メルセデスAMG・Cクラスクーペは、Cクラスの4代目、C205型として登場しました。基本となる4代目Cクラスよりは少し遅れて販売を開始しており、2016年からです。先代と比べてもスタイリッシュに変化した4代目のCクラスですが、クーペモデルのC205型は、Cクラスの中で最もスタイルの良いモデルと言えるでしょう。グレードは上から順番に、「メルセデスAMG C63 S クーペ」「メルセデスAMG C63 クーペ」「メルセデスAMG C43 4MATIC クーペ」と、他のメルセデスAMG・Cクラスと大きく違いはありません。市場規模としては小さくなく、常に一定数の車両が出回っています。価格帯はグレード順になることが基本ではありますが、最近はダウンサイジングの傾向が強いため、最小排気量を搭載するC43がC63よりも高額になることも珍しくはありません。スポーティなクーペであることから、「ブラック」「ホワイト」といったシンプルなボディカラーだけではなく、スポーツカーらしい「ブルー」も高い人気を誇ります。オプションでは「パノラマルーフ」が定番化しており、ボディカラーと人気オプションが揃っていれば、買取価格は高くなる傾向です。現行のCクラスではクーペがまだ販売されておらず、市場にはC205型しかありません。現状では希少性の高い車種になるため、今後も買取相場は高値で推移していくでしょう。