現在の「MINIクーパー」は、2001年に登場した初代から数えて4世代目のモデルにあたり、先代の3ドアの後継を担うモデルです。車名の「クーパー」は、クラシックミニの時代からスポーツモデルに与えられたグレード名でしたが、4代目からは晴れてモデル名となりました。(※2024年5月現在、5ドアとコンバーチブルの発売計画についてはアナウンスされていません。)
なお、先代の「クラブマン」は生産終了がアナウンスされているため、MINI史上初の完全電動クロスオーバーSUVとして登場したMINIエースマンが実質的な後継モデルとなります。また、先にフルモデルチェンジが実施された「MINIクロスオーバー」は、今回のフルモデルチェンジを機に同車の海外名である「MINIカントリーマン」に改称されています。
「MINIクーパー」のグレードは、ガソリン車の「クーパーC」「クーパーS」と、電気自動車(BEV)の「クーパーE」「クーパーSE」の全4種類です。電気自動車(BEV)は、意外にも日本におけるMINIの量産モデルとしては初となるため、今回のフルモデルチェンジの最も大きなトピックと言えます。ボディサイズは、原点回帰で小型化されるとの噂があったものの、先代とほぼ同等のサイズ感です。具体的には、ガソリン車が全長3,875mm×全幅1,745mm×全高1,455mm、電気自動車(BEV)が全長3,860mm×全幅1,755mm×全高1,460mmとなります。