ゾンダは、1999年から2010年まで販売されていましたが、量産車の生産が終わった後もワンオフモデルとして受注生産を続けていました。最初に「C12」が登場し、続いて「C12 S」、オープンモデルの「ロードスター」など、さまざまなモデルを展開しています。中には数十台や数台と極端に少ない限定生産も多く、希少性の高いモデルも珍しくありません。スペックとしては、基本的に新しいモデルになるほど排気量を拡大するなど、出力を向上させています。さらに、内外装も年を追うごとに変化しており、ライトの大きさやエアロパーツなど、一目で見分けられるほどの違いも多くあります。これは、ゾンダがスーパーカーとしては長い販売年数だったため、マイナーチェンジの機会が多かったことが影響していると言えるでしょう。その分、ゾンダは販売終了まで進化を続けたということになります。エンジンは、AMG製のV型12気筒の6Lがミッドシップで搭載され、本格的に量産化されてからは7.3Lが中心になりました。