400は、365GT4・2+2の排気量をアップさせた高級GTカーとして希少性の高いモデルです。また、フェラーリとしては初めて3速ATを採用した400AT(TH400)や、インジェクションが装着された400i、そして512BBと同じ5.0Lまで拡大された412まで、17年に渡りフェラーリを代表する2+2のGTとして多くの台数生産がされました。人気は2シーターのフェラーリほどではなく、台数も多いために買取相場自体は高くはありません。さらに日本には400AT以降、AT車のみ入荷されたことから現存する個体のほとんどがATであることも相場が盛り上がらない要因になっています。