車の買取時にETC車載器は外すべき?メリットと注意点を解説
車を買取してもらうときに、ETC車載器をそのままにしておくべきか、取り外すべきか悩むことがあるでしょう。ここでは、車を売却するとき、ETC車載器をそのままにしておくメリット、取り外すメリット、それぞれの場合における注意点を解説します。
車を売却する際にETCは外すべき?
車を売却するときは、ETC車載器を取り外すべきなのでしょうか。ここでは、ETC車載器を取り付けたまま売却するメリット、ETC車載器を取り外して売却するメリットを説明します。
ETCを付けたまま売却するメリット
ETC車載器を取り付けた状態で売却するメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。ここからは、ETC車載器を取り付けたまま買い取ってもらう利点を解説します。
売却価格がやや高くなる
ETC車載器を取り付けたまま売却すると、売却価格がややプラスになるケースがあります。一般的には、ETC車載器の有無は買取額に大きな影響を及ぼすことがありません。そのため、大幅なプラス評価は見込めないでしょう。ただし最新のETC車載器が搭載されている場合には、再販売するときのセールスポイントになるため、売却額がプラスになることがあります。
手間や費用がかからない
ETC車載器の取り外しには、時間と工賃がかかります。ETC車載器を取り付けたまま売却すると、手間や費用がかからないことがメリットとして挙げられます。
ETCを外して売却するメリット
ETC車載器を取り外してから車の売却をするメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。ここからは、ETC車載器を取り外してから車を売るメリットを解説します。
新しい車で継続して使用できる
ETC車載器を取り外してから車の売却をすると、新しい車で今まで使っていたETC車載器を利用できます。取り扱いに慣れたETC車載器であれば、新しい車になってもETCカードの挿入に手間取ることがありません。
外したETCが高く売れる場合もある
取り外したETC車載器が高く売れることがあります。高く売れるETC車載器は、最新機種で使用期間が短い機器や車種純正車載器です。一方で、後付けのETC車載器はさほど高い価格で売れていない傾向が見られます。
ETCを取り外すか迷った時の判断ポイント
ETC車載器を取り外すか、そのまま装着した状態をしておくか迷ったときは、ここで解説する判断ポイントに注目してみてください。
次に乗る車にETCが付いているか
次に乗る車にETC車載器が装着されている場合、現在乗っている車のETC車載器はそのまま残しておきましょう。新しく購入する車にETC車載器が装着されていれば、新たにETC車載器を用意する必要がありません。
外したETCが高く売れるか
最新のETC車載器を取り付けたのにもかかわらず、何らかの理由で車を売却しなければならなくなってしまった場合、ETC車載器本体を高く売れるか調べてみましょう。ETC車載器を取り外して高く売却できることが明らかであれば、取り外し工賃や手間をかけて売却するのも良いでしょう。ただし、ETC車載器本体の売却額よりも、取り外し工賃や手続き費用の方が高くなる場合には、取り付けたままにしておくことをおすすめします。
取り外し費用とETC売却額の収支を計算する
ETC車載器の取り外し・再セットアップ、または、新しいETC車載器の購入やセットアップには費用がかかります。ETC車載器を取り外して新しい車に取り付けて再セットアップする費用と新しいETC車載器を取り付けてセットアップする費用を比較したときに、どちらの方が安く抑えられるか計算して、ETC車載器を取り外すか、そのままにしておくかを判断しましょう。
ETCを取り外す場合の注意点
ETC車載器を取り外すときには、注意すべきことがあります。ここからは、ETC車載器を取り外す際の注意点を解説します。
自分で取り外しを行わない
ETC車載器は、自分で取り外しをしないようにしましょう。自分で取り外しをしてしまうと、配線を切断してしまい、次の車で使用できなくなったり、売却できなかったりする可能性があります。
ETCカードは取っておく
ETCカードは、ETC車載器を変えた場合であっても保管しておきましょう。ETC車載器には車両情報が登録されますが、カード情報の紐付けはされません。そのため、ETCカードは車載器を変えた場合や再セットアップした時であっても失くさないようにしましょう。
必要書類を準備しておく
ETC車載器のセットアップには書類や車載器本体が必要となります。必要書類は、「車検証」、「本人確認できる運転免許証等」、「ETCセットアップ申込書」です。「ETCセットアップ申込書」は、販売店やディーラーなどETCセットアップ店で用意してくれます。
マイレージの情報変更を行う
ETCマイレージは、申し込んだETCカードで支払った通行料金に応じてポイントが貯まるサービスで、貯まったポイントを通行料金として利用できます。
ETC車載器を付け替えたり、再セットアップしたりしたときは、登録情報(車両番号)変更の手続きをしなければなりません。登録情報の変更を忘れると「登録抹消」になる場合があり、保有していたポイントおよび還元額が消滅してしまいます。
なお、ETCマイレージの登録情報の変更を行えば、ポイントは引き継がれ、登録したETCカードを使って別の車に乗っても、ポイントが付与されます。
執筆者: 外車王編集部
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