2010年から「MINIクロスオーバー」として販売されてきたMINIブランドのSUVが、海外と同様の「MINIカントリーマン」に改称され、2023年11月に発表されました。
「MINIカントリーマン」のベースとなるプラットフォームは、BMWの「X1」や「X2」と共通の「FAARプラットフォーム」が採用されています。ホイールベースは3モデルとも2,690mmで、先代のMNIクロスオーバーよりも20mm長くなっています。ボディサイズは、全長4,445mm×全幅1,845mm×全高1,660mmで、先代と比べて130mm長く、25mm幅広く、さらに65mm高くなっています。
グレード構成は、パワートレイン別に1.5L・直列3気筒ガソリンターボの「C」、2L・直列4気筒ディーゼルターボの「D」、2L・直列4気筒ガソリンターボの「S ALL4」、「S ALL4」と同じエンジンながら最高出力317psを誇る「ジョンクーパーワークス」の4種類です。加えて、初のBEVモデルも用意されます。グレードは1モーター前輪駆動の「E」と2モーター4輪駆動の「SE ALL4」で、ともに容量66.45kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載します。広い室内空間と高い走行性能を確保しながらも最大462km(欧州のWLTPモード)と、十分な航続距離を確保しています。