新車と中古車はどちらがお得なのか。中古車を買うときの注意点も解説
車を買おうと考えたとき、新車と中古車のどちらを選ぶか悩むこともあるでしょう。この記事では、新車と中古車のコストの違い、お得な中古車の特徴、中古車購入時の注意点などを解説します。新車と中古車のどちらを選ぶか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
新車と中古車のコストの違いは?
新車と中古車では、コストに違いがあるのでしょうか。ここでは、新車よりも中古車の方がお得なのか、車のコスト面から解説します。
税金の違い
車を維持するときにかかる税金は、自動車税/軽自動車税と自動車重量税です。これらの税金は、登録初年度から13年が経過すると重課されます。車を長期間所有する場合には、何年所有するのか、いつ税金が増額されるのかということを計算しておきましょう。
新車の場合には、車の登録がされた年から13年後に重課されます。しかし、初年度登録から10年が経過した中古車を購入すると、税金の重課まで3年しかありません。もし、5年間所有する予定の場合、新車であれば税金は増額されません。一方、10年落ちの中古車の場合、2年間は重課された額を納税することになります。
修理費の違い
全てとは言い切れませんが、新車よりも中古車の方が修理費が多くかかる傾向があります。
経過年数やこれまでのメンテナンス状況、修理する箇所により異なりますが、中古車の場合、交換しなければならない部品が多かったり、機械そのものが故障したりするリスクが高いです。また、入手が難しい部品の場合には、パーツ代が高くなったり、修理が完了するまでに時間がかかったりすることもあるでしょう。
一方、新車の場合はパーツ交換しなければならない修理でも、メーカー保証が適用されればユーザーが修理費を負担することなく直すことができます。
お得な中古車の特徴
お得な中古車にはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、中古車のお得な買い方のポイントを解説します。
価格に対して安全性能が充実している
カメラやレーダーを使った安全装備が充実していて、価格が抑えられている車はお得といえるでしょう。近年では、安全装備が充実しているモデルが多く出回っています。中古車市場の傾向として、流通台数が増えると価格が安くなることが多いです。安全システムを装備し、流通台数が多い車種はコストパフォーマンスが良いので、お得と言えるでしょう。
新しいモデルが登場している
新しいモデルが登場している車の従来モデルはお得に買えるでしょう。車は一般的に、フルモデルチェンジやマイナーチェンジが実施されると、従来型の価格が下がることが多いです。特にフルモデルチェンジがされると、従来型の価格変動が大きいため、モデルチェンジ後の車は狙い目といえるでしょう。
流通している台数が多い
中古車の価格は、流通している台数によって変動することがあります。流通台数が多いモデルは、人気モデルと言えますが、市場の需要に対して供給が上回っている状態になりやすいため、中古車価格が安くなるケースが多いです。また、中古車販売店同士を競合させることで、よりお得に車を買うことができる場合もあります。
ライバル車の売上が好調
ライバル車の売上が好調な場合、オプション・付属品をサービスしてくれたり、値引きしてくれたりする可能性が高いです。
販売店は、1台でも車を多く売って営業成績を上げたり、在庫数を減らしたりしたいと考えています。そのため、値引きをして販売することがあるのです。
車を購入するときは新車・中古車問わず、同じカテゴリーのライバル車を調べ、売れ行きや人気があるモデルがどれなのか知り、値引きや付属品などの条件交渉をするとお得に買えるでしょう。
お得な中古車を狙うときの注意点
中古車を購入しようとしたとき、価格ばかりに注目してしまうと、買った後に修理や部品交換が必要となり、予想外の出費を強いられることもあります。ここからは、お得な中古車を買うときの注意点を解説します。
走行距離が長すぎる車は危険
走行距離が長すぎる車は注意が必要です。一般的な車の場合、走行距離が伸びれば中古車価格が下がり、手が届きやすくなります。走行距離が長い車は、距離や年数に応じて適切な点検・メンテナンスやパーツ交換が行われていれば、大きな不具合が発生する可能性は低いものの、新車と比較をすると故障リスクが高いといえるでしょう。
そのため、走行距離が長い車を購入するときは、メンテナンス履歴や点検記録を確認し、慎重に購入を検討する必要があります。
古すぎる中古車は大きな故障のリスクが高い
車は、時間の経過や走行状況によって部品が劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。年式が古くても、定期的な点検・整備やメンテナンスを実施していれば、不具合が発生しにくくなりすが、年式が新しい車と比べると故障のリスクは高いでしょう。中古車を買うときは、何年落ちなのかという車両情報を確認するようにしてください。
エンジンや足回りの状態が悪いケースがある
中古車は、長期間にわたり動かしていない可能性がゼロではありません。つまり、エンジンやトランスミッションを動かしていなかったり、足まわりが傷んだりしている車両もあるということです。中古車を購入するときは、いつから店舗に置いてあるのか、どのくらい動かしていないのか、久しぶりに動かしたときに不具合が起きたらどうするのかということを確認しておきましょう。
中古車をお得に買うなら購入時期も慎重に決めましょう
中古車にも新車と同じように、お得に買える時期があります。お得に買える時期は、決算期の3月や中間決算の9月です。
特に決算期の3月は、年度変わりの時期であり、生活環境が変化するタイミングでもあるため、車の売買が盛んになります。売買の取引が多いということは、販売店にとって稼ぎ時であるため、利益を多少削ってでも販売台数を多くしたいと考えるのです。そのため、車をお得に買うことができる時期と言えます。
ただし、3月に車を購入の契約をして登録が4月になってしまうと、お得に買えなくなってしまうこともあるため、車の登録時期には注意が必要です。販売店の営業成績は、車の登録を基準としていることが多いため、月を跨いでしまうとお得に買えなくなってしまうことがあります。お得な時期に車を購入したい時は、決算期の3月中に登録が完了するよう早めに行動しましょう。
執筆者: 外車王編集部
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