく可能性が十分に考えられます。したがって、現行車が購入出来るうちに新車をご検討されるのはひとつの選択肢かもしれません。
もちろん、ピュアEVとなる新型フィアット500へのお乗り換えが、地球環境などのことを考えたときにベストな選択なのは言うまでもありません。実は、外車王を運営しているカレント自動車は、旧車をEV化する事業にも取り組んでいます。今回の新型フィアット500も現行車同様に1957年に登場した2代目フィアット500をモチーフとしており、そこに同じ志しを感じずにはいられません。
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