2021年06月15日

車の選び方とは。選ぶ前に確認しておくことや手順についても紹介

車選びで後悔しないためには、車種ごとの特徴や価格帯をしっかりと理解しておく必要があります。さらに車選びは、目的や使うシチュエーションによって、全く異なる選択を迫られることがあるため、総合的に判断することが求められます。 ここでは、車を選ぶ前に確認しておくべきことや選ぶときの手順について解説します。また、おすすめの車のタイプについても紹介しますので、参考にしてください。

車を選ぶ前に確認しておきたいこと



車に対して重視するポイントは人によって様々です。車に乗る人数や用途、さらには予算なども踏まえて、自分や家族とってベストといえる車を選びましょう。

ここでは車選びの際に確認しておくべきことを6つの項目に分けて解説します。




用途



車は、用途を踏まえて選ぶ必要があります。例えば、街乗りメインなのか、それとも高速も乗るのかなどといった点です。この2点を見ただけでも選ぶ車は全く違ってきます。街乗りだけなら軽自動車でもよいかもしれませんが、月に何百kmも走るのであれば、乗り心地や走行性能、安全性などが気になってくるのではないでしょうか。

他にも最近流行りのSUVであれば、オフロード性能の有無や積載量も考慮する必要があります。


予算



予算や支払い方法も車選びにおける重要な要素と言えます。例えば、現金払いしか選べない場合は、候補となる車種が自然に絞られるでしょう。

ローンを組む場合も、ローンの組み方や頭金によって選択できる車が大きく変わります。例えば、月々20,000円で48回払いなら中古車が現実的な選択肢になりますが、月々30,000円で60回払いなら新車のコンパクトカーが選択肢に入ってきます。

さらに今乗っている車が100万円以上で売却できたとしたら、国産ミニバンや輸入車コンパクトカーが購入可能になります。


乗る頻度や走行する道の特性



乗る頻度が多いほどに、事故にあう確率が上がります。そのため、乗る頻度が多い場合は安全装備が充実したグレードを選んだ方がよいでしょう。また、高速道路を頻繁に走る場合は、楽にスピードが出るエンジン、さらにはクルーズコントロールのような高速道路の運転の負担軽減に役立つ機能などが求められます。


地域の特性



地域の特性も車種選びに大きく関係してきます。例えば、北海道のような雪国では四輪駆動車が必須です。また、狭い道路が多い都内の住宅街であれば、小回りの利くコンパクトカーが重宝されます。また、雪国は単純に四輪駆動車ならどの車でもいいわけではなく、雪上性能も慎重に見る必要があります。専門知識が求められるため、ディーラーに相談して選ぶ方がよいでしょう。


自分や家族の安全性に対する考え方



自分や家族の車の安全性に対する考え方を踏まえ、必要な安全装備を絞り込みましょう。例えば、自分は自動ブレーキの性能が高ければよいと考えていたとしても、家族は運転支援機能の性能を重視するかもしれません。また、この逆も考えられます。大切なことは、インターネットなどの情報に惑わされることなく、冷静にその車の安全性能を分析することです。


乗車人数



乗車人数が用途や家族構成に合致しているか確認しましょう。車を購入後、「ここまで大きな車は必要なかった」などと感じることになるでしょう。反対に、乗車人数が少なすぎる車を選んでしまった場合には、買い替えを余儀なくされる恐れがあります。ライフスタイルは想定を超えて変化する可能性がありますので、買い替えを見越してリセールバリューが高い車を選ぶというのも、ひとつの方法といえるでしょう。


車を選ぶときの手順



自分にあった車を手に入れるために、しっかりとした手順を踏んだうえで購入計画を進めることが大切です。まずメーカーを選び、次に車種を選びます。最後に新車と中古車のどちらを選ぶかを決めます。また、新車にはあらかじめ決めておかなければならないオプションがあります。ここでは、車を選ぶときの手順について解説します。


1.メーカーを選ぶ



車の選び方がわからない人は、いきなり車種を決めるのではなく、まずはメーカーで絞るとよいかもしれません。メーカーから選ぶことである程度の共通した傾向を掴むことができます。例えば、運転性能が優れた車種が多い、安全装備が充実している車種が多いなど、メーカーによって特徴が異なります。ただし、自動車の電動化などの影響で、今後方針転換を図るメーカーが出てくることが予想されます。したがって、メーカーの特徴や傾向は慎重に見極める必要があります。


