ランチア テーマは1984年から1994年まで生産されたミドルクラスのセダンおよびワゴンです。デザインはジウジアーロによるもの(ワゴンはピニンファリーナ)で直線的にデザインされ、典型的な箱形の形状をしています。一方インテリアはイタリアの高級家具メーカーであるポルトローナ・フロウが担当し自動車産業参入のきっかけとなりました。ファッションブランドのエルメネジルド・ゼニアの生地やアンカンターラを使用するなど室内は上質で高級感溢れています。前輪駆動を採用し、4気筒2L自然吸気エンジンとターボエンジン、V6エンジン、V8エンジン、ディーゼルエンジンなど多彩なラインナップを用意。中でもV8エンジンを搭載した「8.32」はフェラーリ製エンジンを搭載していたことでも有名です。