
更新2023.03.22
車の2ケタナンバーの意味とは。その時代に輝いていたクルマ達とその価値
外車王SOKEN編集部
分類番号2ケタのナンバープレートは、1967年の「道路運送車両法」一部改正に伴い順次導入され、1998年の希望ナンバー制度導入(一部先行地域)で3ケタ化されるまでの約30年余りの間、歴史的な名車と共に昭和から平成の激動を時代を駆け抜けていきました。その2桁ナンバーの意味や価値についてご紹介させていただきます。
車のナンバーの分類番号が二桁の意味
「2ケタナンバー」は、1998年(平成10年)の希望ナンバー導入による分類番号の3ケタ化に伴い、30年余りの歴史に幕を閉じました。2ケタナンバーのクルマの多くは、20年以上同じオーナーが乗り続けている場合が多く、旧車ブームを後押しするように、「大切に扱われた車体」「ネオクラシックカー」「バブル時代の象徴」といった意味として捉えられるようになりました。
いまや貴重な存在となりつつある「2ケタナンバー」のクルマ
2ケタナンバーで流通している中古車は、主にはワンオーナーもしくは、ナンバーを継続している1980年代~1990年代のクルマとなるため、イコールネオクラシックカーと言っても過言ではないでしょう。したがって、ポルシェ911(964・993)、ベンツミディアムクラス、BMW M3(E30)、日産R32 GT-R、ホンダS2000などが代表的なモデルと言えます。
33ナンバー、79ナンバーといえば?
かつての3ナンバー車は、自動車税が81,500円(2000cc超~3000cc以下)と非常に高額だったため、経済的な余裕がなければ保有すること自体が難しいと言われておりました。そして、ベンツW126や日産シーマなどのバブル時代の象徴といわれた高級車に与えられたのが、2ケタナンバーを代表する「33ナンバー」でした。「79ナンバー」は、5ナンバーが足りなくなったために、かつて三輪小型乗用車で使われていた7ナンバーを割り当てたことにより誕生したナンバーです。その7ナンバーは全国20地区に限定され、「品川」「横浜」「神戸」などが対象地区だっため、デートカーと言われたスペシャリティーカーやBMW3シリーズの流行と相まって、女性からカッコイイと思われるナンバーとして人気を博しておりました。
「2ケタナンバー」で特に希少価値があるクルマとは
2ケタナンバーで特に希少価値があるクルマは、全車種はご紹介出来ないことを予めお断りさせていただいた上で、輸入車であれば空冷ポルシェ911(964・993)、ベンツミディアムクラス、BMWアルピナ、フェラーリ 348などです。次に国産車は、日産スカイラインR32 GT-R、ホンダNSX、トヨタソアラ20系などのスポーツカーやスペシャルティーカーです。他にも価値のあるクルマは沢山ありますが、どのクルマにも共通して言えることは、近年のモデルに負けず劣らずの優れたパフォーマンスと美しいデザインです。
外車王が提案する新しい価値
2ケタナンバーのクルマは、20年以上所有しているワンオーナー車が多く、なおかつネオクラシックカーと時代が重なるため、査定の際に高い評価を受ける場合がほとんどです。また、日本には「当時物」をステータスとする文化があり、2ケタナンバーはその代表ともいえるアイテムと言えます。しかし、2ケタナンバーの継続には旧所有者と使用の本拠の位置が同じ管轄区域内という厳しい条件をクリアしなければなりません。近年では、希望ナンバーの取得で、「964」「124」「32」などのクルマの型式を付ける方を多く見かけます。外車王は、2ケタナンバーの理解をさらに深めていくことはもちろんのこと、「当時物」とはまた違った価値観をご提案することで、ますます多様化していく輸入車ユーザーのニーズに応えていきます。
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