2025年03月19日

【初心者におすすめのクルマ10選】初めてのクルマ選びのポイントを解説

運転免許を取得して初めてクルマを購入する際、どのような車種がよいのか悩む人は多いでしょう。 ここでは、初心者におすすめのクルマの特徴を解説します。また、おすすめ装備や車種もあわせて紹介するため、初めてのクルマ選びの参考にしてみてください。

 


初心者におすすめのクルマの特徴


初心者におすすめのクルマの特徴


初心者におすすめ、運転がしやすく安全装備が充実しているクルマです。ここでは、初心者にぴったりクルマの特徴を解説します。


運転がしやすい


運転がしやすいクルマとは、具体的にどのような特徴をもつクルマなのでしょうか。ここからは、初心者にとって運転がしやすいクルマについて詳しく解説します。


教習車と同じ、もしくは似ている


運転免許を取得するとき、教習所に通って運転の練習をする人がほとんどです。つまり、初めて運転するクルマは教習車ということになります。そのため、教習車と同じ車種または似たような形状・サイズのクルマの方が運転しやすいと感じるでしょう。


教習所で使われている教習車は、市販されている量産車に手を加えたクルマがほとんどであるため、教習車と同じ車種を購入することができます。デザインや性能よりも、運転のしやすさを重視するのであれば、教習車に使われている車種を選ぶとよいでしょう。


視認性がよい


視認性のよさは運転のしやすさにつながる大切な要素です。視認性がよいクルマとは、着座位置が高く、ボンネットが短く、ガラスエリアが広いモデルです。


着座位置が高いクルマは、運転席から路面を見下ろすような視界になるため、自分の走行位置が掴みやすいという特徴があります。また、着座位置が高いと遠くの方まで見渡すことができるため、危険予測がしやすいといったメリットもあります。


ボンネットが短いと、着座している運転席から車輌先端までの距離感覚が掴みやすいため、運転がしやすいです。ただし、ボンネットが車輌先端に向かって傾斜していると、前方感覚が掴みにくくなります。そのため、運転席に座ったときにボンネットの左右両端が見えるか、ボンネットの先端位置が掴みやすいクルマかどうか確認しましょう。


ガラスエリアが広いクルマは、視界が広いため運転がしやすいです。ガラスの面積が大きいと、視界がよいだけでなく、死角が少ないため、周囲の安全確認もしやすくなります。クルマを選ぶときは、運転席に座ったときの視界のよさや死角の少なさを気にしましょう。


小回りが効く


小回り性能がよいクルマは運転がしやすいです。小回り性能を知るためには、カタログなどに書かれている「最小回転半径」の数値に注目しましょう。最小回転半径は、ハンドルを全切りにして走行したときに外側のタイヤが描く円の半径です。この最小回転半径の数値が小さいほど、小回り性能がよいということになります。一般的に最小回転半径が5.5m以下の車が運転しやすいといわれています。


国産車


初めて運転するクルマである教習車の多くは国産車です。近年では、外車を教習車として使っている教習所もありますが、教習車のほとんどは国産のセダンです。そのため、初めて選ぶクルマは、運転装置の操作に慣れている国産車の方がよいでしょう。


外車の場合、ウインカーレバーとワイパーレバーの位置が逆になったり、ライトスイッチがダッシュボードパネルに装着されていたりするため、装置の操作に慣れるまで時間がかかります。運転に慣れるまでは、装置の取り扱いに慣れた国産車の方がよいでしょう。


運転支援機能が充実している


運転支援機能は、近年急速に普及してきた安全装置です。初心者におすすめの運転支援システムには、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、運転支援システムについて解説します。


ただし、運転支援システムは、あくまでも運転を支援をしてくれる装置です。運転支援システムを過信せず、運転を補助してくれる装置として認識しておくとよいでしょう。


自動ブレーキ


自動ブレーキと呼ばれる運転支援システムの正式名称は「衝突被害軽減ブレーキ」です。クルマが自動でブレーキをかけ、完全停止してくれるという意味ではありません。あくまでも、衝突事故の被害を軽減するためのブレーキサポートということです。


衝突被害軽減ブレーキは、急な飛び出しや見通しの悪い場所から出てきたクルマなどに対して、衝突被害を小さくするためにシステムが自動でブレーキをかけます。このサポートがあることによって万が一の時の被害を軽減できるため、装着されているモデルを選ぶとよいでしょう。


