フィアット 500eは、2022年6月25日に日本市場に導入されたブランド初の電気自動車です。 2007年に登場した3代目の500(チンクエチェント)と同様に、1957年に登場した ヌオーヴァ 500をモチーフにしています。ボディサイズは、全長3,630mm×全幅1,685mm×全高1,530と、先代モデルに比べて全長で60mm、全幅が60mm、全高が15mm大きくなっています。それでも十分にコンパクトで、狭い道路や車庫入れなどの操作を容易に行うことができます。 ボディタイプは、3ドアハッチバックと電動開閉式ソフトトップを備えたカブリオレの2種類が用意されます。カブリオレは、AピラーもBピラーもCピラーもあるいわゆるキャンバストップで、現在の電気自動車では唯一無二の存在です。 全グレード共通で搭載される電動パワーユニットは、最高出力87kW(118ps)、最大トルク220Nm(22.4kg・m)を発揮します。その電動パワーユニットを動かすためのリチウムイオンバッテリーは、42kWhと必要にして十分な容量を誇り、最大335km(WLTC)という航続可能距離を実現しています。