2021年08月20日

車を売却するときの流れや注意点にはどのようなことがあるのか。車の売却手順や気を付けるべきことを解説

車をスムーズに売却するには、事前に売却の流れや注意点をチェックしておく必要があります。車を売却するときは、どのような流れになるのでしょうか。ここでは、車の売却の流れや注意点、売却方法、車の売却にまつわるトラブルを解説します。車の売却を検討している人は参考にしてみてください。


車を売却するときの流れ


車を売却するときの流れを4つの手順で解説します。一般的な売却の手順は、「売却先を決める」、「査定を受ける」、「必要書類を提出する」、「車両の引き渡し」です。ここからは、それぞれの手続きを解説します。


1.売却先を選ぶ


まず、車の売却先を選びます。主な売却先は、ディーラー、買取店/買取業者、個人などです。どの売却先に買い取ってもらうかは、車の種類や買取額によって決めることをおすすめします。また、複数の売却先をピックアップして査定してもらうと良いでしょう。


2.査定を受ける


売却先の候補をいくつかピックアップしたら査定を受けます。ディーラーや買取業者の場合には、査定員が車の評価をします。個人で売買する場合には、相場をもとに売り手と買い手が相談して価格を決めることが一般的です。


業者に査定してもらうときは、複数の業者に査定の依頼をして、買取額の比較や値上げ交渉をしましょう。買取額の比較検討をした後に、納得できる業者で売買契約を締結します。


3.必要書類を提出する


売却先に必要書類を提出します。


必要書類には、「車検証(自動車検査証)」、「自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「リサイクル券」、「自動車/軽自動車納税証明書」、「印鑑証明書(軽自動車を除く)」、「実印(普通車)」、「印鑑(認印可、軽自動車の場合)」です。


必要書類を提出するタイミングは、売買契約直後、車両引き渡し後、売買契約から車両引き渡しまでの間など、ケースバイケースとなります。書類を渡すタイミングは、業者と相談して取り決めておきましょう。


4.車の引き渡し


契約の時点で取り決めた期日までに車両の引き渡しを行いましょう。


車両の引き渡しをするタイミングは、業者によって異なります。ディーラーの下取りでは、次の車を納車するタイミングで車を引き渡すのが一般的です。買取業者の場合は、売買契約直後、または契約時に取り決めた期日までに引き渡します。個人売買の場合は、業者と同じように契約をしたときに、車両引き渡し日を決め、期日までに車両を引き渡すのが一般的です。


車の売却方法4つ


車の売却方法は主に4つです。ここからは、車の売却方法について解説します。


買取店・買取業者


買取店・買取業者は、車の買取を主な業務としています。そのため、純正のノーマル車両だけでなく、カスタマイズした車や改造した車の買取もしてくれる場合が多いです。また、車の売却額を現金として受け取ることもできます。


オークションを利用した個人売買


オークションを利用した個人売買は、フリマサイトなどのインターネットを通じて個人が個人に車を売却する方法です。個人売買の場合、買取店・買取業者やディーラー下取りのように、多くの中間業者を通すことがないため、高値で売却できますが、保険や名義変更などの手続きを自分たちで行わなければなりません。


友人や親戚などとの個人売買


友人や親戚などの個人売買は、互いに面識のある人に車を売却する方法です。知っている人に車を売却するため、契約書や細かな取り決めを省略してしまうことがあります。ただし、契約書や細かな取り決めを省略すると、大きなトラブルになってしまうこともあるため、細かな取り決めは略さないようにしましょう。


ディーラーや販売店の下取り


ディーラーでの下取りは、次の車の購入を条件に車を売却することです。現在乗っている車の売却額は、次の車の購入費用に充てます。そのため、買取額を現金で受け取ることができません。下取りでは、車の売却と購入をひとつの店舗で完結できるため、手間を少なくできるというメリットがあります。


車の売却でよくあるトラブル


車の売却にまつわるトラブルは、必ず起こるというものではありません。しかし、売却するオーナーのことよりも、利益を優先する業者がわずかながら存在しているため、トラブルが発生することがあります。ここからは、車の売却でよくあるトラブルを紹介します。


売却までに時間がかかりすぎて売却額が下がる


車の売却までに時間がかかってしまい、当初の評価額から下がってしまう可能性があります。車の価値は一般的に、時間の経過とともに下がっていくことがほとんどです。そのため、売却を検討しているときは、なるべく早めに売却することをおすすめします。


売却後に見覚えのない傷を指摘される


売却の契約をした後に、傷やへこみがあったと指摘され、減額を求められることがあります。売買契約は、車の状態を確認してから締結するため、身に覚えのない傷やへこみなどに対する減額に応じる必要はありません。


ただし、傷やへこみ、修理したことを隠して売買契約をした場合、売り手が虚偽の申告をして売却したことになり、売買契約が決裂することがあります。売却する際は、車の状態を隠さずに申告しましょう。


二重査定で減額される


二重査定による減額とは、売却の契約をした後に車を再査定し、事故歴や修復歴があったとして、減額を求めてくることです。再査定で見つけた修理跡や修復歴は、買取業者が見落としたことによるミスであるため、基本的に減額に応じる必要はありません。もし、二重査定による減額を求められた場合には、JPUCの車売却消費者相談室に相談すると良いでしょう。


車を売却するときの注意点


車を売却するときには、注意しなければならないことがあります。ここからは、車を売却する際の注意点を解説します。


事故歴・修復歴を申告する


事故歴や修復歴は隠さず申告しましょう。車の査定員は、毎日のように車を査定しているプロであるため、事故歴や修復歴を隠していてもバレてしまいます。また、事故歴や修復歴を隠すと虚偽の申告になり、売買契約が白紙になってしまうこともあります。事故歴や修復歴を隠すことは、自分が不利になるだけですので、正直に申告しましょう。


税金は基本的に還付されない


車の売却では、基本的に税金が還付されません。税金が還付されるのは、抹消登録したときだけです。ただし、買取業者によっては、自動車税を月割で還付してくれる場合があります。


一括査定サイトの利用は慎重に検討する


一括査定サイトは、一度の情報入力で複数の買取業者に査定申し込みをするサイトです。少ない手間で多くの業者に問い合わせできるため、どのような買取業者に依頼すれば良いのかわからないときや複数の業者に問い合わせる時間がないときに便利なサービスといえるでしょう。


ただし、一括査定サイトを利用すると、複数の買取業者から査定日時を調整する連絡がくる場合があります。一括査定サイトは、売却意思が明確になってから利用することをおすすめします。


車の売却相場を確認しておく


車の売却相場を調べましょう。車の売却相場は、日々変動しているだけでなく、同じ車種であってもグレードや装備の違いによって変わります。中古車販売サイトや口コミ掲示板などで売却価格の情報を収集し、ご自身の車の売却相場を調べてから査定依頼をしましょう。相場よりも著しく低い売却額を提案された場合は、その根拠を確認してみてください。


 

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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