
更新2021.05.07
絶対に楽しくないわけがない!中古市場のタマ数が減りつつあるいま、ぜひ乗っておきたいアルファロメオ155
外車王SOKEN編集部
アルファロメオの変遷からみる155とは
以前にもご紹介しましたが、アルファロメオというとあのエンブレム。蛇の口から何か赤いものが覗いていますよね?筆者はあれ、蛇の舌だと思っていました。あるいはあれはごく当たり前のありきたりな蛇ではなくて、その証拠としてなんとなく火なんか吹いてみせているところ?というような想像もしていました。
ライター稼業、やっぱり想像力は大切ですからね。ところが調べてみてびっくり、あれって「ヒトの上半身」だったんですね。「大蛇がサラセン人を飲み込んでいるところ」なんだそうで、実にもうなんていうか想像の斜め上37メートル辺りというような……、やっぱりイタリア人はただものではないですね。
さて、今回はそんなアルファロメオの155を紹介させていただきます。1998年式の2.0ツインスパークです。
▲端正な美しさの中にもレーシーさを感じさせるセンスのいいメーター
アルファロメオ155は、75の後継機種です。1985年にデビューした75は、ド・ディオンタイプのリアアクスルにデフとミッション、インボードタイプのディスクブレーキを組み込んだトランスアクセルレイアウトを採用した、かなり進んだスポーティな構成の後輪駆動車でしたが、これが155ではFFレイアウトになりました。
スポーツカー好きにとってはやはり「FRとFFではFRのほうが偉いよね」という意見が多いでしょう。FRでいい感じだった75なのに、なんで次の155はFFになってしまうのか。そう感じたアルファロメオファンは多かったことでしょう。しかしこれはアルファロメオがフィアットの下に入ってしまったから、という大人の事情(というほどのことでもないかな?)によるものです。
そう、75が作られた当時のアルファロメオは経営破綻寸前で、その後すぐにフィアットグループに入るのですね。
フィアットといえばアウトビアンキ、フェラーリ、アバルト、ランチア、さらにはベスパで有名な二輪車メーカーのピアジオまでも傘下に収めるイタリア最大の自動車メーカーです。そしてそのフィアットグループの三社が共同で進めた「ティーポ3」というセダン開発プロジェクトから生まれたのが155でした。
▲初期型では日本の保安基準で通らなかったプロジェクションヘッドライトも、この後期型の頃には認可されていた
三社とはフィアット、ランチア、アルファロメオ。フィアット・テムプラ、ランチア・デドラ、アルファロメオ・155は、同時に生まれシャーシを共有する兄弟車なのです。ただし155は「セダンタイプ、5速MTのみ」の展開で、他の二車種とは少しだけ差をつけていました。この辺りにアルファロメオの意地があったのか、それともたまたまだったのか、それはわからないですが。
1992年にデビューした155は、1995年にマイナーチェンジを受けます。ボディがワイドになり、2.0Lツインスパーク8Vは4バルブ化して2.0Lツインスパーク16Vになりました。そして1998年、後継車の156が出て155は終了します。
▲後期型の純正アロイホイール。前期型は黒色だったらしい
アルファロメオ155はイタ車好きにもまだ乗ったことがないあなたにもオススメな一台
過去、アルファロメオはスポーティな乗り味がもてはやされる一方で、イタリア車の例に漏れず「よく壊れる」という評判がありました。しかしフィアットグループに入った後、あまり壊れなくなったといわれています。
例えば日本のイタ車乗りの一部には「いやー、よく壊れるんですよぉ、これが(╹◡╹)♡」などと、まるでよく壊れることがうれしくて仕方がない様子の代理ミュンヒハウゼン症候群的ファンも居るようで、ことイタ車に関しては「壊れなくなった」イコール「面白みが薄くなった」という謎の感想が出たりもするのですが、そこはそれイタ車とて自動車であってそもそも乗り物なので、壊れない方がいいのはきっと間違いないでしょう。
フィアットの技術が入って、アルファロメオらしさは少し薄くなってしまったけど、そのかわり信頼性が上がったのですね。
▲フロントから続くウエッジシェイプのラインが上手く処理されたテール
155は、それまでのアルファロメオとは若干違ったハンドリングのキャラクターを持つといわれていますが、ペダルに直結したようなレスポンスを見せるエンジンとともに、クイックなハンドリングが楽しいクルマです。
例えば単に速いクルマが欲しいと思ったら、国産車を買うのが正解かもしれません。しかしスポーティで楽しいクルマが欲しいと感じたら、155は候補に入れて間違いのないクルマでしょう。官能的なアルファロメオのエンジンをMTで走らせる痛快さは、きっと他に代えがたい愉しみに違いありません。
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