車のローンは銀行とディーラーのどちらが良いのか?カーローン・オートローンの借り入れ先を比較
車をローンで購入するとき、ディーラーで組むローンと銀行のオートローン・カーローンのどちらを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。それぞれの特徴を踏まえ、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。ここでは、それぞれのローンの特徴を解説するとともに、どのような人におすすめなのか解説します。
ディーラーの自動車ローンとは
ディーラーの自動車ローンは、ディーラー(販売店)が提携しているローン会社や信販会社と契約するローンのことです。購入する車を担保とするため、審査に通りやすいといった特徴があります。ただし、車を担保とするため、車検証の所有者はローン会社や信販会社になります。そのため、売却したい場合や完済後に所有者を自分名義にしたい場合には、ローン会社や信販会社に所有権解除の申し入れて、手続きしなければなりません。
銀行の自動車ローンとは
銀行の自動車ローンは、銀行が提供するローンのひとつです。購入する車を担保にしないため、ローン審査の基準が厳しい傾向があります。銀行の自動車ローンの場合は、車検証の所有者を自分名義にできます。そのため、売却時やローン完済時に所有権解除の手続きをする必要がありません。
ディーラーと銀行の自動車ローンの比較
ディーラーと銀行の自動車ローンにはどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、「金利」、「審査時間」、「審査基準」、「返済期間」の違いを比較します。
金利
ディーラー:高い
銀行:低い
金利は、ディーラーよりも銀行の方が低いです。一般的にディーラーローンの金利が3%~9%程度であるのに対し、銀行は1%~4%程度となります。数パーセントの違いですが、借入額が数百万円になると利息が数十万円も変わります。
審査時間
ディーラー:短い
銀行:長い
審査時間は、ディーラーよりも銀行の方が長いです。ディーラーローンの審査は約30分~約1時間ほどですが、銀行ローンの場合は1日~3日ほどかかることがあります。また、銀行ローンは営業日のみの審査となるため、土日祝を挟むと審査時間がさらに長くなります。
審査基準
ディーラー:緩い
銀行:厳しい
審査基準は、ディーラーよりも銀行の方が厳しいです。ディーラーローンの場合は、購入する車を担保とするため、貸し倒れが起きても車の売却額をローンの返済に充てられます。そのため、貸し倒れリスクが低いことから、審査が緩めになります。一方、銀行はローンは、車を担保としないことで貸し倒れリスクが高いため、審査基準が高く設定されているのです。
返済期間
ディーラー:短い
銀行:長い
返済期間は、ディーラーローンの方が短く、銀行ローンの方が長いです。ディーラーローンは多くの場合に3年~7年ほどの返済期間となります。一方、銀行ローンはディーラーローンよりも長期にわたって借り入れることもできます。返済期間は、各ディーラー・各銀行によって異なるため、事前に最短返済期間と最長返済期間を確認しておきましょう。
ディーラーローンがおすすめな人
ディーラーローンは、審査時間が短く、販売店(ディーラー)で手続きを完結できるため、ローンの手続きに手間をかけたくない人におすすめです。ただし、金利が高く、返済期間が短く設定されるため、月々の返済額が高額になりやすいです。
銀行のカーローンがおすすめな人
銀行のローンは、低い金利で長期にわたって借り入れられるため、1台の車を長く乗る場合や総額の出費を抑えたい場合におすすめです。ただし、返済期間中に車を乗り換える場合、新たなローン審査に通らなくなってしまう可能性があります。生活環境が大きく変化して、やむを得ず乗り換えることになる可能性が高い場合は、返済期間をむやみに長く設定しない方がよいでしょう。
また、住宅ローンを利用している銀行と同じ銀行のカーローンを利用すると、金利が優遇される場合があるので、担当者に確認をとってみてください。
執筆者: 外車王編集部
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