駐車支援


駐車支援システムは、メーカーや車種によってサポート内容が異なるため、サポートシステムの内容をしっかり確認することが大切です。


高性能な駐車支援システムの場合、駐車位置のスキャンをした後に、ハンドル・アクセル・ブレーキ・切り返しなど駐車の全てを自動で行ってくれます。一方、部分的な駐車支援システムでは、ハンドル操作のみという場合があります。クルマを購入するときは、駐車支援システムがどこまでサポートしてくれるかカタログで確認しておきましょう。


ACC


ACCは、「アダプティブ・クルーズ・コントロール(Adaptive Cruise Control)」の略称で、正式名称は「定速走行・車間距離制御装置」です。


ACCは、高速道路や自動車専用道路での使用を目的に開発されましたが、近年ではトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を兼ね備えるシステムが増えてきました。


特徴は、前車との車間距離を自動で調整する機能を備えた定速走行装置であるということです。高速道路での追突事故や急ブレーキなどのリスクを減少させる効果があるため、装着されているクルマを選ぶとよいでしょう。


初心者がクルマを選ぶときの注意点


初心者がクルマを選ぶときの注意点


初心者がクルマを選ぶときは、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここからは、初心者が車を選ぶときのポイントを解説します。


実際に試乗してから購入する


実際に試乗をすることで、運転感覚や視界の良さを確認できます。試乗車が用意されていない場合は、展示車の運転席に座り、視界や見通しの良さを確認するとよいでしょう。


ぶつけても割り切れる価格帯のクルマを選ぶ


運転初心者にありがちなのが、ぶつけてしまうことや傷をつけてしまうことです。車輌価格が高い車や修理代が高額になるクルマを選んでしまうと後の出費が大きくなってしまいます。


最初に選ぶクルマは、車輌価格が安いクルマや中古車にすると、ぶつけた時にも練習用のクルマとして割りきることができるため、おすすめです。


用途に合うか考える


クルマは、用途に合ったボディ形状や乗車定員から選ぶことが大切です。家族で乗車することが多いのにも関わらず、居住空間が狭いコンパクトカーを選んでしまうと、ドライブが快適なものになりません。


どのような場面で使うのか、何人乗るのか、大きな荷物を運ぶことがあるかどうかといった用途を明確にしてからクルマを購入しましょう。


また、大きくて広いクルマは多人数乗車ができ、多くの荷物を積載できますが、自動車重量税や自動車税、ガソリン代などの維持費が高額になりやすいです。維持費のことも考えてクルマを選びましょう。


初心者におすすめのボディタイプ


初心者におすすめのクルマは、具体的にどのような車種なのでしょうか。ここからは、ボディタイプ別のおすすめ車種を紹介します。


軽自動車


ホンダ N-BOX


ホンダ N-BOX


ホンダ N-BOXは、両側スライドドアのスーパーハイトワゴンの軽自動車です。室内空間が広く、ガラスエリアが広いため、視界がよく運転がしやすいといった特徴があります。


また、ホンダの運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が装備されているため、万が一の時の安全性も高いといえるでしょう。N-BOXは、ファミリーカーとしても使うことができる利便性を備えているため、子育て世代にも人気があります。


スズキ ハスラー


スズキ ハスラー


スズキ ハスラーは、SUVのエッセンスを取り入れたクロスオーバー軽自動車です。地面から車体下部までのスペース(最低地上高)にゆとりがあるため、段差がある場所や砂利道でも車の下側を擦ってしまう心配がありません。また、リアシートの背もたれは汚れを拭き取りやすい素材になっているため、アウトドア用品などの積載に最適です。


2代目ハスラーでは、リアドアとバックドアの間にあたるクォーターピラー部分がガラスエリアとなっているため、斜め後方の視界も確保されています。さらに、運転支援システムの「SUZUKI Safety Support」が装備され安全性も高いためおすすめです。


コンパクトカー


スバル インプレッサスポーツ


スバル インプレッサスポーツ


スバル インプレッサスポーツは、3ナンバーサイズのハッチバックです。3ナンバーと聞くと大きいボディサイズをイメージする人も多いですが、全長4,460mm、全幅1,775mm、全高1,480mmであるため、さほど大きくありません。


