2002年に発売されたベースはカブリオで、フルオープンカーとして製造されたモデルです。日本では25台が抽選、その後34台が一般的な予約販売で計59台しか販売されなかったのでかなり珍しい車と言えます。フロントウィンドウにはウィンドウリフレクターが付いており、本来ドアがあるはずの箇所にクッションパッドの付いたサイドセーフティーバーが装着されています。これはガス封入ダンパーの仕組みになっていて上下に稼働する上、アームレストにも使うことができます。そのため感覚としては車というより、車よりのバイクという感覚が合うかもしれません。屋根がないのでもちろんシートは撥水性で作られており、床パネルも樹脂製一体型となっています。一応ナイロン製トノカバーもセットとして付いてきます。エンジンはクーペとカブリオレに使われている598cc直3列のSOHCターボ・インタークーラーが付いているSUPREXエンジンをチューニングしたもので滑らかに走ります。