2021年09月15日

マイカーローンの審査項目とは。審査に落ちてしまう理由や審査に通りやすくする方法も解説

車は安い買い物ではありません。新車であれば安くても100万円以上、中古車でも数十万円以上のお金が必要です。しかし、一度に多くの貯金を減らしてしまうのが不安だったり、そもそも多額の貯蓄がなかったりします。そこで、マイカーローンを利用すると貯蓄を減らすことなく車を買うことができます。ただし、ローンには審査があるため、審査項目を事前に確認しておくことが大切です。そこで今回は、マイカーローンの審査項目や審査に落ちてしまう理由、審査に通りやすくする方法を解説します。


マイカーローンの審査項目


マイカーローンの審査項目は、職業、年収、雇用形態、他社からの借り入れ・返済状況、クレジットカードの支払状況などです。審査の目的は、支払能力や信頼性などを測ることです。ここからは、マイカーローンの審査項目について詳しく解説します。


年収や雇用形態


年収や雇用形態は、マイカーローンの審査で必ず見られる項目です。借入額や月々の返済額と収入のバランスを確認されます。


また、雇用形態を見られる理由は、会社員や自営業、パート・アルバイトなどで収入の安定度が異なるためです。毎月一定の収入がある会社員は、ローンの審査に通りやすいです。一方で、月々の収入が不安定で年収にばらつきがある人は、ローンの審査が通りにくかったり、借入額が低くなったりします。


他社からの借入状況


マイカーローンの審査では、他社からの借り入れ・返済の状況もチェックされます。他社から多額を借り入れていたり、年収に対する月々の返済額が高すぎたりすると、審査で不利になります。


金融事故の履歴


金融事故とは、返済の遅滞や未納、強制解約、自己破産などのトラブルのことです。金融事故があると、クレジットやローンの契約・申し込みに関する情報である「信用情報」に記載され、5~10年間にわたり記録が残ります。


また、直近で他社に借り入れを申し込んでいるかどうかもマイカーローンの審査で見られる情報の1つです。一気に多数の金融機関に借り入れを申し込むと、「お金に困っている」と判断され、審査に通りにくくなります。


マイカーローンの審査基準には差がある


マイカーローンには、銀行のローンやディーラー・自社ローンなどがあります。一般的に、銀行のマイカーローン・オートローンは、金利が低いのがメリットですが厳しい審査基準を設けています。ディーラー・自社ローンは、金利が少し高いものの審査が銀行よりも緩い傾向があります。


銀行のローンとディーラー・自社ローンの審査基準が異なることには、担保の有無が関係しています。銀行は車を担保にしないことで貸し倒れのリスクが高いため、審査が厳しくなります。一方で、ディーラー・自社ローンでは、購入する車を担保にするため、審査基準を緩くできるのです。


マイカーローンの審査に通らない原因


マイカーローンの審査が通らなかった場合、何が原因なのでしょうか。マイカーローンの審査に落ちる理由には、審査基準を満たしていなかっただけでなく、虚偽の申告や直近での借り入れ申込社数が多かったために、審査に通らなかったということが考えられます。ここからは、マイカーローンの審査が通らない原因を解説します。


年収や雇用形態などを偽った


マイカーローンを含めたローンの審査を受ける際は、年収、雇用形態、勤務先などの情報を申告します。これらの情報に虚偽があった場合、ローンの審査が通りません。


また、偽った年収や雇用形態で審査に通っても、後で虚偽が発覚した場合、ローンの強制解約や一括返済を求められることがあります。


強制解約をされてしまうと、信用情報に強制解約したことが記載され、次のローンの審査が通らなくなってしまうこともあるため、虚偽の申請をするべきではありません。


同時に複数のローンに申し込んだ


複数のローンに同時申込みをすると、信用情報にその履歴が残ります。短期間に複数回の借り入れ申込があった場合、お金に困っていたり、返済能力を上回る無理なローンを組もうとしたりしていると判断されてしまい、ローンの審査が通りにくくなってしまうのです。


マイカーローンの審査に通りやすくする方法


マイカーローンの審査は、頭金を多く出したり、他社からの借入残高を減らしたりすると、審査に通りやすくなります。ここからは、マイカーローンの審査に通りやすくする方法を解説します。


頭金を多めに出す


頭金を多くすると、ローンの借り入れ金額を減らすことができるため、審査に通りやすくなります。また、頭金を多くすると、月々の支払金額を下げることもできるのです。貯蓄額を踏まえて、無理のない範囲で頭金を支払いましょう。


他社からの借入残高を減らす


他社から借り入れているローンの支払い期間が長かったり、残債額が多かったりすると、ローンの審査が厳しくなる可能性があります。そのため、繰り上げ返済したり、一括返済したりして、他社からの借入残高を減らすと審査に通りやすくなるでしょう。


また、他社のローンの支払いが滞っていたり、未納だったりすると審査に通らないことがあります。日頃の支払いは確実に行い、遅滞がないようにしておきましょう。


マイカーローンの審査にかかる時間は?


マイカーローンの審査の時間は、銀行のローンとディーラー・自社ローンによって異なります。


銀行は、厳しく慎重な審査を行うため、1週間前後の日数がかかるケースが多いです。一方、ディーラー・自社ローンは、独自の基準で審査を行うため、短時間で審査結果が出ます。早い場合には、即日審査を行い、数時間後に審査結果が出るケースもあるようです。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


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