2.車種を選ぶ



まずは見た目が気に入った車種をピックアップし、その中から使い勝手や価格などの条件が合致した車種を絞り込みましょう。デザインが気に入らない場合、なかなか愛着がわかなくなり、早期に乗り換えることになる可能性があります。

さらにカーライフを充実させるためには、グレード選びも重要です。ディーラーにグレードごとの違いを詳しく説明してもらい、デザインやエンジン性能、価格などを比較して慎重に選びましょう。


3.新車か中古車か選ぶ



欲しい車が現行車であれば新車を選ぶのが一般的です。対して中古車は、新車で検討していた車種が予定していた予算を超えていたときなどに有効な選択肢になります。

例えば、新車では手が届かないグレードが中古車で1~2割も安い価格で流通する場合があります。また、市場に流通している中古車は状態も価格も様々です。走行距離や事故歴などと価格を比べて、大体の相場を掴んだうえで選びましょう。


4.新車の場合はオプションを検討する



新車を購入する場合はメーカーオプション、ディーラーオプションを検討しましょう。メーカーオプションとは、工場出荷時に取り付けられるオプションです。例えば、安全運転支援システム、ナビゲーションシステム、エアロパッケージなどが挙げられます。メーカーオプションではキャンセルできないため、慎重に選ぶ必要があります。

ディーラーオプションとは、工場出荷後に取り付けられるオプションのことです。フロアマット、ETC、ドライブレコーダーなどがあります。


おすすめの車のタイプ



車のタイプとは、セダン、SUV、スポーツカーなどのボディタイプのことです。それぞれのタイプは、使用目的に合わせて作られています。例えば、SUVであればアウトドアなどの利便性を高めた作りになっていますし、スポーツカーなら走りに特化しているので高速道路やワインディングを気持ちよく走ることができます。

ここでは、それぞれのタイプの特徴と、どのような人におすすめなのかをわかりやすく解説しますので、参考にしてください。


軽自動車



軽自動車は、近所の買い物などがメインで維持費を抑えたい人におすすめです。軽自動車は昔から根強い人気を誇っており、その勢いは増すばかりです。普通乗用車に比べて圧倒的に安い税金、狭い道でもスムーズに走れるなど、軽自動車ならではの魅力があります。また、近年は普通乗用車に引けを取らない走行性能や先進安全装備を備えたモデルも多く登場しています。



コンパクトカー



コンパクトカーは、走行性能やデザイン性、安全性などのバランスに優れており、価格帯、も200万円前後~と手頃なため、高い人気を誇っています。日本の道路事情にも適しているため、運転が苦手な方でも選びやすいでしょう。


セダン



セダンは国産車・輸入車を問わず、多くのメーカーから販売されています。乗り心地と走行性能に優れています。ただし、全長がかなり長いため、狭い駐車場だと不便に感じるかもしれません。1人暮らしから4人家族まで対応できます。


SUV



SUVと言えばオフロード性能に特化したモデルが大半でしたが、現在はオンロード性能を重視したモデルが主流になっています。また、幅広い車種構成も特徴のひとつで、全長が4mを切るコンパクトなモデルから5mを超える大型なモデルまで選べます。広い居住空間を持ち合わせながら、広い荷室も実現しているため、キャンプや家族旅行のときも快適に使えるでしょう。さらにハンドリングや動力性能がセダンに近づいてきているため、走りも楽しむことができます。


スポーツカー



スポーツカーは、スポーツドライビングをとことん楽しみたい人におすすめです。例えば、6MTをテンポよくシフトアップしていけば、爽快な加速フィーリングを味わうことができます。また、専用設計のサスペンションやシャーシを採用しているため、軽快なフットワークとハンドリングを存分に楽しめます。さらに近年のスポーツカーは快適性も備わっていますので、長距離ドライブも難なくこなしてくれます。


ステーションワゴン



ステーションワゴンは、ターボエンジンと4WDを組み合わせた高性能なモデルが多い傾向にあります。そのため、SUV並みの使い勝手とセダン直系の走行性能を求める方におすすめです。近年はSUVに押され気味で市場も縮小傾向ですが、市場の動向に左右されず高い人気を誇り続けるモデルが存在するため、今後も一定の需要が見込まれます。

外車王編集部

執筆者: 外車王編集部


輸入車において総合的にサービス展開する外車王の知見を活かし、中古車の購入やお乗り換え、売却に関わる様々なノウハウをプロの視点でお届けしています。

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