ここでは、メルセデスAMG・Eクラスの現行型、「E53 4MATIC+」の買取相場を中心に解説していきます。Eクラスはベンツの中枢的なモデルで、サイズとしてはSクラスとCクラスの間に位置します。「E53 4MATIC+」は、E43に変わる形で2018年に登場しました。スターターと発電機を併せ持つISGを採用しており、エンジンと合わせて400ps後半の最高出力を発揮するAMGらしいモデルです。登場から2年後の2020年にはマイナーチェンジを行ない、現在、多くのAMGモデルに使用されている「パナメリカーナグリル」が採用されました。市場では、一目で新型のAMGとわかるマイナーチェンジ後のモデルが人気で、買取相場も合わせて引き上げられています。さらに、買取価格を引き上げるオプションとしては、「エクスクルーシブパッケージ」や「パノラミックスライディングルーフ」などです。高級感を引き立てる装備がAMGらしく、買取価格も高くなります。ボディカラーは「ブラック」「ホワイト」が安定して人気ですが、最近のベンツに多い「レッド」も次いで人気があります。「E53 4MATIC+」は現行型として販売が続いているため、買取相場は高値で推移していくでしょう。