新車の購入で失敗しないための注意点とは。新車購入の流れや購入後にすることも解説
新車の購入で後悔しないためには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。新車の購入には安くても100万円程度はかかるため、失敗したときの金銭的なダメージは大きいと言えるでしょう。この記事では、新車を購入するときの準備やタイミング、新車購入の流れや納車後にするべきことを解説します。
新車を購入する前の準備
新車を購入する前には、「予算決め」や「車種選定」をするだけではなく、「支払方法」や「駐車場サイズ」も確認しなければなりません。また、少しでも安く購入したい場合は、「値引き相場」も確認しておく必要があります。それぞれどのような準備をすればよいのでしょうか。
予算を決める
車の購入費用は、サイズや車格、グレードやオプションなどで変動します。新車を購入するときには、予算を事前に決めておくことが大切です。また、ローンで新車を購入する場合、頭金をいくら入金するか、月々の支払額と支払期間をどのくらいに設定するのかなどを決めておく必要があります。
車種を決める
車種選定をするときは、第3候補程度まで決めることをおすすめします。それぞれの車種・グレード、装着しておきたい装備を決めましょう。複数の候補を挙げておけば、第1候補の車がオーダーストップなどの理由により購入できないときに、最初から車種を選び直す必要がありません。また、複数の候補があれば、候補がライバル車種となり、相見積もりをとり競合させることができます。
支払い方法を決める
支払方法には、一括払いやローン払いがあります。一括払いの場合、一度に多くの現金を支払わなければならないため、貯蓄額とのバランスに注意しましょう。ローンの場合、一度に多くの資金がなくなることはないものの、一定の期間にわたり一定の額が毎月引き落とされます。
支払能力以上のローンを組むことで、月々の返済を滞納するリスクが高まるため、予算を大幅に超える車をローンで無理に購入してはいけません。また、一括払い・ローンのいずれの場合も頭金を請求されることがあるため、新車購入総額の10%以上の現金を用意しておくと安心です。
駐車場を確保する
新車・中古車を問わず車を買う場合には、駐車場の確保が必要です。初めて車を購入するときは、購入前に駐車場の確保をしておく必要があります。また、駐車場の長さ・幅・高さは、間違えないようにチェックしましょう。立体駐車場に車を停める場合、高さ制限や幅制限があることがほとんどです。購入後に、駐車場に入らないことが発覚する事態を避けるためにも、車が駐車場に入るかどうか、事前に確認しましょう。
値引きの相場をリサーチする
新車を購入するとき、少しでも安く購入できた方がお得に感じることができるでしょう。多くの車は、車両本体値引きやオプション値引きをしてくれます。購入しようとしている車種の値引き相場は、インターネットや車情報誌などに掲載されていることがあるため、事前に確認しておきましょう。
新車を購入するタイミング
新車を購入するタイミングは、「安くなる時期」や「結婚・出産」など、時期や環境が変化するときが挙げられます。ここからは、新車購入のタイミングにおすすめな時期を詳しく解説します。
安くなる時期
新車を安く買える時期は、1年間に数回あります。例えば、決算月とボーナス支給月は、販売店が車を多く販売したい時期であるため、値引き額が増える傾向にあります。また、マイナーチェンジで仕様が変わるときやフルモデルチェンジで新型車に変わるタイミングも、販売店が在庫を一掃したい時期のため、新車を安く購入できます。
結婚したとき
結婚は、生活環境が大きく変化するタイミングであるため、新車を購入するのに適した時期です。将来のことを考えて、使い勝手のよい車や複数乗車できる車を購入する人も少なくありません。
子供ができたとき
子どもができたときは、新車購入を検討する時期のひとつです。カーシェアやレンタカーでは、チャイルドシートの脱着に手間がかかったり、何かあったときにすぐに借りられなかったりすることがあります。子どものケアをするためにも、自分の車の方が利便性がよいことが多いため、車の購入を検討するのに適した時期と言えるのです。
新車を購入するときの流れ
新車は、どのような手順で購入する流れになるのでしょうか。ここからは、新車購入の流れを解説します。
1.ディーラーに相談する
