カイエンは、2002年に登場したポルシェ初のSUVです。最近でも人気の高いSUVにポルシェらしい優れた動力性能を加えたことで、一世を風靡し、高級SUVとしてのポジションを確立しました。初代からのキープコンセプトではありますが、現在では3代目が販売を続けています。高級車に分類されるカイエンですが、初代や2代目の一部は年式が古くなってきていることもあり、買取相場は下落しています。ここからは、中古車市場の中心になりつつある現行の3代目の買取相場について解説していきます。3代目は、2018年のフルモデルチェンジで登場しました。グレードは多岐に渡り、ベースグレードと上位グレードでは1,000万円以上の差があります。人気が高いグレードは「ターボ」「GTS」で、ちょうど中間ほどに位置するグレードです。ただし、他のグレードであっても基本的には高い価格帯であり、グレードだけで買取価格を区切ることはできません。また、次のフルモデルチェンジは先と考えられるため、しばらくの間は高値で推移していくと予想されます。