車を売却するときに必要な書類とは?車の種類によって準備する書類が違うので注意
車を売却するときには、売る側が準備する書類、業者が準備してくれる書類などが必要です。また、普通自動車と軽自動車によって書類の種類が異なるため注意が必要です。ここでは、車を手放すときの必要書類を一覧で紹介します。売却するときの参考にしてみてください。
目次 ▼
車の売却に必要な書類
車を売却するときの必要書類は複数あるため、自分で何を用意したら良いのか悩んでしまいます。注意が必要なのは、普通自動車と軽自動車で必要書類が異なることと、自分で用意する書類と業者が用意する書類があることです。ここからは、車を売却する時に必要な書類を一覧で紹介します。
普通自動車の場合
普通自動車を売却するときは、合計7種類の書類と実印が必要です。このうち、自分で用意するものは、5種類の書類と実印です。用意する書類のほとんどが車検証入れなどにまとめて保管してあるもののため、書類の準備にはそれほど時間はかからないでしょう。別途手配が必要な書類は、印鑑登録証明書2通と実印のみです。
用意が必要な書類
・自動車検査証(車検証)
・印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のものを2通)
・自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
・自動車納税証明書
・リサイクル券(預託済みの場合)
・実印
業者が用意する書類
・譲渡証明書
・委任状
軽自動車の場合
軽自動車を売却するときは、合計5種類の書類と印鑑が必要です。このうち、自分自身で用意するものは、4種類の書類と印鑑です。軽自動車を売却するときには、車検証入れなどに保管している書類と印鑑を準備するだけで済みます。
用意が必要な書類
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
・軽自動車納税証明書
・リサイクル券(預託済みの場合)
・印鑑(認印可)
業者が用意する書類
・自動車検査証記入申請書
追加で書類が必要になるケース
先述した書類の他、追加で書類が必要になるケースがあります。引っ越しをしたときや、戸籍上の名前を変更されたときは、必要に応じて次の書類が必要です。
住民票(引っ越し1回の場合)
引っ越しが1回の場合、車検証に記載されている住所と現住所が異なるため、住民票が必要です。住民票には現在の住所に加え、以前住んでいた住所も記載されるため、車検証の持ち主であることを証明できます。
戸籍の附票(引っ越し2回以上の場合)
戸籍の附票は、引っ越しを2回以上した場合に必要な書類です。車検証の住所から現住所まで、2回以上の引っ越しをした場合、戸籍の附票により車検証の持ち主であることを証明します。
戸籍謄本(名前が変わっている場合)
車検証の名義人の名前と住民票の名前が異なっている場合、戸籍謄本が必要です。
お得に売却できる可能性がある書類
車を売却するとき、少しでも高い評価を得るためには、書類を揃えておくことが大切です。ここからは、お得に売却できる可能性が高まる書類を紹介します。
整備記録簿
点検整備記録簿(記録簿・メンテナンスノート)は、これまでに行った定期点検の日付や内容などが記録されている書類です。車が点検を受けている証拠となるため、売却時に高く評価されることがあります。
車の取扱説明書や保証書
車の取扱説明書や保証書も車を売却するときにプラス評価になる書類です。点検整備記録簿とあわせて保管しておきましょう。
書類の入手方法
車を売却するときに必要となる書類は、どのように入手すればよいのでしょうか。ここからは、必要書類の入手方法について解説します。
役所で入手可能な書類
役所で入手可能な書類は、「印鑑登録証明書」、「住民票」、「戸籍の附票」、「戸籍謄本」です。また、「印鑑登録証明書」と「住民票」は、マイナンバーカードがあればコンビニでも発行できます。
すでにお持ちの書類
すでに手元または車内にある書類は、「自動車検査証(車検証)」、「自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「自動車納税証明書」、「リサイクル券」です。これらの書類を紛失している場合には、再発行して入手する必要があります。
書類の再発行方法
書類によって再発行の申請先が異なります。再発行の方法と申請先について、書類別にみていきましょう。
自動車税納税証明書(納税証明書)
自動車税納税証明書の再発行するときの申請先は、普通自動車と軽自動車で異なります。普通自動車は、各都道府県の自動車税事務所および支所、または各県税事務所です。一方、軽自動車は、市区町村の窓口で申請します。
県税事務所や市役所などに出向けば、当日に再発行可能です。また、郵送による再発行申請も可能ですが、数日を要する場合があります。
自動車検査証(車検証)
自動車検査証(車検証)の再発行は、運輸支局または、自動車検査登録事務所で申請します。普通自動車の場合は管轄の運輸支局、軽自動車の場合は自動車検査登録事務所に必要書類を持参して手続きをします。また、代理人が申請をするときは所有者の印鑑を押印した委任状が必要です。
自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
自賠責保険証明書の再発行は、加入した保険会社に依頼します。再発行にかかる費用は、自分で手続きすれば基本的に無料です。
リサイクル券(リ券)
リサイクル券は、自動車リサイクル法で支払いが義務付けられているリサイクル料を納入したことを証明する書類です。また、リサイクル券は再発行ができません。しかし、預託証明書(リサイクル券)が必要な場合は、「自動車リサイクル料金の預託状況」が証明の代わりとなります。車を売却するときは、ホームページにアクセスし、車検証に掲載されている車台番号や登録ナンバーを入力し、預託状況確認画面を印刷して提出すれば問題ありません。
執筆者: 外車王編集部
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