前期型の独特なデザインで有名になったフィアット　ムルティプラ。海外では「世界で最も醜い車」と言われ、デザインの評価は良くなかったようですが、今改めてみてみれば、逆にそれが愛嬌のある顔に見えるかもしれません。後期型では大きくフェイスリフトされ、2代目、後期型のフィアット プントのような顔つきへと変わりました。エンジンは1.6L 直列4気筒DOHC16バルブを採用、103馬力を発生。ミッションは5MTでATは選べませんでした。

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まず前期型と後期型についてですが、そこまでの差は付いていないようです。よって初期型でも後期型と同じか、それ以上の査定額が期待できます。次にグレードですが、「ELX」と「ELXプラス」の2つのみ。プラスが付く方は、電動サンルーフやオリジナルホイールなどが装備されますが、こちらも大差になることはなく、ベースグレードでも高値がつく可能性が高いです。

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デザインばかりが目に行きがちですが、インテリアも前3席、後3席の2列シートと非常にユニーク。このおかげで全長も4メートルを切り、コンパクトなサイズとなっています。また、快適性も充実しています。インパネにある各スイッチ類はドライバーが操作しやすい位置に設置。ミッションもインパネにあるため、簡単に操作ができます。シートは柔らかめで運転時の乗り心地もかなり良いです。さらにエンジンも車重が1360kgという軽さも相まって、非常にスムーズな加速、ハンドリングを出してくれます。デザインが気にならなければ、これに乗るという選択肢も十分アリですね。

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