フィアット・ティーポとは、以前の「リトモ」に次ぐフィアットのコンパクトカーとして1988年に登場したFFハッチバックです。デザインはI.D.E.A社が担当し、長く取られたホイールベースによるスタイルのよさを特徴としています。1989年には、2LのDOHCエンジンと4輪ディスクブレーキを搭載した高性能モデルも登場しましたが、日本市場においては1.6Lのベースグレードとこの2Lの高性能グレードという展開でした。1994年には後継車「ブラーヴォ」が登場しましたが、欧州でヒットしたのとは裏腹に日本では人気が今ひとつだったこともあり、ティーポシリーズは1代限りという結果に終わりました。