インプレッサスポーツは、ガラスエリアが広く視界が良いため、初心者にもおすすめです。また、スバル独自の運転支援システム「アイサイト(EyeSight)」が装備されていることから、安全性能が高いといえるでしょう。


ホンダ フィット


ホンダ フィット(GK5)


ホンダ フィットは、5ナンバーに収まるハッチバックで、ホンダのロングセラーコンパクトカーです。広いガラスエリアにより視界がよいといった特徴があります。


また、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が装備されているため安全性も高いといえるでしょう。加えて、多彩なシートアレンジにより、使い勝手にも優れていることもフィットのおすすめポイントです。


SUV


トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー


トヨタ ライズ


トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーは、ダイハツが製造・販売をして、トヨタがダイハツからOEM供給を受けて販売しているコンパクトSUVです。


5ナンバーに収まるコンパクトサイズでありながら、居住空間が十分にあるモデルとなっています。また、運転支援システム「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)/ダイハツスマートアシスト」が装備されているため安全性が高いです。


マツダ CX-30


マツダ CX-30


マツダ CX-30は、全長4,395mm、全幅1,795mm、全高1,540mmの3ナンバーサイズのクロスオーバーSUVです。マツダの「魂動(こどう)」デザインによる面の湾曲が際立つボディとソフトパッドを使い上質な仕上げにしたインテリアを備えています。


安全面では、運転支援システムが装備されているため安心感が高いです。さらに、着座位置が高めであるため、運転がしやすくなっています。


ミニバン


日産 セレナ


日産 セレナ


日産 セレナは、広いガラスエリアと運転席・助手席に段つきの窓がよって視界が非常に良く、道路の端に寄せるのも楽なミニバンです。グレードによって登録区分が異なりますが、5ナンバーサイズのパッケージングであるため、取り回しがしやすいというメリットもあります。


また、運転支援システムも充実していることから、安全性が高いミニバンです。


トヨタ ノア


トヨタ ノア


トヨタ ノアは、視界が良いミニバンです。車輌前方から後端までほぼフラットなガラスエリアであるため運転がしやすいです。また、ドアミラーとボンネットの間にある小さな三角の小窓が備わり斜め前方の死角が少ないため、交差点の右左折時の安全確認がしやすくなっています。


さらに、運転支援システムの「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されていることから安全性が高いです。


セダン


トヨタ カローラ


トヨタ カローラは、初めてクルマを購入する方におすすめのセダンです。世界中で愛され続けている信頼性の高いモデルで、運転初心者でも安心して乗ることができます。


視界のよさと取り回しやすいボディサイズにより、狭い道や駐車場でも扱いやすいです。また、スムーズな加速と安定した走行フィールにより、長時間のドライブでも疲労が溜まりません。


安全面では、「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を標準装備しており、衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報システム、オートハイビームなどの先進安全機能が充実しています。これらの機能が初心者ドライバーをしっかりサポートします。


マツダ MAZDA3


マツダ  MAZDA3


 


マツダ MAZDA3は、初めてクルマを購入する方にもおすすめの洗練されたセダンです。スタイリッシュなデザインと質感の高さで、所有する喜びを感じられる車種として知られています。


運転のしやすさについては、人間中心設計の考え方に基づいた車内レイアウトにより、直感的な操作が可能です。適切なペダル配置と自然なステアリング操作感覚により、初めての方でも違和感なく運転に集中できます。また、静粛性に優れた車内空間は、長距離ドライブでも疲労を軽減します。


安全面では、「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」と呼ばれる先進安全技術を搭載しており、衝突回避支援システムや車線維持支援システムなど、ドライバーの安全運転をサポートする機能が充実しています。これらの安全機能が、初心者ドライバーに安心感を提供します。


まとめ


初めてのクルマ購入で重視すべきは「運転のしやすさ」と「安全性」です。運転しやすいクルマの特徴は、教習車と似た形状、視認性のよさ、小回り性能の高さが挙げられます。加えて、自動ブレーキや駐車支援機能などの運転支援システムが充実した車種を選ぶことで安全性が向上します。


おすすめ車種はホンダN-BOX、スズキハスラー(軽自動車)、ホンダフィット(コンパクトカー)、トヨタライズ(SUV)、日産セレナ(ミニバン)、トヨタカローラ(セダン)などです。用途に合ったボディタイプと維持費も考慮して選びましょう。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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