自動車保険の保険料はどのように決まっているのか。安く抑えるためには定期的な見直しが必要
自動車保険の保険料は、等級、補償内容、車種、免許証の色、年齢、用途などで決まります。保険料は、補償内容を少し変更するだけでも安くなる場合があるため、定期的に見直しましょう。ここでは、自動車保険の保険料がどのようにして決まるのか、保険料の相場はどのくらいなのか、保険料を安く抑えるためにはどこを見直せばよいのか解説します。
自動車保険の保険料が決まる項目
自動車保険の保険料は、「等級」、「免許証の種類」、「年齢」、「補償範囲」、「補償内容」、「地域」、「車種」、「走行距離」、「使用目的」などによって決まります。それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
等級
等級は、契約者の事故歴に応じて、保険料を割引きしたり、割増ししたりする制度です。自動車保険に初めて加入すると、6(S)等級からスタートし、等級が上がるほど保険料が割引きされ、等級が下がるほど保険料が割増しされます。等級の範囲は、多くの保険会社が1等級から20等級までです。等級は、自動車保険を使わなければ1年1等級ずつ上がり、契約更新のタイミングで次の等級が確定します。
運転免許証の種類
自動車保険の保険料は、運転免許証の種類で変わります。免許の種類は、「グリーン」、「ブルー」、「ゴールド」の3色で色分けされています。保険料は「ゴールド」、「ブルー」、「グリーン」の順に割引率が低くなります。
年齢
契約している車を運転する人の年齢によって、保険料の割引率が変わります。運転歴が長いほど割引率が高くなり、運転歴が短く保険契約期間が短いほどに割引率が低くなるのが一般的です。
補償範囲
運転者の補償範囲によって、自動車保険の保険料が変わります。運転する人を限定すれば保険料が割引きされ、運転する人の範囲を広げていくと割引率が低くなります。
補償内容
補償の内容は、「対人補償」、「対物補償」、「人身傷害」、「搭乗者傷害」、「車両保険」などの保険の内容です。補償内容が手厚いほど保険料が高くなります。
主に車を使用する地域
車を使用する地域によって保険料が変動します。保険料は、事故発生率が高い地域ほど高く、事故発生率が低いほど安く設定されています。
車の車種・年式・型式
自動車保険の保険料は、車種および型式によって変わります。保険料は、過去の事故データから算出された利率で決まり、車種および型式の利率は1年に1度見直されています。
走行距離
保険会社によっては、年間走行距離に応じて保険料が変わる場合もあります。走行距離が短いほど事故のリスクが低くなるため、保険料が安くなるのが一般的です。
使用目的
自動車保険の保険料は、使用目的によって変わります。多くの場合、「日常・レジャー」、「通勤・通学」、「業務」の3つに区分です。運転の頻度が低い「日常・レジャー」の保険料が安く、「通勤・通学」、「業務」の順に事故のリスクが高くなるため、保険料も高くなります。
自動車保険料の相場は?
自動車保険の保険料は、補償内容や条件によって変動しますが、おおよその相場は次のとおりです。
【補償内容と条件】
・等級:20等級
・免許の種類:ゴールド
・年間走行距離:11,000km以下
・車両保険:一般条件
【30代の自動車保険相場】
・年間保険料:35,000円~45,000円
・月々:2,917円~3,750円
【40代の自動車保険相場】
・年間保険料:34,000円~44,000円
・月々:2,834円~3,667円
自動車保険の保険料を安くする方法
自動車保険を安く抑える方法はあるのでしょうか。ここからは、自動車保険の保険料を安くする方法を紹介します。
補償内容を見直す
自動車保険の補償内容を見直すと保険料を抑えられる場合があります。例えば、車両保険を「一般条件」から「車対車(エコノミー)」に変更したり、免責額を「ゼロ」から「10万円」に引き上げたりすると、保険料が下がります。
補償範囲を見直す
補償範囲を見直すことも保険料を抑える方法のひとつです。例えば、運転者の範囲を「本人・配偶者限定」にすると保険料の割引が適用されます。
他の保険と同じ会社の自動車保険を選ぶ
自動車保険だけではなく、生命保険や個人年金保険などを同じ保険会社の保険商品にまとめることで、保険料を抑えられる可能性があります。同一の保険会社で自動車保険と他の保険に加入すると保険料を節約できる可能性があります。
車に安全装備をつける
自動車保険は、安全装備や防犯装置が装着されていると割引きされる場合があります。特に、防犯装置である「イモビライザー」が装備されていると保険料が安くなることが多いでしょう。安全装備や防犯装置による保険料の割引の有無や割引率は、各保険会社によって異なるため事前に確認しましょう。
執筆者: 外車王編集部
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