中古車のオークション代行とは。メリットやデメリット注意点を解説
中古車の売買をするときにオークション代行を検討する方も多いのではないでしょうか。ここでは、中古車のオークション代行とはどのような業者なのか、利用するときに気を付けなければならないこととは何なのかを解説します。また、中古車のオークション代行の取引をスムーズに進めるためのコツも説明していますので、利用検討中の方は参考にしてください。
目次 ▼
中古車のオークション代行とは
中古車のオークション代行とは、業者のみが参加できる中古車オークションにて、一般ユーザーの車の売買を業者に代行してもらうことです。一般の人が参加できない業者向けオークションでは、良質な中古車を安く買ったり、高く売ったりできるという特徴があります。
中古車オークション代行でかかる手数料の相場
中古車のオークション代行には、手数料がかかります。オークション出品の手数料の相場は5万円前後です。また、オークションで落札された場合は、手数料や陸送料が加算されるため、出品から手続き終了までに5万円以上の費用がかかることが多いでしょう。さらに、オークションの場合には出品ごとに手数料が発生するため、オークションの出品回数が多くなるほど費用が高くなっていきます。
中古車売買にオークション代行を利用すべきか
中古車を売買するときは、オークション代行業者に依頼する方が良いのでしょうか。ここからは、中古車をオークション代行で売るときのメリット・デメリット、買うときのメリット・デメリットを解説します。
中古車をオークション代行で売る場合
まず、車をオークション代行で売るメリット・デメリットを解説します。
メリット
車をオークション代行で売るメリットは、高い価格で売れることです。下取りや買取業者を利用すると、売却した車はそれらの業者を経由してオークションにに出品されます。
しかし、オークション代行では、中間業者を通さずにオークションに出品できるため、中間業者の手数料をカットすることが可能です。そのため、高値で売却できます。また、オークションは、価格を競り上げていく方式であるため、一般的な買取相場以上の価格で売却できる可能性もあるのです。
デメリット
車をオークション代行で売るデメリットは、売れても売れなくても手数料が発生することです。
オークションへ出品するためには、出品料や陸送費がかかります。また、出品1回ごとに出品料が発生するため、1回目で落札されなかった場合には、出品の度に手数料が発生することを覚えておきましょう。さらに、もしも売却が成立せず、車両を返却することになった場合、追加で陸送費が必要になることがあります。
中古車をオークション代行で買う場合
次に、車をオークション代行で買うメリットやデメリットを解説します。
メリット
車をオークション代行で買うメリットは、購入価格を安く抑えられることです。オークション会場で購入した車は、オークション代行業者を通じてユーザーに届けられます。オークション代行業者で車を買う場合、一般的な中古車販売店のようにオークションで購入後、店舗に車を並べたり、販売業者を通したりしないため、中間業者の数を少なくできることから、車を安く買うことができるのです。
また、オークション会場で車を落札すると、修復歴を隠した車や走行距離を改ざんした車を購入するリスクを下げられます。オークション会場では、検査員が修復歴の有無や傷、走行距離の改ざんがあるかどうかなど確認した後に出品されます。そのため、修復歴やメーター改ざんがないことが第三者により明らかにされていることがメリットです。
デメリット
車をオークション代行で購入するときのデメリットは、実車を確認できないことと、手数料が追加で発生する場合があることです。
オークション会場は、業者のみが入れる場所であるため、購入希望者は購入後まで実車を確認できません。また、車両の購入価格を安く抑えられても、陸送費や登録手続きなどを依頼すると、手数料がプラスされてしまいます。オークション代行業者で車を買うときは、車両価格だけでなく、納車までにかかる費用を考えて総合的に安く買えるかどうか判断する必要があるでしょう。
中古車オークション代行を利用する際の注意点
オークション代行では、予算を超えた価格で落札されたり、想定よりも安く売られてたりするというトラブルが発生する可能性が高いです。ここからは、中古車のオークション代行を利用するときの注意点を解説します。
オークション代行で中古車を売る場合の注意点
まず、オークション代行で車を売るときの注意点から解説します。注意すべきことは、「最低落札額」「落札価格を明らかにしてもらう」「条件や予算をしっかりと伝える」の3点です。
最低落札額を決めておく
オークション代行を利用して車を売るときは、「○○万円以上でなければ売りません」というように最低落札額をしっかりと決めておきましょう。最低落札額は、「売り切り価格」とも言われます。
ただし、一般的な相場よりも高い価格を最低落札額にすると、オークションで落札されない可能性があります。オークション代行業者と相談したり、一般的な相場を調査したりしてから最低落札額を決めましょう。
落札価格を証明してもらう
業者オークションの落札価格は、一般に公表されることがありません。そのため、実際の売却額よりも安く売れてしまったと言われることがあります。例えば、オークションでは100万円で売れたのにも関わらず、80万円で売れましたと報告されてしまう可能性があるのです。
オークション代行業者に車の売却を依頼するときには、オークションでの落札価格を証明するものを用意してもらえるか確認しましょう。
条件や予算を明確に伝える
オークション代行を利用して車を売却するときは、落札の条件を明確に伝えましょう。先出の最低落札額だけでなく、再出品の上限回数や、落札されなかったときの費用の予算などを明確にしておくことをおすすめします。
オークション代行で中古車を買う場合の注意点
次に、オークション代行で車を買うときの注意点を解説します。購入するときに注意すべきことは、「保証などのサービス」、「手数料」、「支払方法」の3点です。
保証などのサービス内容をチェックする
中古車をオークション代行で購入した場合、保証や納車整備のサービスが付帯するか確認しましょう。サービスが付帯しない場合には、納車までの手続きを代行してもらい、近場の整備工場で整備するといった計画を立てておくことが大切です。
手数料をよく確認する
手数料には、落札代行手数料、落札料、陸送費などがあります。オークション会場から自宅まで陸送してもらうといくらになるのか、陸送費などの手数料を含めて予算内に収まるか確認してから、オークション代行を依頼しましょう。
即金が必要なケースが多い
オートオークションは、現金一括払いが基本となります。そのため、落札後に即現金を用意しなければならないケースが多いです。
オークション代行業者の中には、オークションで落札した車のローンを組めるところもあります。ローンを利用する場合には、審査に通過することだけでなく、金利や支払回数などの諸条件をしっかりと確認してから契約しましょう。
おすすめできる中古車オークション代行業者の特徴
おすすめできる中古車オークション代行業者の特徴は、運営会社の信頼性が高く、取引実績があり、料金や保証、オークション代行の流れなどを明記しているところです。
運営会社が上場企業なのか、資本金や社員数が公表されているかという情報をもとに会社の信頼性を判断しましょう。大手企業や規模が大きい会社が運営していれば信頼性が高いといえます。また、会社情報を調べるだけでなく、オークション代行の流れや手順、代行の料金や保証内容について明記されているかどうかも重要なポイントです。
これらの情報を調べて総合的に信頼できるオークション代行業者であるかどうかを判断しましょう。
執筆者: 外車王編集部
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