新車の購入を検討し始めたときは、ディーラーに相談しましょう。ディーラーに足を運び、実際の車を見ると、カタログなどではわからなかった車の特徴やサイズがわかります。
2.車種を確定する
ディーラーでは、さまざまな車を用意しているため、目的や予算に応じた車種を複数提示してくれます。その中から、自分にあった車種・グレードを選びましょう。
3.オプションを選ぶ
車種・グレードが決まったらオプションを選択しましょう。オプションには、「メーカーオプション」と「ディーラー・販売店オプション」があり、それぞれ特徴が異なります。
「メーカーオプション」は、車を作る工場で取り付けるオプションであり、同時に後付けするのが難しいオプションでもあります。「ディーラー・販売店オプション」は、販売店での取り付けができるオプションで、後付けができます。
後付けできないメーカーオプションは慎重に選びましょう。「ディーラー・販売店オプション」は、納車後でも追加できます。
4.必要に応じて値引き交渉する
車種・グレードが決まり、オプションまで決まったところで、最終的な支払額が算出されます。このタイミングで、必要に応じて値引き交渉をしましょう。値引き交渉の手段には、「端数を切ってもらう」、「キリがいい数字にしてもらう」、「ディーラー・販売店オプションで装着しようとしていた装備をサービスしてもらう」などがあります。
5.契約する
契約時には、契約書の内容を細部まで確認しましょう。また、不明点がある時には契約前に質問をしてください。総支払額だけに注目してしまうと、「頼んでもいないオプションをつけられていた」、「想定外の費用がかかっている」といった事態に気づけません。
また、下取り車がある場合には、下取り額がいくらなのか確認しましょう。下取り額があまりにも安い場合は、下取り額の増額を交渉するのも1つの方法です。
6.必要に応じてローン契約する
新車を購入するときの支払方法のひとつに、分割払いローンがあります。ローンの契約には審査が必要なため、必ず利用できるとは限りません。また、ローン審査には身分証明書のコピー、年収や勤務先などの情報の提供が必要です。
新車を購入するときの注意点
新車を購入するときは、後悔するのを防ぐためにいくつかの注意点を押さえる必要があります。ここからは、新車を購入するときの注意点を解説します。
予算を大幅に超える車の購入は避ける
新車を購入するときは、なるべくいいものを買いたくなりますが、予算を大幅に超えないように注意が必要です。予算を超える額であっても組みやすいローンとして「残価設定型」があります。残価設定型ローンの場合は、月々の支払額を抑えられる代わりに、支払いの最終回の金額が大きくなる可能性があります。最終支払額のことまで考えてローンの設定や契約をしましょう。
なるべく試乗する
候補となる車を試乗して、乗り心地や走行感覚を確認しましょう。ただし、車種によっては、試乗できません。この場合は、購入を検討している車に近いモデルを試乗して、走行面での不満がないか確かめるとよいでしょう。
新車が納車されてからやること
納車時や納車後には、やるべきことがいくつかあります。ここからは、納車のタイミングでチェックすること、納車後にやらなければならないことをご紹介します。
外装と内装の傷をチェック
新車が納車されるときは、外装と内装に傷がないか確認しましょう。納車するタイミングで傷の確認をしておくと、「納車後に傷が見つかった」などのトラブルを防ぐことができます。
車庫入れの練習
新しく車を購入したり、乗り換えたりしたときは、車両感覚を掴むことに苦労することがあります。特に、駐車は苦労しやすい運転技術のため、買ったばかりの新車を傷つけないためにも、車庫入れの練習をすることをおすすめします。
任意保険への加入
車を購入したときは、任意保険に加入しましょう。任意保険の車両変更や新規加入の手続きは、ディーラーが代行できるケースがほとんどです。万が一に備えて、納車のタイミングで保険が適用されるように手続きをしておきましょう。
<h3>慣らし運転
現代の車は、慣らし運転が必要ないといわれています。しかし、実際には車は機械部品の集合体であるため、エンジンやトランスミッション、ブレーキ、タイヤなどの機械の動きをスムーズにする慣らし運転をした方がよいでしょう。新車が納車されてから最初の1ヶ月程度は、より丁寧な運転を心がけ、車を慣らすようにしましょう。
執筆者: 外車王編集部
検討中のオーナー様へ
-
買い替え時のお車のご売却は、
下取りより買取専門店が断然オトク -
外車王なら輸入車専門だから、
価値を見極めるノウハウで高額査定