2024年09月18日

車を買うなら新車と中古車のどっちが良いのか。それぞれのメリット・デメリットを解説

車を買うときに新車にするか、中古車にするか悩む方はそれぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。この記事では、新車・中古車のメリットやデメリットを紹介しつつ、どちらの方がコストパフォーマンスが良いのか比較します。新車と中古車のどちらを選ぶか悩んだときの参考にしてみてください。

 



新車のメリット


新車で車を購入するメリットとは何なのでしょうか。まずは、新車を買うメリットを解説します。


自分好みの色やオプションの車を選べる


新車のメリットは、好みのカラーやオプションを選べることです。新車の場合、中古車では装着ができないオプション(特にメーカーオプション)を自由に選択できます。


愛着がわきやすい


全ての人に言えることではありませんが、自分の車に愛着が湧くことがあります。新しく購入した車は、自分が最初の所有者になるため、大切にしようと考えるオーナーが多いようです。


保証期間や修理代が安い


新車は、メーカー保証やディーラー保証などを受けられることがメリットです。そのため、保証範囲かつ保証期間内の修理であればオーナーが修理費を負担することなく車を直すことができます。


中古車の場合、年式によってはメーカー保証の期間が過ぎているために、メーカーの保証を受けられないことがあります。中古車を購入するときには、メーカー保証期間が残っているのか、販売店の保証が用意されるのか確認すると良いでしょう。


新車のデメリット


新車は、良いことばかりではありません。次に、新車を購入するデメリットを解説します。


納車に時間がかかる場合がある


新車の場合、納期に時間がかかることがあります。人気車種の場合には、納期が1年以上というケースもあるほどです。現在乗っている車の車検有効期限を基準に新車へ乗り換えるときは、納期のことを考え早めに契約しなければならないこともあります。人気モデルを狙うときは納期のことも考慮して早めに商談や契約をしましょう。


注文後のキャンセルが難しい


新車は注文した後にキャンセルするのが難しいです。やむを得ずキャンセルをしなければならないときは、一刻も早くキャンセルしたい旨を理由とともに伝え、キャンセルできるか確認しましょう。


一般的に車のキャンセルは、契約日を基準に決まることが多いようです。契約日とは、「自動車の登録が行なわれた日」、「販売店が修理・改造・架装などを開始した日」、「車の納車が行われた日」の3つの日の中で最も早く訪れた日のことです。この契約日を迎えてしまうと購入のキャンセルはできなくなります。


また、契約書にキャンセル規定が記載されている場合には、規定に従わなければなりません。契約時には、キャンセル規定をしっかりと確認しましょう。


中古車よりも価格が高い


新車は中古車よりも価格が高いです。値引き交渉をしても中古車の価格を下回ることは難しいでしょう。ただし、一部の人気モデルや価値が高く希少な車は、新車よりも中古車価格の方が高くなる場合があります。


中古車のメリット


中古車を購入するメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。ここからは、中古車のメリットを解説します。


価格が安い


全ての車に言えることではありませんが、中古車は新車よりも価格が安いです。新車では手が届かなかったモデルも中古車であれば購入できる価格にまで下がっていることがあります。購入価格を抑えられるのは、中古車ならではのメリットと言えるでしょう。


新古車なら新車相当の車をお得に買える


新古車であれば、新車に近い状態の車をお得に購入できます。新古車は、一度登録がされたほぼ新車状態の中古車であるため、新車価格よりも安く新車並みの車を購入できるのです。新しい車をお得に買うために、新古車を狙うのも手段のひとつといえるでしょう。


中古車のデメリット


中古車にはデメリットもあります。ここからは、中古車を購入するデメリットを解説します。


状態が悪い車を選んでしまうリスクがある


中古車は、年式や走行距離、整備記録など、車の状態がさまざまです。中には状態が悪い車を売っているケースもあります。状態が悪い車を選ぶと、高額な修理費がかかったり早期に乗り換えが必要になったりするでしょう。車のコンディションが悪い中古車を選ばないように、整備記録の確認や販売店の保証をつけられるか確かめてから購入することが大切です。


好きな色やオプションの車があるとは限らない


中古車は、すでに出回っている車の中から自分の好みの車を選ぶことしかできません。そのため、自分の望むカラーやオプションが装着されている車を見つけられるかわかりません。欲しい車種があっても、自分好みのカラーでなかったり、希望する装備が装着されていなかったりすることがあります。


金利が高い傾向がある


ローンで車を購入する場合、新車よりも中古車の方が金利が高くなる場合があります。一般的にローンの金利は、借入の金額が少ない方が高く、金額が多い方が低いです。そのため、購入金額が安い中古車は、高い金利でローンを組む可能性が高くなります。


維持費が高くなる場合がある


車を維持するためには、税金、点検・整備、部品交換、ガソリン代など、さまざまな費用がかかります。中古車の場合、時間の経過と共に劣化する部品や車の使用状況に応じて交換するパーツの数が増える可能性が高いです。そのため、整備や部品交換などの維持費が高くなる場合があります。


新車よりも早く増税の時期が訪れる


中古車の場合、新車よりも税金の重課の時期が早く訪れます。自動車税や重量税は、初年度登録から13年が経過すると増税されます。そのため、車を長期間保有する場合は、増税されるタイミングがいつなのか把握しておくことをおすすめします。


新車と中古車のどちらの方がコスパがいい?



新車と中古車のコストパフォーマンスを比較してみましょう。













































 新車中古車
価格中古車よりも高いことが多い新車よりも安いことが多い
維持費増税までの期間が長い増税までの期間が長い
修理代保証によって無償で直せる可能性が高い保証期間を過ぎていると負担が大きい
保証メーカー保証やディーラー保証が充実年式によってはメーカー保証期間を過ぎていることがある
オプション自由に選べる選択肢が広いメーカーオプションの装着ができない
カラー好みのカラーを選べる希望のカラーを選べない
リセールバリューワンオーナーであるため高いワンオーナー車と比べると低い

それぞれにメリットやデメリットがあるため、コストパフォーマンスが良いかどうかは、予算や保有期間によって異なります。そのため、自分に合う買い方を慎重に検討する必要があるでしょう。


新車がおすすめな人


新車は、新品を買うことができ、オプションやカラーなど装備の選択肢が広いため、オプションを多数装着したり、自分好みのカラーの車を欲しい場合におすすめです。また、故障する心配や壊れたときの修理費用の負担が少ないことから、故障リスクが低い車を欲しい人にも適しているでしょう。


中古車がおすすめな人


中古車は、現在新品で販売していない車を買えます。そのたて、車種の数は新車よりも多いといえるでしょう。幅広い選択肢の中から、自分に合った車を新車よりも安い価格で見つけたい場合には中古車がおすすめです。ただし、オプションやカラーなどを選べないというデメリットがあります。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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