456M GTは、1992年から2003年にかけて生産したFR駆動で、フロントにV型12気筒5474 cc エンジン搭載を搭載する2+2座席のグランツーリスモで、1998年のマイナーチェンジにおいて名称が456Mと改められています。1992年に発表された456GTは、4人の大人が寛ぐことができるクーペとして企画され、ギアボックスとリアデフが一体化されることで、理想的な前後重量配分を実現したばかりか、広々したキャビンとトランクを実現しています。また、ピニンファリーナによるクリアなフロント・デザインとリア・バンパーに取り付けられたリトラクタブル・ウイングには、エアロダイナミクスに対する細心の注意が払われています。さらに、4 シーターのキャビンはコノリー レザー・トリムで、シートはポジション・メモリ機構付きの電子制御調整式で全自動空調システム、ソーラー・ラジエーション センサー、そしてステレオ・システムを備え、グランツーリスモとしての快適性も備わっています。